お掃除機能付きエアコンはエアコンクリーニング不要！は危険！！

公開日：2019年03月03日
更新日：2019年03月03日ご家庭向け

少し暖かくなってきましたが、まだまだ寒い日が続きますね！エアコンの暖房運転もあと1、2週間くらいは頑張ってもらわないといけませんね。

今日はそんな、生活に必須のエアコンのお掃除についてです。中でも、10年ほど前から有名になり始めたお掃除機能付きエアコン。うちのエアコンはお掃除機能がついていて、お掃除してくれているはずなのに最近空気が臭い気がする…、お掃除機能付きだからエアコンクリーニングは不要！とお考えではないでしょうか？お掃除機能付きのエアコンは自動でお掃除をしてくれるので、確かに便利です！でも、だからといってお掃除しないで放っておくと…。

お掃除機能付きエアコンはどこまでお掃除してくれる？

結論から言ってしまいますと、お掃除機能付きエアコンはエアコン内部はお掃除してくれません！フィルターだけのお掃除です！！

詳しく説明すると、エアコンには主に3つの汚れが付きます。一つ目は、人が生活していると必ず舞ってしまうハウスダスト（ホコリ）です。特に寝室のエアコンにはハウスダストが多い傾向にあります。二つ目は油汚れです。エアコンは部屋の空気を吸って循環させています。ですので、キッチンの換気扇が吸いきれなかった油をエアコンが吸い込んでしまいます。キッチンや台所のエアコンに油汚れが多い傾向があります。また、キッチンの換気扇が汚れているとさらに油汚れがひどくなりやすいです。（キッチンの換気扇の汚れが気になったかたはこちらのブログでお掃除の方法を書いています！）三つ目はカビです。エアコンを冷房運転にしていると、エアコン内部で水滴が発生してカビが増える原因となっています。

さて、お掃除機能付きエアコンはこの3つの汚れのうち、どの汚れをキレイにしてくれるでしょう！？

答えは、一つ目のハウスダストのみです！！エアコンのフィルターに付いたハウスダストは、お掃除機能付きエアコンがキレイにしてくれます。

では、油汚れとカビはどうかというと、まず、油汚れですが、ハウスダストと混ざってドロドロのホコリとなります。こちらもフィルターに付いてエアコン内部には侵入しませんが、ドロドロのホコリはお掃除機能では取り除くことができません。むしろ、お掃除機能の吸い込み口に詰まってしまって、お掃除機能が働かなくなる原因にさえなります。また、フィルターで取り除けなかった油は、エアコンの内側の熱交換機という部品についてしまいます。この熱交換器は空気を温めたたり、冷やしたりする部品でエアコンの心臓部ともいうべき部品なのですがここが汚れてしまうと、エアコンの効きが悪くなってしまいます。

次に、カビですが、カビはフィルターのさらに内側、先ほども登場した熱交換器に発生します。熱交換器に発生したカビは、エアコンから吹き出す風と一緒に、部屋中にカビ菌をまき散らしています。これでは、アレルギーや喘息などを引き起こす原因となってしまいます。