車の洗車に使う洗剤
更新日:2025年03月24日 その他コラム
洗車で使用される最も一般的な洗剤は中性洗剤です。
洗浄力は低いものの、塗装の表面に影響が少ないので、洗車に一番向いている洗剤です。
弱アルカリ、酸性洗剤より劣りますが、金属、塗装への刺激が少なく、水汚れや油汚れを分解でき、ほとんどの素材に安心して使用できます。
中性であれば、家庭用の洗剤を使っても問題はありません。
ただし、車専用の洗剤は、ボディのために泡立ちや水滴の残りなどの仕上がりのために調整している製品です。
洗車後は十分な洗剤の拭き取りが必要です。
強力な洗浄力のある洗剤は、弱アルカリ性の製品が多く、排気ガスの汚れや、足回り、ドアヒンジなど、油分を多く含む汚れは、中性洗剤より落としやすくなります。
アルカリ性は、錆を起こさせにくい特性があります。
また、ボディの表面に付いた有機物質を溶かして汚れを落とします。
アスファルトに含まれているピッチやタールという油性の物質が、油汚れとして走行中のボディに付着します。
一度油汚れがボディの表面に付くと、空気中の汚れを吸着してしまいます。
また、高速道路をよく走る車のボディは虫の死骸が付着する機会が増えるので、汚れが目立つと感じるならアルカリ性洗剤を使うといいでしょう。
強いアルカリ性になると、プラスチック部分への刺激が強いので注意が必要です。
特に、アルマイト処理されたホイールには使用できません。
弱アルカリ性洗剤を使う場合の注意点は、洗剤の残り成分が強アルカリに変質してしまって、浸食が始まってしまう可能性があります。
流水で十分な洗剤のすすぎ洗いが必要です。
新車から数年の純正塗装の場合は問題ありませんが、古いモデルの車種の塗装面では、刺激が少し強くなる恐れがあるので注意しましょう。
日常的な洗車に、酸性洗剤を使用することはありません。
酸性は、鉄やステンレスを溶かす性質があるからです。
しかし、ボディやウィンドウにできてしまったイオンデポジットを取り去るには、酸性の洗剤を使用する場合があります。
また、2~5月に中国から飛来してくる黄砂はアルカリ成分なので、弱酸性シャンプーで洗車して黄砂のアルカリ性を中和させることができますが、特に注意が必要な洗剤なので、酸性洗剤の使用はおすすめできません。
ガラス系、ポリマー系のコーティングは、イオンデポジットができるのが欠点で、これは通常の洗剤では全く歯が立ちません。
これを除去するためには、ボディの塗装面を研磨するか、イオンデポジット除去剤を使用するしかありません。
ほとんどのイオンデポジット除去剤が酸性洗剤です。
ガラスのうろこ落としや、ブレーキダストの鉄粉を取り除くときにも使用されます。
酸性洗剤の注意点は、ボディに酸性洗剤を使った後、水で完全に洗剤成分を洗い流さないと、塗装面が酸焼けして曇ってシミになってしまいます。
これを放っておくと、塗装面より下の金属皮膜まで浸食して錆の原因になってしまいます。
酸性、アルカリ性、中性の3つの洗剤を、どの組み合わせで混ぜても危険ではありませんが、酸性と塩素系の洗剤や漂白剤を混ぜると危険ですので注意してください。
洗車はよく汚れを落とすことが大事ですが、基本的にどの洗剤でもすすぎ残しがあると洗剤の成分がシミになったり、乾燥後も汚れが付きやすくなります。
しっかり洗い流すことも大切で、すすぎ残しができないように洗剤は使用前に水で薄めることをお勧めします。
洗剤を薄める目安は、まず薄めてみた洗剤を手に付けて軽くすすぎます。
すすぎ後、手のヌルヌルがすぐに取れれば、良いシャンプーの濃度になっていると考えていいでしょう。