水垢
更新日：2024年08月24日 ご家庭向け
しっかり掃除したのになかなか落ちないうろこ状の水垢に悩んでいませんか。
水垢が付いているとせっかく掃除をしても見栄えが良くありませんよね。
落としにくい水垢の正体は水道水です
普段使っている水道水が原因なので、浴槽や鏡に水垢ができてしまうのは防ぎようがありません
水垢はどのようにしてできるのでしょうか
水垢の原因は水道水に含まれているミネラルです
水道水にはカルシュウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれています
蒸留水でない限り水にはミネラルが含まれています
水は蒸発すると気体になりますが、含まれていたミネラルは個体として残ります
そのミネラルが水垢の原因になるのです
一回の蒸発で残るミネラルの量はわずかでも日々の積み重ねで目に見える大きさになります
カルシウム
カルシウムは水垢に多く含まれており、汚れの主な原因です
カルシウムは垢やフケに含まれる脂肪酸と混ざると炭酸カルシウムと呼ばれるものに変化します
炭酸カルシウムは白くざらざらした汚れが特徴です
放置すると汚れがどんどん積み重なっていきます
ケイ素
ケイ素は、ケイ酸となってほかのミネラルと化合物を生成します
この化合物が積み重なるとより頑固な水垢になります
炭酸カルシウムと同じ白い汚れですが、ケイ酸カルシウムは炭酸カルシウムと違う物質なので
汚れの落とし方が異なります
マグネシウム
マグネシウムは硬水に多く含まれており、他のミネラルと化合物を生成し汚れとして現れます
マグネシウムはほかのミネラルと化合し炭酸マグネシウムに変化します
炭酸マグネシウムは炭酸カルシウムに変化します
炭酸マグネシウムは炭酸カルシウムに似ており、落ちやすい汚れです
他には、カリウムやナトリウムなどがあります
水質は地域によって違うため、含まれている成分も異なります
成分に合わせて掃除を行うと汚れを落としやすいため、それぞれに適した掃除方法を知っておくことが大切です
水垢はミネラルが固まってできたものです
ミネラルは金属元素で金属のもとになるものです
積み重なると金属の塊になるためなかなか汚れが落ちません
金属の塊になると、ぬので葺いたくらいではなかなか汚れが落ちません
特に主成分である炭酸カルシウムは、水やお湯にほとんど溶けません
炭酸カルシウムの元は浄水場の次亜塩素酸であり、普段は表面に出てこないのですが
出てくると非常に厄介です
水垢は主に水道水が蒸発してできますがそれとは異なる特殊な水垢もあります
例えば水回りでは、石鹸や洗剤と結合した金属石鹸と呼ばれる水垢もあります
また自動車では大気中の汚れや洗車用の薬剤が混ざった性質が異なる水垢もあります
性質が異なる水垢は汚れの落とし方も異なりそれぞれ異なるアプローチが求められます
