松下幸之助一日一話
3月29日
「給料は社会奉仕の報酬」
給料というものは、自分の生活を営む上で当然必要であるから
働くことの一つの目的ではあろうが、もっと大切な目的を忘れてはならないと思う。
それは自分の仕事を通じて、あるいはそのつとめた会社、商店を通じて
社会に尽くしていくということである。いわば職業人として
産業人としての使命を遂行していくことである。大きな意味で言えば
人間としての使命を果たしていくことにも通じると思う。
だから見方を変えれば、給料というものは、そのように仕事を通じて社会に奉仕貢献していく
ことの報酬として与えられるものとも考えられよう。