玄関タイルの汚れ
更新日:2025年04月16日 ご家庭向け
お家の入り口である玄関タイルは、いつも美しくしておきたいですよね。
毎日外からの汚れにさらされる玄関タイルは、汚れが落とせなくて困った経験のある人も多いのではないでしょうか。
そもそも玄関タイルが汚れてしまう原因は、靴底に付着して土ホコリや砂、泥、花粉、排気ガスといった異物です。
さらに、室内で発生するホコリやダニの死骸、糸くずやペットの毛といったハウスダストも玄関タイルを汚れやすくする一因だといえます。
そうしたものが、玄関タイルの目地に入り込み固まってしまうことで、頑固な黒ずみとなるのです。
玄関タイルの基本的な掃除手順
まずは、靴や傘立てなど玄関タイルの掃除の邪魔になるものを、あらかじめ移動させておきます。
玄関に不要なものが置いてある状態で掃除をすると、汚れを完全に取り切れないだけでなく、怪我をする恐れがあります。
次に、ほうきを使って土ホコリや砂、泥などの細かなゴミを掃き掃除していきます。
ゴミは、1か所に集めたら塵取りを使って1つ残らず取り除くようにしてください。
塵取りの代わりに掃除機を使って吸い取ると、より小さなゴミも綺麗に取れます。
細かなゴミを取り除くことが出来たら水をまき、デッキブラシを使って玄関タイルをこすって汚れを落としていきます。
汚れが浮かび上がってくるのが確認出来たら、全体的に水を撒いて洗い流しましょう。
洗い流した玄関タイルは、濡れた雑巾で水拭きしていきます。
徹底的に汚れを落とすためには、タイルだけでなく目地の溝や凹凸までしっかり拭いておくことが肝心です。
水拭きが出来たら、今度は乾いた雑巾で玄関タイルの水分を拭き取っていきます。
乾拭きの後、しばらく玄関のドアをあけておくと風通しがよくなり、玄関タイルを完全に乾かしきることができます。
サーキュレーターを使って玄関タイルに風を送って乾燥させても構いません。
玄関タイルが湿ったままだとニオイやカビの発生要因になるので、最後はきちんと乾いたかどうか確認するようにしてください。
玄関タイルの素材が大理石や御影石といった天然石の場合は、ほうきでの拭き掃除に留めておくひつようがあります。
なぜなら、天然石はとても繊細なので、軽くこするだけでも傷が入ってしまうリスクがあるからです。
どうしても黒ずみや汚れを落としたいなら、プロの業者に依頼することをお勧めします。
落ちにくい汚れに使えるアイテム
中性洗剤
中性洗剤とは、食器洗い洗剤のことです。
どこの家庭にもあるため、すぐに使用できる点で利便性に優れています。
しつこい汚れをしっかりと落としながら、食器に使えるほど安全である中性洗剤は、子供やペットがいるご家庭にもうってつけです。
メラミンスポンジ
メラミンスポンジは、軽くこするだけで玄関タイルの汚れをすっきりと落とすことができます。
水垢や茶渋といった着色汚れに強いメラミンスポンジを使えば、頑固な黒ずみも落としやすいです。
重曹
酸性の汚れが多い玄関タイルには、弱アルカリ性の重曹が重宝します。
粒子の細かい重曹は、研磨剤としての役割も果たしてくれるので、玄関タイルがピカピカになります。
また、重曹には消臭効果も期待できるので、玄関に漂う嫌なニオイを撃退してくれます。
酸素系漂白剤
100円ショップで手に入れることのできる酸素系漂白剤も、玄関タイルの汚れを落とすのに画期的なアイテムの1つです。
タイルを洗い流して仕上げる際には、より汚れが浮いてきやすくなるので、水ではなくぬるま湯を利用するとよいでしょう。
高圧洗浄機
とにかく頑固な汚れを落とすには、強い水流で汚れを一気に吹き飛ばしてくれる高圧洗浄機がおすすめです。
しかし、高圧洗浄機には高級なイメージがあり、すぐに帰るものではありません。
そんなときは、高圧洗浄機のレンタルサービスを利用してみるという手もあります。
なお、高圧洗浄機は玄関タイルのほか、ベランダやガレージの汚れにも使えますので、家じゅうまるごとキレイにすることができます。
あちこちの汚れをまとめて落としたいときには、かなり費用対効果が高いといえそうです。
キレイな玄関タイルをキープするには、普段からこまめに掃除をしておくことが肝心です。
気づいたときにすぐ掃除が出来るよう、ほうきや雑巾などの掃除道具は、なるべく取り出しやすい場所に置いておきましょう。
家事の隙間時間で掃除をする習慣を身に着けておけば、玄関の汚れがひどくなる心配もありません。
さらに、玄関前にドアマットを設置しておくことも、靴底についた汚れの元が侵入してくるのを防ぐ対策として有効です。
玄関タイルの掃除は、汚れの元が減るだけで驚くほど楽になるため、時短も容易に実現できます。
時短で浮いた時間を自分の自由時間や子供と過ごす余暇にあてれば、よりいっそう充実した毎日が送れるに違いありません。