松下幸之助一日一話
3月24日
「協調性を持つ」
みなさんが、それぞれの会社の社員である以上は、多くの同僚と相接して仕事をしなければならない
ということになりますから、人の立場を重んじない、いわゆる協調性の少ない人は困ると思うのです。
自分はこう思うが、あの人はああ思うのだな、それも一つの考えかただな、というように人の言い耳を
傾けるというところに、協調性が成り立つのです。もちろん、自己というものを卑屈にして
協調せよというのではありません。けれども自己にとらわれた主張は協調性を欠きます。
この点は、どのような立場にいようと考えなければならない、非常に大事な問題ではないかと思います。