松下幸之助一日一話
3月13日
「よしみを通じて」
最近は商売の上でも競争が大激変しくなり、同業者どうしでも
ともすればお互いを競争相手とばかり考えているようです。もちろん競争意識は必要でしょうが
考えてみれば、誰も争うために商売をしているわけではありません。
ですから、近所に新しく同業者のお店ができたからといって、目に角を立てるのでなく
おおらかに迎える。新しくお店の方でも、先輩に対し謙虚な気持ちでいわば、”仁義” をきる。
そういう好もしい姿は、お客さまのお店全体に対する信用を高めることになるでしょう。
一方で適正な競争をしつつも、同じ道にたずさわるお店どうし
お互いによしみを通じていくことが大切だと思うのです。