ハウスクリーニング 清掃のポイント レンジフード
5回シリーズの最終回はレンジフードのおそうじのポイントです。
レンジフードの汚れとは?
レンジフードの汚れは何と言っても油汚れです。
油はねなど気を付けて料理したとしても油汚れを防ぐには限界があります。
それは、料理の際に使う油が熱せられ、気化し粒子上になった油が空気中に拡散するためです。
レンジフードはそれを吸い込み室外に排出してくれる大事な役割を担っています。もし、レンジフードを使わなければ、部屋中が油まみれに...。
また、空気中に浮遊しているチリやホコリも一緒に吸い込んでいます。
さらには料理以外でもタバコをレンジフードの前で...、という方も多いのではないでしょうか?
そのため、レンジフードは油汚れに加え、ほこりやたばこのヤニなど様々な汚れがこびりついてしまうのです。
汚れが末期症状になると油が、フードのヘリから滴ってきたり、油のにおいが出て来たります。
汚れのの落とし方
レンジフードについた油汚れを落とすためのキーワードは「熱」と「アルカリ洗剤」です。
レンジフードの汚れを水を浸したタオルで擦っても全く汚れが落ちません。
ただ、お湯に浸したタオルで拭えば、水より数倍汚れの「落ちた感」が実感できると思います。
さらには、油汚れは酸性ですので、アルカリ洗剤を使うことで頑固な汚れを溶かしてくれる効果があるのです。
一般のご家庭であれば、重曹と中性洗剤をお湯に溶かした洗剤をキッチンペパーなどに浸し漬け置きしておくと頑固な油汚れも浮かせて取れやすくなります。
ただ長年放置された汚れは、へらなどでそぎ落とす方法でないと除去できない場合もあります。
その際レンジフードの塗装部分が油汚れと一緒に剥がれ落ちてしまう場合がありますのでご注意ください。
今年の夏はレンジフード大掃除のチャンス!
レンジフードのおそうじは年末年始にやろうとする方も多いのですが
実は油が凝固する気温の低い冬場より、温度が高い夏場の方が汚れは比較的落としやすいのです。
猛暑といわれる今年はレンジフードのお掃除の好機かも!?