トイレ掃除(尿石除去)やり方
トイレ掃除(尿石除去)やり方
はじめに
トイレの便器の黄ばみ、取れない汚れ、それは尿石です。
尿石が落ちない、臭いが強い、どうすれば良いか悩まれていませんか。
トイレの汚れ、尿石とはなにか、掃除のコツ、落とし方など具体的に紹介させていただきます。
今回の記事
- 尿石とはなにか
- 尿石の落し方
- まとめ
Ⅰ,尿石とはなにか
尿石とは、トイレの嫌な臭い悪臭の原因になっている汚れです。
本来、尿素とは無味無臭で透明な結晶です。
主成分は窒素でできていて、水に溶けやすく速効性が高い使い勝手のよいメリットから尿素肥料として園芸やガーデニング、家庭菜園で活躍しています。
また、美容業界でも活躍していて有名なところでは「ハンドクリーム」などに使われています。
ところが、尿に含まれているリン酸カルシウムという有機成分が、人の尿に含まれている尿素やタンパク質などの無機成分と結合して固まったもので、細菌の働きによって変質し てできるものです。
尿石と言っても、排出直後の臭いは殆どありません。
尿の成分である、尿素、ナトリウムイオン、塩素イオン、アンモニウムイオン、カリウムイオン、尿酸などが、一般細菌(雑菌)が出すウレアーゼ酵素により尿中に含まれる尿素が分解されることで、嫌な臭い、悪臭と変わります。
俗に言われる、アンモニア臭(トイレの尿のツンとくる悪臭)がこれにあたります。
一般細菌(雑菌)によって分解された尿素がアンモニアに変換されて、悪臭として放たれます。
その尿石が一旦付着すると一般的なトイレ洗剤では簡単に取れなくなります。
もちろん水では洗い流せない、ブラシで擦っても取れなくなります。
Ⅱ,尿石の落し方
尿石には、酸性のクエン酸や濃度の高い酸性洗剤が効果的になります。
また、尿石「頑固な黄ばみ」には「酸」を使い「削り落とし」が一番効果的です。
では、その落とし方をレベル三つに分けて紹介します。
【レベル1】重曹とクエン酸を使う
尿石はアルカリ性なので、酸性のクエン酸が効果的ですが、更に落としやすくするために重曹を加え、泡の力で落とす力を上げます。
- クエン酸を尿石部分に塗布します。
- その上から重曹(粉末)をまぶします。
- 30分程度つけ置きします
- トイレ用ブラシ(硬め)で擦ります。
- 水を流します。
※上記の方法で落ちない場合は、つけ置き時間を延ばしたり、クエン酸濃度を上げたり重曹の量を増やしたりし試してみて下さい。
【レベル2】酸性洗剤を使う(サンポール等、、)
尿石には、酸性洗剤「クエン酸や重曹より洗浄力が強い」を使います。
ただし、便器の素材によっては痛めてしまう恐れも有りますので、使用前に説明書の確認をお勧めします。
- 酸性洗剤を尿石に直接かける
- 5分程度つけ置きし、トイレ用ブラシで擦る
- 水で流す
- 落ち切らない場合は、尿石部分にトイレットペーパーを付け酸性洗剤をかけて、更に5分つけ置きをしてからブラシで擦ります。
※酸性洗剤を使用する際には、説明書の確認する。
【レベル3】
- 尿石に酸性洗剤を直接かける
- 5分つけ置き
- スクレーパーで削る
※最終手段、便器の素材に傷が入る可能性が有る
以上、三つに分けて紹介しました。
便器の素材を傷付けない事が何よりです。
尿石頑固度合によりますので、レベル1から順にレベルを上げて作業することをお勧めします。
Ⅲ,まとめ
尿石は本当に頑固です。
いろいろ試してみたけど全然落とせない、臭いが気になる等、自分ではどうにも出来ない場合は一度お問合せいただき、プロの腕を試してみませんか。
プロが一度綺麗にすることで、普段届かない汚れや見落としがちな場所に汚れを徹底的に綺麗にするので、その後のお手入れが楽になることがあります。
また、汚れが付きにくくなるコーティングサービスもございます。
徹底したい方は一度ご相談ください。