「カビ」の発生に注意!!
はじめに
2020年もほぼすべての地域で梅雨入りしましたね。梅雨は、湿度が高く、じめじめして好きな人は多くないと思います。この季節、室内で気になるのは「カビ」の発生ではないでしょうか。(沖縄はもう梅雨明けですね^^)
「カビ」は問題?
カビは、見た目汚いだけでなく、喘息やアレルギーの原因になることもあり、人体に有害なのでカビが発生したら一刻も早く取り除いてしまいましょう。
カビが発生しやすい環境とは?
カビが繁殖しやすい条件は主に以下の通りと言われています。
・湿度:70%以上
・気温:20~30度
・食品の食べカス、ホコリ、汚れ、ダニなどがある。
これらの条件がそろうと、カビは繁殖します。家の中ですと、風通しが悪く、湿度が高くなりやすい、浴室、トイレ、洗面所、キッチンなどの水回りや冷房を入れたエアコン内部、洗濯機の洗濯槽、クローゼットなどが繁殖しやすいです。※エアコンは冷房を止め、結露などが出た時がカビやすい環境になりがちです。
カビを発生させないためには!
カビの発生を抑えるには、カビ発生の条件に合わないようにすれば良いことになります。
①湿度を60%以下に抑える。
カビは、湿度60%以下になると活動を止める性質をもっています。そのため、湿度を下げればカビ発生を抑えることに繋がります。
・窓を開けて換気する
・エアコン(ドライ設定)やサーキュレーターで風をあてる
・湿気取りアイテム(ドライペットなど)を使って湿気を取る
とにかく、ドライな環境作りを心がけましょう。
②気温を25度以下にする。
カビは、もっとも活動が活発になるのは、25~28度といわれています。したがいまして、25度以下に抑えることができれば、カビの活動を抑えることに繋がります。ですが、気温0~50度までの範囲で基本的に活動が可能なので、温度を下げてカビ発生を劇的に抑えるのは難しいかもしれません。逆にカビやすい場所を掃除する際に60度以上の熱湯をかけて退治すると良いです。(水回りなど限定的な箇所の対応になりますが・・・。)。
③食品の食べカス、ホコリ、汚れ、ダニなどの除去
汚れを除去するコマメな掃除が効果的です。
カビ汚れが発生した時の対応
まず、汚れを落とす。次に殺菌する。
汚れ落としは、軽い汚れは中性洗剤、石鹸カスや皮脂など有機物のちょっとガンコな汚れはアルカリ性洗剤、水垢などの無機物のちょっとガンコな汚れは酸性洗剤といった具合におそうじ箇所に合わせて洗剤をチョイスしてください。
カビ汚れは、次亜塩素酸系のカビ取り剤に漬け置きしてから拭きとり(できれば水で洗い流す。)ます。漂白と殺菌の効果でカビ汚れが落とせます。
ただ、パッキンなどについた黒いしみは落としきれない場合はあります。これは、カビが生成した色素が残ってしまったり、変色したりすることで、漂白効果が届かない場合におきます。
次亜塩素酸系のカビ取り剤を使うときの注意点
まとめ
・カビは、湿度70%以上、気温20~30度、ホコリやダニなど汚れがある環境で発生しやすい!
・カビの発生を抑えるには、カビ発生条件にならない環境作りが重要!
・カビ汚れが発生したら、まず、汚れを落とす。次に殺菌する!
・パッキンなどについた黒いしみは落としきれない場合有り!
・塩素系漂白剤と酸性洗剤の併用はNG!
補足
日本では、カビは梅雨の時期だけでなく一年中発生しやすい気候ともいわれています。梅雨の時期だけでなく、梅雨以外もカビ対策を行うことが望ましいですね。