さぼると出てくるトイレの厄介者！

トイレ掃除はするけど、「便座内部」までは、意識して掃除していない方は多いのではないでしょうか？

長年、便座内部を放置した結果、黄色や黒・茶色にこびり付いてしまった汚れ…、それがまさに「尿石」といわれる物質です。

トイレに入った際、鼻につく臭い（アンモニア臭）があったならば、「尿石」がその原因にもなっている可能性が高く、有害な微生物の温床でもあります。 また、視覚的にも非常に不愉快なこの汚れは、一度こびり付いてしまうと、なかなか除去することができない厄介な物質です。

そんな、厄介な汚れである「尿石」について今回の記事では、 ①尿石とは何か？ ②尿石の落とし方 ③まとめ 以上の見出しでわかりやすく、解説させていただきますので、ご一読ください！

尿石とは正式には「尿路結石」といいます。

人間の尿に含まれている尿素やカルシウム成分が水道水（の中の成分）と反応を起こしカルシウム化合物として便器の内側に付着する物質の事を指します。

一旦、付着すると、歯の隙間に「歯石」が付くように、歯ブラシなどではなかなか取ることができないのと同じで、ナイロンスポンジやブラシなどで、多少擦ったとしても、なかなか除去することができません。（厄介ですね…）

尿石の成分は主に「アルカリ性」なので、「酸性」と中和することに、落とすことができます。

なので、尿石のような「アルカリ性」の汚れには、「酸性洗剤」もしくは「クエン酸」を使用することにより、効果的に落とすことが出来ます。

以下に、「尿石」の効果的な落とし方を解説させていただきます。

便座内部の「尿石」については、上記記載の通り、酸性洗剤（もしくはクエン酸）で落とすことができます。※市販のクエン酸でも勿論、落とすことは可能ですが、長年、蓄積された頑固な尿石はなかなか落ちない為、クエン酸よりも強い酸性洗剤の方がおすすめです！）

その際に効果的な方法としては、トイレットペーパー（キッチンペーパーでも良いが、そのまま、トイレに流せるので、トイレットペーパーのほうが良いです！！）を尿石の上に置き、酸性洗剤を塗布し「つけ置き」をすることです。（塗布する時間は長ければ、長いほど良いのですが、３０分に一度は酸性洗剤を再塗布して下さい。酸性洗剤の塗布する量も多めにするとより効果的なので、惜しみなく使ってください。）

※尿石の付着量が、かなり多く、なかなか手ごわそうな場合は、酸性洗剤を塗布する前に、スクレーパー（ホームセンターなどで購入可能）などの道具で大まかに尿石を削り取った方が、より酸性洗剤の効果を得やすく、尿石が取りやすくなります。

ある程度、「つけ置き」をした後、トイレットペーパーを流し、少量の「研磨剤」をパット（スポンジ→プロも使用する、3Ｍ社の「スコッチブライト」シリーズがお勧めです！）やブラシなどにつけ、泡立ててから擦り落としてください。

それでも、尿石が落ちづらい場合は、上記の作業を繰り返し行ってください。

尿石が完全に取れましたら、水で洗い流し、尿石の除去が完了となります。

 

≪尿石を落とす際に準備するもの≫

①酸性洗剤、もしくはクエン酸、研磨剤

②トイレットペーパーもしくはキッチンペーパー（そのままトイレに流せるという事を考えるとトイレットペーパーのほうが良いかと思います。）

③スポンジ（スコッチブライト等）、ブラシ、スクレーパー等 以上、簡単ではありますが、「尿石」の落とし方について、解説をさせていただきました。

それでは、今回のテーマであります「尿石」について、まとめさせていただきました

①「尿石」は人間の尿と水道水の成分が結合してできるのカルシウム化合物で、長年の放置により付着する物質です。

②「尿石」は見た目にも良くないのですが、トイレの嫌な臭い（アンモニア臭）の原因の一つでもありますし、有害な微生物の温床にもなっています。

③「尿石」は「アルカリ性」の物質なので、「酸性洗剤」を使うことにより、「中和」して落とす（除去）ことができます。

④「尿石」の付着が多い場合は、スクレパーのような道具を使い尿石を削り落とします。その後、トイレットペーパーなどを使い、酸性洗剤でつけ置きし、スポンジやブラシなどで擦り落とします。

⑤なかなか除去しきれない場合は④にプラス「研磨剤」を泡立て、擦り落とします。

⑥頑固な「尿石」を落とした後の日々のお手入れは、定期的「クエン酸」を塗布して軽くこすっていただければ、綺麗な便器を維持できると思います。