お掃除の歴史
お掃除という作業がいつの時代の頃から行われいたの?
お掃除が始まったのは、縄文時代からと言われています。
しかし、その時代には掃除に使う道具はなく、決まった場所にいらないものを捨てるという作業だったようです。
お掃除という大まかな意味や内容を定着させたのは遣唐使で、遣唐使が日本に持ち帰った仏教の文化により、掃除の思想が広まったとされています。
時代は飛鳥時代。
奈良時代になると、掃除道具が登場です。
日本最古の歴史書、文学書である「古事記」に掃持(はきもち)と記載され、清掃の記録が残されています。
掃持とは、箒で掃き出し喪屋をキレイにすることで、死霊が再び家に帰って来ないようにという儀式だったようです。
平安時代では、掃除の儀式が貴族の間で広がり、年末の大掃除が行われるようになったと言われています。
この頃の掃除道具は今でいうモップのようなものだったようです。
しかし、庶民に掃除が広まったのは江戸時代からで、それは修行・神事・儀式で清潔を保つためのものでした。
明治時代からは、病気(コレラ)の流行があり衛生的な観点から掃除が広まったようです。
お掃除は、神事、祭事、仏事、礼式などの行事から掃除が始まり現在に至っているんですね。
そして今もなお、お掃除は進化しつずけていますね。