ガスコンロ掃除の仕方を徹底解説!焦げ付きも落とす効果的な方法とプロのコツ
更新日:2025年03月03日 キッチンクリーニング
ガスコンロ周りの汚れを放置すると、焦げ付きや悪臭が発生し、見た目も衛生面も悪化してしまいます。
焦げ付いた五徳や油でギトギトのコンロパネル、魚臭さの残るグリルなど、放っておくと汚れはますます頑固になり、簡単には落とせなくなります。
さらに、汚れが蓄積すると火力が低下して火の付きが悪くなったり、バーナー部分が目詰まりして炎が弱くなる原因にもなります。
最も深刻なのは火災のリスクで、大量の油汚れがコンロ周りに溜まった状態で高温になると、引火して火事につながる危険性が高まります。
このようにガスコンロを清潔に保つことは、安全面でも調理効率の面でも非常に重要です。
また、常に清潔なコンロで料理できればキッチンの快適さも向上し、毎日の料理がもっと楽しくなるでしょう。
定期的なお手入れでガスコンロを清潔に保ち、快適で安全なキッチン環境を維持しましょう。
ガスコンロに付着する汚れの種類と原因
ガスコンロには主に油汚れ・焦げ付き・水垢の3種類の汚れが付着します。
それぞれ発生原因が異なり、適した掃除方法も変わります。
まずは汚れの種類と原因を知り、汚れに合った対処を心がけましょう。
油汚れ
調理中の油はねが原因で発生するベタついた汚れです。
揚げ物や炒め物をすると、見えない油滴がコンロ周りに飛び散っています。
一見キレイに見えても手で触るとベタベタしていることはありませんか?
特に天ぷらなど揚げ物の後は悲惨で、飛び散った油をすぐ拭き取れないと冷えて固まり酸化してしまい、頑固な油汚れへと変化します。
時間が経った油汚れは簡単には落ちず、放置するとホコリも混ざってさらに落としにくくなります。
焦げ付き汚れ
吹きこぼれた汁や飛び散った調味料、食材のカスなどが炎で加熱されて炭化し、こびり付いたものです。
例えば煮物が吹きこぼれて汁が五徳やコンロにこぼれ、そのまま加熱されると黒く焦げ付いてしまいます。
一度焦げ付くと時間が経つほどガチガチに固まり、簡単には取れなくなります。
放置すれば層が厚くなっていき、完全に除去するには相当な労力が必要です。
水垢
コンロ周りを水拭きした後に水滴を残してしまうと、その水分が蒸発した際にミネラル成分が残り白いウロコ状の汚れ(水垢)になります。
特にステンレストップのコンロだと水滴跡が白く目立つことがあります。
水垢はアルカリ性の汚れで、放置すると硬い膜のようになり通常の拭き掃除では落ちにくくなります。
水拭き掃除をした後は必ず乾いた布で水気を拭き取り、水滴を残さないようにすることが水垢予防のポイントです。
以上のように、ガスコンロの汚れには様々な種類がありますが、汚れが新しいうちなら比較的簡単に落とせるという共通点があります。
次章からは実際に自分でできるガスコンロの掃除方法を、汚れの軽い場合から頑固な場合まで段階的に詳しく解説します。
【実践編】初心者でもできるガスコンロ掃除の仕方
ここからは、今日から実践できるガスコンロの具体的な掃除方法を紹介します。
毎日のお手入れで済む軽い汚れの掃除手順から、頑固な焦げ付きや油汚れを落とすコツまで、段階別に解説します。
初めての方でも安全に取り組めるように、必要な道具や洗剤、注意点についても触れていきます。
1. 軽い汚れの場合(日々のメンテナンス)
ガスコンロは汚れを溜めないことが何より大切です。
毎日の簡単なお手入れを習慣にすれば、頑固な汚れが蓄積するのを防げます。
調理後なるべく早めにサッとひと拭きするだけでも効果的です。
用意するもの
- 中性洗剤(台所用の食器用洗剤でOK)
- 柔らかいスポンジまたは布巾
- キッチン用クロス(乾いた布)
- ゴム手袋(手荒れ防止のため)
汚れがひどい場合は市販のキッチンクリーナーやセスキ炭酸ソーダ水スプレーもあると便利です。
日常の簡単掃除手順
調理後、コンロがまだ少し温かいうちに中性洗剤を薄めた水を含ませた布巾やスポンジでコンロ表面を拭き取ります。
五徳(ごとく)や受け皿も外せる場合は外して、同じく洗剤を含ませたスポンジで擦りましょう。
吹きこぼれた汁や飛び散った油汚れは時間が経つほど落ちにくくなるため、汚れたらすぐに拭き取るのが肝心です。
中性洗剤で拭いた後は洗剤分が残らないよう、固く絞った布巾で数回水拭きします。
最後に乾いたクロスで水気を拭き取れば終了です。
ポイント
天板の隙間やバーナー周りの細かい部分は、割り箸に布を巻き付けたものや綿棒などを使うと汚れを取りやすいです。
また、毎日でなくてもコンロ使用後の「ひと拭き」を習慣化するだけで、頑固な焦げ付きの発生をかなり予防できます。
油汚れが気になるときは市販のアルカリ性キッチンクリーナーを軽くスプレーしてから拭き取ると効果的です。
(※アルカリ洗剤使用時は後述の注意点参照)
こうした日々のメンテナンスを行うことで、ガスコンロの汚れは常に軽微な状態に保てます。
次に、こびり付いた焦げやベタベタの油汚れを落とす本格的な掃除法を見ていきましょう。
2. 頑固な焦げ付き・油汚れを落とす方法
長い間蓄積した頑固な焦げ付きや固まった油汚れは、日常の拭き掃除だけでは簡単に落とせません。
そのような汚れには、重曹(炭酸水素ナトリウム)やウタマロクリーナーなどを活用したしっかりめの掃除法がおすすめです。
ここでは代表的な方法をいくつか紹介します。
重曹を使った掃除法(重曹つけ置き&ペースト)
重曹は弱アルカリ性で油汚れを中和して落とす効果があり、人体にも優しいため掃除にうってつけです。
頑固汚れには時間をかけて反応させるのがポイントなので、取り外せるパーツは重曹液につけ置きしましょう。
大きめの鍋や桶に60℃以上の熱湯1リットルを用意し、重曹を大さじ3杯ほど溶かします。
そこに五徳や受け皿などのパーツを1時間ほど浸けておくと、焦げ付き汚れがだいぶ緩んで落としやすくなります。
浸け置き後はスポンジや歯ブラシなどで軽く擦れば、こびり付いた汚れがポロポロ取れるはずです。
コンロ本体など取り外せない部分には、重曹に少量の水を加えてペースト状に練ったものを塗りつけます。
ラップやキッチンペーパーで覆って30分~1時間放置すると、重曹が汚れを浮かせてくれます。
その後、湿らせた布やスポンジで優しく拭き取れば頑固な汚れがかなり落としやすくなるでしょう。
重曹は研磨剤代わりにもなるので、焦げ付きにペーストを塗ってから歯ブラシで擦ると効果的ですが、コンロ天板のコーティングを傷つけないよう優しく行ってください。
ウタマロクリーナーの効果的な使い方
ウタマロクリーナーは中性寄りのマイルドなアルカリ性洗剤ですが、高い洗浄力でキッチンの油汚れに定評のあるクリーナーです。
スプレーすると泡状になって出てくるため、コンロの汚れに吹き付けてからメラミンスポンジ(いわゆる激落ちくん等の白いスポンジ)で擦るとベタつき汚れがみるみる落ちます。
五徳など外せる物はビニール袋に入れ、ウタマロをスプレーして袋の上から揉みこむようにすると全体に行き渡ります。
そのまま5~10分放置して洗剤を汚れに浸透させましょう。
汚れがひどい場合は洗剤を塗った後にキッチンペーパーで覆い、洗剤液が乾かないように湿布してしばらく置くと効果が上がります。
十分浸透したらスポンジやブラシで擦り、最後によく水拭きすればOKです。
ウタマロクリーナーに含まれる界面活性剤の働きで、汚れが素材から浮き上がり、水に溶けやすい状態になるためスルッと落とせるのです。
中性洗剤で落ちないしつこい油汚れには一度試してみる価値があります。
アルカリ性洗剤を使った強力洗浄法(注意点あり)
市販のキッチン用強力洗剤(油汚れ用洗剤)には強めのアルカリ性成分が含まれたものがあります。
油汚れや焦げ付きは酸性の汚れなので、アルカリ性洗剤で中和させることで分解・除去できます。
ただし、強アルカリ性の洗剤は取り扱いに注意が必要です。
アルカリ度の高い洗剤は肌に触れると炎症を起こしたり、金属部を長時間浸けると腐食させてしまうおそれがあります。
使用する際は必ずゴム手袋を着用し、換気を良くした上で作業しましょう。
アルカリ洗剤は中性洗剤では落としきれない頑固汚れに対してピンポイントで短時間だけ使うのがコツです。
例えばコンロの頑固な油焦げにスプレーして数分置き、汚れが浮いてきたらすぐに拭き取る、といった具合です。
使用後は水拭きを念入りに行い、洗剤成分が残らないようにしてください。
なお、塩素系の強力洗剤(カビ取り剤など)はガスコンロの材質によっては非推奨の場合がありますので、取扱説明書の注意事項も確認すると安心です。
以上が自分でできるガスコンロの本格掃除法です。
汚れの程度に合わせて、重曹やウタマロクリーナー、アルカリ洗剤を使い分けましょう。
焦げ付き汚れは一度で完全に落とそうとせず、浸け置きや湿布でじっくり汚れを柔らかくしてから落とすとコンロを傷めずキレイにできます。
プロが教える掃除のコツ&汚れ防止策
頑固な汚れを落とすにはコツコツ掃除するしかありませんが、そもそも汚れを溜めない工夫をすることも大切です。
ここではハウスクリーニングのプロが勧める汚れ防止のポイントや、日頃からできるちょっとしたコツを紹介します。
汚れを放置しない
一番の基本は「汚れたらすぐ拭く」ことです。
調理中に鍋が吹きこぼれたり、食材・調味料が飛び散った場合、料理が終わったらなるべく早めにキレイに拭き取りましょう。
汚れたまま何日も放置すると、それらが幾重にも積み重なって市販の洗剤やスポンジでは歯が立たないほど頑固な層になってしまいます。
面倒に感じるかもしれませんが、「汚れはその日のうちにリセット」がコンロを綺麗に保つ秘訣です。
週1回のつけ置き洗浄
毎日の拭き掃除に加えて、五徳や魚焼きグリルなどは週に一度程度つけ置き洗いする習慣をつけると良いでしょう。
重曹を溶かした熱めのお湯に五徳やグリルの焼き網を入れて10分ほど浸けておき、柔らかい金属製スポンジ(ステンレスたわしなど)で軽く磨きます。
定期的につけ置きしておくと汚れが溜まりきる前に落とせるので、結果的に大掛かりな掃除が不要になります。
忙しくて週1は難しくても、月に一度でもつけ置き洗浄するだけで頑固な焦げ付きの発生をかなり防げます。
汚れ防止シートの活用
最近はコンロ用の汚れ防止シートや五徳カバーが市販されています。
アルミ製の使い捨てコンロシートを天板に敷いておけば、吹きこぼれや油はねがコンロ本体に付着するのを防げます。
また五徳用のシリコンマットなどを被せておけば、油汚れが五徳に直接こびり付くのを防止できます。
こうしたグッズを上手に活用すれば日々の掃除の手間がぐっと省けるだけでなく、バーナー部分の目詰まり防止にも役立ちます。
ただしシートを敷いていても油が染み込むことがあるので、定期的に交換したり併せて拭き掃除も行いましょう。
汚れを防ぐ工夫と定期的なお手入れを組み合わせれば、ガスコンロは常に清潔な状態を維持できます。
日々の小さな積み重ねが、大掃除の手間を省きコンロを長持ちさせることにつながります。
それでも落ちない焦げ付きはプロにお任せ!
上述の方法を試しても落とせない頑固な焦げ付き汚れがある場合や、自分で掃除する時間が取れない場合は、ハウスクリーニングのプロに依頼することも検討しましょう。
プロの業者に依頼すれば、自分では手に負えなかったコンロの頑固汚れも短時間でピカピカに復活します。
例えばおそうじ革命では、キッチンクリーニングのメニューにコンロ掃除が含まれており、五徳やバーナーキャップ、魚焼きグリルを細かいパーツごとに分解洗浄してくれます。
専用の洗剤にパーツをつけ置きし、焦げ付きや油汚れを研磨剤や専用ブラシで徹底的に落としてくれるため、諦めていた頑固な汚れも新品同様の状態に仕上がると好評です。
実際におそうじ革命のコンロクリーニングを利用した方からは「もう落ちないと諦めていた汚れがキレイになって驚いた」「ここまでピカピカにしてもらえて感動した」などの喜びの声が多数寄せられています。
プロに任せれば自分では届かないコンロ奥の隙間や内部の汚れまでしっかり除去してもらえるため、安全性の向上(火災や不完全燃焼のリスク低減)にもつながります。
また、自分で強力な洗剤を扱う必要がないので手荒れや怪我の心配もなし。
面倒な作業をプロに任せることで時間の節約にもなり、その空いた時間を別の家事やリラックスに充てることができます。
気になる料金も比較的リーズナブルです。
おそうじ革命のキッチンクリーニング(コンロ含む)は17,930円(税込)と定額で明朗会計(2025年3月現在)。
大手ハウスクリーニング3社と比較しても大変リーズナブルな価格ながら、顧客満足度調査で圧倒的支持を得るほどクオリティが高いサービスを提供しています。
プロの技術と経験でコンロ周りを徹底的にキレイにしてもらえるので、費用以上の価値を実感できるでしょう。
頑固な焦げ付きでお悩みの方、毎日の掃除を楽にしたい方は、プロのコンロクリーニングを検討してみてはいかがでしょうか。
一度プロにリセットしてもらえば、その後は日々の簡単なお手入れでしばらくキレイな状態を保てるはずです。
キッチンの主役ともいえるガスコンロがピカピカによみがえれば、料理のモチベーションもアップしますよ。
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以上、ガスコンロの掃除方法について、日々のメンテナンスから頑固汚れの対処法、汚れを防ぐコツ、そしてプロの活用法まで詳しく解説しました。
こまめなお手入れで安全で清潔なコンロを維持し、快適なキッチンライフを送りましょう。
一級品のクオリティをリーズナブルな価格で
おそうじ革命のキッチンクリーニングは、大手3社と比較しても大変リーズナブルな価格です。
しかし、顧客満足度調査で圧倒的支持を得るほどのクオリティ!
この機会にぜひお試しください。