浴室にある汚れの種類と成分、その効果的な落とし方について
毎日元気に研修に励んでおります、おそうじ革命鹿児島中央店の久保です。
今日は、品川区の空室清掃の現場に行ってまいりました。
しかし、暑過ぎます!!
これはちょっと異常な暑さです。鹿児島と比べてもたぶん2倍ぐらい暑いです。
緯度は東京の方が高いはずなのに、なんでこんなに暑い?
これが地球温暖化という大きな環境問題の1つでもある都市部のヒートアイランド現象とかでしょうか?
私は代謝が良く、汗っかきなほうですが、今日の現場作業では、きっと、3リットル?は汗をかいたでしょう!!
日本全国のみなさま、熱中症には十分ご注意されて、お過ごし頂き、なんとかこの暑さを乗り越えて下さいませ。
私も、必死で研修頑張ってまいります。暑さなんかには負けてられません!!
話は戻りますが、今日の空室清掃は、いつもご利用頂いております不動産会社様からのご依頼でした。
扉は開け、いざ、現場に入る時は、「どんな部屋だろう?」といつもドキドキでします。
床は全面に無垢材がはられ、白を基調とした明るい、まるでお洒落なカフェのようなリノベーション賃貸マンションでした。
もともと、私はリノベーションに興味があり、鹿児島でも、ハウスメーカーの「リノべる。」さんや「SINKEN」さんが主催するリノベーションの完成見学会に参加しておりましたので、自然とテンションがあがりました。
今日は、「浴室」「トイレ」「洗面台」「壁掛け一般エアコン」のおそうじをさせて頂きました。
そこで、本日は、「浴室の汚れ」について詳しく書かせて頂きたいと思います。
まず、浴室内には、どんな汚れがあるでしょう?
1、石鹸カス
浴室内に白くこびりついていて、ざらざらする微粉末のような汚れです。「石鹸」とありますが、これは汚れです。石鹸のきれいなイメージは捨てて下さい。石鹸の成分と水道水の成分が反応してできたものです。
そして、石鹸カスの成分は「酸性」です!!
この汚れを落とすにはアルカリ性の洗剤が効果的です。一般的には重曹などが知られています。
また、お湯と併用することで効果UPします。
2、水垢
カラン部分や鏡に付いている、よく見るウロコ状の汚れです。水道水が蒸発し、成分であるカルシウムが残り、固まったもので、長く放置するとガチガチのしつこい汚れとなります。
そして、この水垢の成分は「アルカリ性」です!!
この水垢を落とすには、研磨若しくは酸性のものを使えば、効果的です。上記の石鹸カスとは真逆です。
酸性成分のものは、一般的にはクエン酸、研磨はクレンザーがありますね。
研磨は傷が付きやすい場所に使うときは注意が必要です。
3、カビ
これは分かりますね。おなじみのカビです。
浴室のありとあらゆる所に正体を現します。まさに菌です。
湿気の多いところが好きで、独特の臭いを発し、よく「カビ臭い!!」とかいいますね。
ピンク色の酵母カビは中性洗剤などでも比較的落としやすいですが、黒カビは根を張り、場所によっては中々落ちません。排水溝やゴムパッキン、タイルの目地の黒ずみはイメージしやすいかと思います。
このカビ汚れの性質は「酸性」です!!
カビを落とすには、アルカリ性のものを使うのが効果的です。カビキラーなどが一般的ですね。
ただ、使うときは、塩素系のものが多いので、換気をして、手袋やマスクをした方がいいです。
ラップでの漬け置きや、ジェル状のものを使うことで効果が上がります。
こういったところでしょうか?
これらの汚れが毎日の気持ち良い、バスタイムの裏側で、浴槽やその手すり、床や壁天井、扉周り、鏡、カランやチェーンの金属回り、排水口、換気扇、ゴム栓等の細かい部分にまで、付着し、汚れの層となり、また増殖しているのです。こわいですねー。
私は、おそうじ革命の研修に来るまでは、浴室の汚れなんて、カビキラーで十分だと思っておりました。
しかし、それは、完全な間違いだったと、よ-くわかりました。ちなみに、全く未知だった頃の私のおそうじ方法はこんな感じでした。
1、カビキラーをかけまくる。
2、使い古しの歯ブラシや適当なたわしでこすってみる。
3、少し放置する。
4、しばらくして流してみる。
5、あまり汚れが落ちていない。
6、あきらめる。
この流れが日常茶飯事でした。共感できる方も多いのではないでしょうか?
これでは、汚れは落ちません。
カビキラーをプッシュするたびに私は、無駄遣いをどんどんと繰り返していたのです。今になってヒシヒシと痛感してしまいます。
以上、どうだったでしょうか?
浴室内にはこんな汚れがあり、また成分が違うことがわかりました。
1、石鹸カス → 2、水垢 → 3、カビ
の順番で、汚れの成分を考えながら、効果のある洗剤で、おそうじすると仕上がりはだいぶ変わってくると思います。
どれも水に関係する汚れなので、浴室を使用後は、浴室乾燥をしたり、水気を拭き取ったり、換気扇をしばらく回したりすると汚れの防止にもなるかと思います。ぜひ、ご家庭でも、お試し下さい
それでは、おそうじのプロになれるよう、明日も研修頑張ってまいります。
おそうじ革命鹿児島中央店の久保でした。