松下幸之助一日一話
5月20日
「公平な態度」
国における法律の適用には万が一にも不公平があってはならないが、会社や団体における規律や
規則についても、これまた同じことが言える。会社の規則というものは、一新入社員であろうと社
長であろうと等しくこれを守り、それに反したときは等しく罰せられるということで、はじめて社
内の秩序も保たれ、士気の上がるのである。
だから、指導者は常に公平ということを考えなくてはならない。利害とか得失、相手の地位、強
弱にかかわりなく、何か正しいかというところから、公平に賞すべきものは賞し、罰すべきものは
罰するという姿勢を遵守しなければならないと思う。