雨が降って風が強いともう、本当に寒い（泣）

それでは本日のテーマですが、

『ロールプレイング』

についてです。

 

本日の研修内容がロールプレイングということで上や下の写真のように模擬的にお客様対応技術について学んだのですが、私達作業療法士もロールプレイングの世界とは非常に近いところにいましたので、その辺を少し深掘ってみたいと思います。

 

皆様は学校や職場などでマナー講習等としてロールプレイングを学んだことがあるでしょうか？

 

『ちょっと恥ずかしいし嫌だなあ・・。』

 

なんて思いながら”やらされた”経験があるのではないでしょうか（苦笑）

 

かく言う私も、人前でお話したり、実際場面を想像した動きを誰かに見られることには、やはり恥ずかしさや緊張があり今日の授業でも大汗かきながら実践してまいりました。

 

我々が働いてきた作業療法の場面でもロールプレイングはよく使われる技法であり、その中で特にロールプレイングを重視している手技に

 

『SST（ソーシャルスキル・トレーニング）』

 

というものがあります。

うわああああ。

髙野がまた変な単語出してきた～！

と身構えないでください！

 

『ソーシャルスキル』（社会生活スキル、技術）

を学ぶトレーニング

 

と読み解くとイメージが付きやすいかと思います。

 

つまり、社会で生活するうえで、必要とされる技術や動きや自分自身が苦手な要素などをロールプレイングで練習し、社会生活の中で発揮できるようにしましょう！！ってな手技です。

 

SSTには前回のブログでも少し触れましたが、認知行動療法と呼ばれる手技が大きく関与しており、ロールプレイングを通して様々な行動の練習をしていく中で、徐々にそれらが般化（定着）され、実際場面でもスムーズにできるようになる。行動が定着すると、精神面でも徐々にその行動に即した考え方に変わっていく。といった流れがあります。

 

つまり、苦手なことでも、徐々にそれらを練習し、繰り返していくことでその物事を少しでも克服していくことで、精神的にも良い面がもたらされますよ～ということですね。

 

実際のSSTでは非常に厳密にやり方等が決められており、実際に実施する場合はやや慣れが必要なのですが、SST的な要素を使って社会的な技術の向上を図るということは様々な場面で活用されていることだろうと思います。

 

またSSTの手技の中でも

 

ポジティブフィードバック

 

という言葉がよく出てきます。

 

つまり、

 

褒め合いましょう！！

 

ってことです。

一回のロールプレイの中で意見交換をしていくとどうしても指摘し合うという時間ができてしまうことがあります。そういう時間はSSTの中ではご法度です。ポジティブな意見交換の中で共にスキルを高め合っていきましょう！ということなのです。

 

またデキる人も、中々実践が難しい人の立場に立ってロールプレイをしてポジティブフィードバックをし合ってみることで、お相手の立場に立って苦労を感じ、優しく接することができるようなるかもしれません。

 

ちょっとお遊戯感があって恥ずかしくもありますが、同じ課題を共有し、互いに大変な部分を認め合い、褒めいながら徐々に前に進んでいくこと。

 

素晴らしい！

 

と思います。

 

これからの寒い季節。

ぜひ！

皆様も温かい室内で時折ロールプレイングを通して普段の自分とは違う行動を練習してみることで、新たな自分を見つけてみるのはいかがでしょうか♪