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エアコンや浴室に生える「黒い点々」って何??

公開日:2023年02月19日
更新日:2023年02月19日

その正体はズバリ「黒カビ」です!

・はじめに

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・はじめに みなさん、お風呂の天井や壁の隅に黒い点々のような模様、目にしたことありませんか?

すでに気になってるのよね~、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

その黒い点々の正体は…ズバリ!「黒カビ」です!!

「カビ」と一言でいっても、食品に生えるカビ、壁や水回りに繁殖するカビ等々、我々の生活している様々なところに生えてきます。

その中でも人体に有害なカビも多く存在します。

そんな、人間が生活するうえで、必ずと言って良いほど身近に存在している「カビ」についてご紹介させていただきます。

カビの種類は大きく分けて「6種類」あります。

①白カビ→食べ物、建材に生える白いフワフワなカビ

②緑カビ→家の中の畳の隙間や裏に生える緑の粉っぽいカビ

③黒カビ→家の中の湿気の多い、空気の滞留しているところに生えるカビ。

④赤カビ→古くなったパンやご飯、収穫した野菜等に生えるカビ。

⑤青カビ→パンやお菓子などに真っ先に生える、空気中に常に浮遊しているカビ。

⑥黄カビ→他のカビと違い、乾燥を好むカビ。ガラス、フィルムや青カビが繁殖できない保存食等。

さまざまな種類のカビがありますが、今回の記事では、そんなカビの中でも特に身近で最も目にする「③黒カビ」について以下の内容で解説させていただきます。

①「黒カビ」ってどうして生えるの?

②「黒カビ」ってどうやって取るの?

③「黒カビ」を放置しておくとどうなるの?

④まとめ

①「黒カビ」ってどうして生えるの?

 カビの中でも最も一般的な「黒カビ」は家中いたるところに存在しています。(浮遊しているんですね。)

黒カビが生える、最もわかりやすいところで言うと、「浴室」が挙げられます。

黒カビは「湿度が70%以上」で、「温度が20~30℃」の高温多湿を好みます。

有機物では炭水化物や脂肪類=人間の皮脂等、無機質では窒素化合物や硫黄、リン=石鹸カスを好みます。

まさに「お風呂場」は黒カビにとって、繁殖するには、「もってこい」の場所だと言えます。

また、目に見えないだけで、空気中に浮遊しているということから、実はエアコンにも多く生えているんです。

なんでエアコンに生えるの?ということですが、夏場のエアコン内部は実は、浴室と同じで「高温多湿」で黒カビの好む環境なんです。

送風と室温の温度の差で結露ができ、湿気が溜まり、そこへ埃などが溜まって、カビの栄養分になり、黒カビ発生の原因になるんですね。

他には、分解してみないとわかりませんが、「洗濯機」の中も黒カビだらけの場所です。

新品で購入してから2~3年以上経過すると、もしかしたら黒カビの住処になっているかもしれません…。

②「黒カビ」ってどうやって取るの?

黒カビは「熱」と「アルコール」が弱点ですが、「中性洗剤」でも落とせますが、「塩素系のカビ取り剤」が最も有効です!※有名なところでは「ハイター」や「カビキラー」が挙げられます。

浴室の場合、天井などに付着している黒カビでしたら、軽くシャワーを掛けた後、いらなくなったタオルやスポンジなどに、「塩素系カビ取り剤」を塗布して拭いていただくだけですぐに取ることができます。

ゴムパッキンや壁の四角に付着している頑固な黒カビは、拭いただけでは取れないので「つけ置き」が有効です。

「塩素系のカビ取り剤」を塗布してから、その個所にキッチンペーパーとラップをして、1時間位つけ置きしてみてください。

それでも落ちなければ、同じ作業を繰り返してみてください。(※あまりにも黒カビが強い場合は菌自体は除去できても、メラニン色素があるため黒い色が染みついてしまって取りきれない場合もあります。)

その後、黒カビがとれましたら、その個所を「水拭き」→「乾拭き」をして仕上げてください。

また、ご自身で作業する際は「塩素系カビ取り剤」は刺激が強いので、肌に触れないような服装と「ゴム手袋」をしてください。

また、吹きかけた薬剤を吸い込まないように「マスク」もしてください。

エアコンや洗濯機については、浴室のような「塩素系のカビ取り剤」は使えず、分解をして高圧洗浄機などで、しっかり「洗浄」することが必要となるので、こちらについては、おそうじ業者にご依頼いただくことをお勧めいたします。

③「黒カビ」を放置しておくとどうなるの?

実は黒カビ自体には「毒性」がありませんが、「気管支疾患(ぜんそく)」や「アレルギー」の原因になります。

特に危険なのが、季節の変わり目で、しばらく掃除していないエアコンをつけたら、目に見えなくても、吹き出し口に放置している黒カビの胞子をまき散らしてしまっているという事です。(実はこれが一番怖い。)

大量の胞子を知らず知らずのうちに吸い込み続けると、人によっては「夏型過敏性肺炎」などを発症してしまう場合もありますので、とにかく、季節はじめに久しぶりにエアコンをつけるという場合は、窓を開け、しっかりと換気をしながら、作動させたほうが良いかもしれませんね。

④まとめ

黒カビは見えなくても、室内で浮遊している。

黒カビは、「お風呂場」「エアコン内部」「洗濯機の中」に多く発生している。

黒カビの発生条件は主に①湿度が70%以上、②温度が20~30%、③黒カビの好む栄養分 やホコリが溜まっているの3つである。

黒カビを除去する為には「アルコール」や「塩素系カビ取り剤」が有効。

黒カビを放置し続けて、胞子を吸い込むと「ぜんそく」や「アレルギー」の原因。

黒カビが生えない為には、こまめな「室内換気」で「湿気がこもらない」ようにする事が重要。

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