浴室石鹸カス
更新日:2025年04月03日
浴室石鹸カス
皆さんこんにちは。おそうじ革命入間市駅前店です
今日は石鹸カスにつきましてお話ししようと思います
石鹸カス、水垢、湯垢と色々言い方はありますが
なぜか汚れが付着する場所によって成分が微妙に違う事に
気が付いて作業している方は、かなりの熟練者だと思います
実際に同じ水垢でも使用する洗浄剤が違います
例えば入口扉のカリカリ水垢は炭酸カルシウム系
塩酸等に反応し泡が出て反応します。
床は黒ずみ汚れ、マグネシウム系汚れです
有機酸に(クエン酸等)反応しやすくドロドロ溶けてゆきます
お風呂の椅子につくあれです
そしてシャンプー台回り、カルシウム系、マグネシウム系とシリカ系が付きます
全てですね!
酸に反応しやすいカルシウム、マグネシウムは問題ないのですが
シリカ系が酸に反応しにくく特定の酸でしか落とせません
で、なんでこの辺りに難しい汚れが付くのか?まあ、浴室の汚れは
結構難易度が高いです。特にシャンプー台回りは高くなってきます
その原因は!石鹸類です。ボディソープ、シャンプー、リンス
の残りが乾燥、スケールとなってきます
界面活性剤等が含まれておりますが、この成分は汚れに付着して落としてゆくのですが
水道に含まれる硬度、つまり金属部分にもくっついてしまいます
よく温泉に入り体洗っていると、せっけんが利かないときがあります
それは石鹸成分が、温泉に含まれる金属と反応して無力化されているからです
洗浄成分にとっては水道分に含まれる成分も汚れと同じという事です
なので洗浄成分が飛び散るあたりには画像の通りすべての汚れが
残置されているのです
キレイに濯いで、水分を拭き取ればこのような汚れは付きません
ただ、その行動を習慣化することは非常にハードル高いです
相手は石の結晶なので下手に取ろうとすると傷が入ります
カルシウム、マグネシウムまでは簡単ですが
シリカを落とすには、フッ化物を使用しなければなりません
最近毒劇物の法の改正が有って、「中性フッ化アンモニウム」が劇物指定となりました
一水素二フッ化アンモニウム、つまり酸性フッ化アンモニウム4%以下が
この手の薬剤の標準化になっております
が、しかしこれ落ちないんですよね!弱いというか、特に垂直面は下に流れてゆきますので
反応が起きずらい。フッ化アンモは浸透していって、ふやかして柔らかくして落とすタイプなので
浸透時間が必要です
何種類かこの手の洗浄剤を持っているのですが、大体結果は同じです
なので、繰り返しの作業が必要です
ゴーストキラーという洗浄剤が有るのですがこれはチタンフッ化水素という
洗浄剤です。私はこちらを使っているのですが、落ち方が全然違い
最後の仕上げに使っております
4段階洗浄という方法を使います
アルカリ→酸(リン酸、塩酸)→フッ化アンモ→ゴーストキラー
多数薬剤を使う事によって、汚れが脆くなり、1方面でなく多方面で攻撃することで
落としやすくなります
今日はこの辺で
おそうじ革命 入間市駅前店
高橋