松下幸之助一日一話
5月18日
「国際化時代と日本人」
日本という国は、資源なき工業国として、今後とも世界の諸国との密接なつながりの中で生きて
いかなければならない。だから、いたずらに警戒されたり嫌われたりするようでは非常にマイナス
である。
そうならないためには、日本人お互いが、これまでの行き方を大いに反省し、また誤解があれば
誤解をといてもらえるように、日本と日本人の考え方を正しく伝えていくことが必要である。その
ためにもまず大事なことは、お互いにこの国日本と日本人自身というものの特性なり背景を、みず
からしっかり把握することではないだろうか。そしてその上に立って、国際化時代に処する道を、
ともども真剣に考え合うことだとと思う。