洗濯機の下をキレイに保つテクニック&洗濯機を動かさずにできる洗濯機下のお掃除方法
洗濯機の下には、湿気やホコリ、こぼれた洗剤の残りや衣類のクズなどがたまります。
また、洗濯機は洗濯パンという排水設備のついたプラスチック製の受け皿の上に乗っており、この洗濯パンにもカビやヘドロなどの汚れが溜まります。
洗濯機下に溜まるこれらの汚れは、カビや雑菌の温床となり、放置していると不衛生な状態となってしまいます。洗濯機周辺や洗面所を清潔な状態に保つには、定期的な洗濯機のお手入れが必要です。
この記事では、洗濯機の下に蓄積する汚れの原因と、汚れの発生メカニズムについて説明するとともに、洗濯機下の汚れを落とす方法や、洗濯機の下をきれいに保つ方法について、以下の見出しで解説しています。
洗濯機下に発生する汚れ
洗濯機の下には、洗濯物から出たゴミや、洗剤のカスなどが溜まります。
この章では、洗濯機下に発生する汚れの種類について解説していきます。
洗濯機下に発生する汚れ①湿気
洗濯で大量の水を使用するため、洗濯機の下や洗濯パンは、その他の場所に比べて湿度が高くなっています。こうした高湿度の状態は、カビや雑菌の繁殖に非常に適した環境です。カビや雑菌は湿った環境を好むため、洗濯機下や洗濯パンの排水口にカビが発生することがよくあります。
洗濯機下に発生する汚れ②洗濯水の残り
洗濯機から排出される洗濯水には、洗剤や柔軟剤に含まれる成分が微細な粒子として残ることがあります。これらの成分は、洗濯機内や排水管を通って洗濯機の下や洗濯パンに運ばれ、そこで蓄積します。これらの成分は、微生物の栄養源となり、カビや雑菌の増殖を促進します。
洗濯機下に発生する汚れ③洗濯機下のホコリ
洗濯機の下や、洗濯パンの排水口には、衣類から出た繊維クズなどがホコリとなって蓄積します。繊維クズなどのハウスダストは、人によってはアレルギー症状が出る可能性もあるアレルゲン物質です。
洗濯機下に発生する汚れ④洗濯物からの汚れ
洗濯中に出た髪の毛、繊維くず、食べかすといった汚れも、洗濯機の下や洗濯パンにたまり、カビや雑菌の栄養源となります。
洗濯機の下をキレイに保つ方法
前章で、洗濯機のフチにはさまざまな汚れが付着することがわかりました。
そして、これらの汚れはそれぞれ性質が異なり、有効な洗剤も違います。
この章では、汚れの種類に応じた有効な洗剤と、お掃除の方法について解説します。
洗濯機の下をキレイに保つ方法①洗濯パンの隙間をふさぐ
洗濯パンと洗濯機の隙間には、ホコリや繊維クズ、髪の毛などのゴミが溜まります。
これらのゴミや汚れが溜まるのを防ぐには、洗濯機と洗濯パンの隙間をふさいでしまうのが一番です。
洗濯パンの隙間を埋めるには、サランラップで養生をするのが一番手っ取り早いです。ただしサランラップは、見た目がやや不恰好になります。
見た目にこだわりたい方は、100円ショップなどで売られているインテリア用の発泡ボードなどを活用するのがおすすめです。
洗濯機の下をキレイに保つ方法②洗濯機のかさ上げをする
洗濯機の下をきれいに保つには、洗濯機の下の隙間を広げて、お掃除しやすくするのもおすすめです。
洗濯機のかさ上げには、四隅の足の下に敷くゴム製やプラスチック製のかさ上げ台が売られていますので、そちらを活用しましょう。
洗濯機の下をキレイに保つ方法③洗濯機キャスターをつける
洗濯パンのついていない物件の場合は、洗濯機を設置する際、キャスターに載せて置いてくのもおすすめです。
キャスターに洗濯機を載せておくことで、お掃除したいタイミングで随意に洗濯機を動かせるため、洗濯機の移動といった手間をかなり減らすことができます。
ただし、キャスターに載せた洗濯機を動かすと、排水パイプがズレて水漏れすることもありますので、十分に注意しながら作業しましょう。
洗濯機を動かさないでできる!洗濯機下のお掃除方法
洗濯機の下の隙間は狭いので、本格的にお掃除しようと思ったら、洗濯機を移動したいところですよね。
しかし、洗濯機は大変重い家電なので、移動するのは一苦労です。
また、移動によってコンセントやホースがズレたりといったトラブルも起こります。
そうしたトラブルを避けるためには、洗濯機を動かさずにお掃除するのが一番です。
この章では、洗濯機を動かさずにできる洗濯機下のお掃除方法について解説します。
①見えている部分のゴミを除去する
洗濯パンと洗濯機の隙間、脇などの見えている部分に落ちているゴミを、まずは除去しましょう。
掃除機の先端にブラシ付きのノズルを装着したもので吸うと、楽にホコリを回収できるので便利です。
ただし、湿気などでホコリが濡れている場合は、掃除機で吸い込むと後々面倒です。こういった場合は手袋をして手でホコリを回収し、最後にいらない雑巾などで乾拭きして仕上げましょう。
②洗濯機下の隙間のお掃除
洗濯機の下の隙間はとても狭いので、掃除機を突っ込んだり、手で直接拭き掃除することは難しいです。
洗濯機の下の隙間をお掃除する際は、先の細いモップなどを活用しましょう。
ハンガーにストッキングを被せてつくる手製のお掃除グッズでのお掃除もおすすめです。
③排水口のお掃除
洗濯機の排水口には、ゴミなどが配管に流れないようにしたり、臭いを予防するための排水トラップが設置されている場合があります。
排水トラップは手で取り外すことができるので、定期的に外してお掃除する習慣をつけておくと、洗濯機下を清潔な状態に保つことができます。
排水トラップは以下の手順で取り外し、洗浄しましょう。
・洗濯機の電源プラグを抜く
・排水口に接続されている排水ホース(金具で固定されていることが多いです)をはずす
・排水口のトップ皿を反時計回りに回して外す
・排水筒を反時計回りに回して外し、その内側にある泡防止パイプと仕切筒も取り出す
・それぞれのパーツを次亜塩素酸ナトリウム(カビキラーなど)で洗う
・パーツを逆の手順で戻す
・排水ホースをもどす(水漏れしないようしっかり戻しましょう)
・電源プラグを戻す
洗濯パンのお掃除も承っています!おそうじ革命の洗濯機分解クリーニング
ハウスクリーニングのおそうじ革命では、洗濯機を洗濯槽と本体とに分解し、それぞれを丸洗いする洗濯機分解クリーニングサービスを提供しております。
洗濯槽の裏側には、洗濯で出た皮脂や繊維クズ、洗剤の溶け残りなどのゴミ・汚れが溜まります。
これらはカビのエサとして利用されることが多く、人の目がなかなか届かない洗濯槽の裏側は、カビなどの汚れがびっしり、なんてことも珍しくありません。
「最近洗濯物から嫌な臭いがする」
「洗濯物にゴミがつくようになった」
こういったことに心当たりのある方は、洗濯槽の裏側が汚れている可能性大です。
おそうじ革命の洗濯機分解クリーニングは、洗濯槽を本体から取り外して、普段お掃除できない洗濯槽の裏側を、自社開発の除菌洗剤で徹底的にキレイにします!
洗濯機を完全分解して隅々まで洗うので、仕上がり後の洗濯機は、新品だったあの頃みたいに超清潔に生まれ変わります!
また、おそうじ革命では、洗濯機を載せている排水皿(洗濯パン)のお掃除も承っております!洗濯パンに付着したゴミやホコリ、排水口の中に溜まったヘドロもしっかりキレイに除去・除菌いたしますので、分解清掃のついでに、洗濯パンのお掃除もぜひ一緒にご検討ください!