引越し前の掃除はどこまで行う?|換気扇の掃除はすべき
引越しをするとなると、退去前の掃除について考えなければなりません。
ハウスクリーニング業者が掃除をしてくれるとは言っても、ある程度の掃除を行っておく必要があります。
簡単な床掃除などはもちろんのこと、水回り、とくに換気扇などの掃除もしておくに越したことはありません。
今回は、引越し前に行うべき換気扇の掃除についてお話しいたします。
【引越し前の掃除はどこまで行う?換気扇の掃除はすべき?】
1.引越し前は部屋の掃除を行おう!
2.油汚れは原状回復費用を請求されることも
3.換気扇の汚れの落とし方
(1)換気扇の部品を取り外す
(2)付け置きで油汚れを落とす
(3)換気扇本体を掃除する
(4)しっかり乾かして元に戻す
4.引越し前の掃除は大切!換気扇もキレイにしよう
1.引越し前は部屋の掃除を行おう!
引越しをする前には、部屋の掃除を済ませておく必要があります。
実際にはハウスクリーニング業者がしっかり原状回復を行ってくれるので、徹底的に掃除をすると言ってもその線引きは難しいもの。
フローリングのワックスがけ、家具の設置によるフローリングの凹み、日焼け、画鋲、ピンの小さな穴などは賃主負担となり、掃除を行う必要はありません。
しかし、キャスター付きの椅子などによるフローリングの傷やシミ、カビ、大きなネジ穴、タバコのヤニ、水回りのカビ、キッチンの油汚れなどは借主の負担となっており、掃除をしなければなりません。
また、長年お世話になって家に感謝の気持ちを伝えるためにも、キレイにしておいて損をすることはないでしょう。
気持ちよく退去できるように、引越しの前日までには掃除を済ませておくようにしてくださいね。
2.油汚れは原状回復費用を請求されることも
キッチンの油汚れはガンコなので、ある程度拭き掃除をしたらあとは業者に任せようと思っている方も多いかもしれません。
しかし、油汚れは借主負担となっているので、そのまま退去すると原状回復費用を請求される可能性もあります。
場合によっては数万円の請求がある場合もあり、入居時に支払った敷金を上回る可能性もあるので注意しましょう。
3.換気扇の汚れの落とし方
キッチンの中でもとくに掃除がしにくく、また油汚れがつきやすい換気扇。
壁などをキレイにしても、換気扇が汚いことで費用を請求されるかもしれません。
そうならないように、換気扇の掃除方法について今一度確認していきましょう。
(1)換気扇の部品を取り外す
まずは換気扇の部品を取り外していきます。
換気扇の部品は、メーカーによって取り外せる部分が様々なので、説明書などをよく読んでできる範囲まで分解するようにしましょう。
床が汚れないように、バケツやシンクに部品を並べていきます。
(2)付け置きで油汚れを落とす
こびりついたガンコな油汚れは、つけ置き洗いで落としていくのがおすすめ。
換気扇などの油汚れを浮かせるのに特化したつけ置き洗い用の洗剤もあります。
用意するのが面倒、時間がないという方は他の掃除場所にも使える重曹、セスキ炭酸ソーダなどで代用することも可能です。
シンク、バケツなどでしっかり換気扇の部品を漬け込み、時間を置いて油を浮かせていきましょう。
(3)換気扇本体を掃除する
その間に、換気扇本体の油汚れをしっかりキレイにしていきます。
洗剤を利用し、スポンジ、タオルなどで傷をつけないように慎重に掃除を行ってください。
また、スプレータイプの洗剤は直接本体に吹きかけないようにしてくださいね。
(4)しっかり乾かして元に戻す
つけおきしていた換気扇のパーツの油汚れをブラシなどでキレイに取り除いていきます。
部品に傷がつかないように、またバランサーを動かさないように、慎重に進めていってくださいね。
そしてしっかり乾かしたあとに元の位置に戻していきます。
濡れたまま戻すと故障の原因にもなってしまうので注意しましょう。
4.引越し前の掃除は大切!換気扇もキレイにしよう
引越し前の掃除についてご紹介いたしました。
とくに換気扇の掃除は面倒ですが、しっかり行わないと原状回復費用を請求されることもあります。
最後までいい気持ちで、すっきりと退去できるように準備を整えていきましょう。