換気扇カバーの外し方&掃除方法を解説します！

レンジフードなどの換気扇は、調理の際に出た煙などを戸外に排出してくれる役割があります。

この換気扇が汚れると、、油汚れなどが原因で吸い込む力が弱くなることがあります。

レンジフードの排気する力が弱くなると、煙がいつまでも部屋の中に残り、衣服に嫌なニオイを残してしまったり、揮発した油が周辺のものに付着するなど、様々な弊害が起きます。

「炒め物をしたあとは、窓を開けないと煙が逃げていかない」

「レンジフードを回すと大きな音が出る」

「もう何年もレンジフードをお掃除していない」

このようなことに思い当たる方は、レンジフードの換気能力が弱くなっている可能性大です！

今回の記事では、「換気扇が汚れるとどんな困ったことが起こるのか」「換気扇カバーの取り外し方」「換気扇カバーの掃除方法」についてご紹介したいと思います。

換気扇の種類と汚れる原因

換気扇には、主に「シロッコファン型」と「プロペラ型」という2つのタイプがあります。

 

シロッコファン型

シロッコファン型換気扇は、円形の筒に多数の羽が取り付けられたファンが内蔵されており、ダクトを経由して煙を排気します。

シロッコファン換気扇は、ダクトの長さを調整できるためあらゆる場所に設置できるほか、比較的騒音が少ないというメリットもあります。

最近の物件では、ほとんどの換気扇がシロッコファン型になっています。

ただし、プロペラ型に比べてお掃除が困難で、排気能力はやや劣るとされています。

 

プロペラ型

プロペラファン型は、扇風機の羽のようなファンがついた換気扇で、ダクトを経由せずに直接屋外に排気します。プロペラファンは設置が比較的簡単で、排気能力が高いのが利点です。しかし、風の影響を受けやすく、ダクトを使えないため設置場所に制約があるというデメリットがあります。

 

換気扇につく汚れ①油汚れ

油汚れは、キッチンレンジフードなどの換気扇に発生する主な汚れです。

レンジフードは、料理の際に出る煙などを吸い込んでいるのですが、この煙には揮発した油が含まれています。この油分はレンジフード換気扇の内部で冷えて固まり、蓄積していきます。

レンジフードに溜まった油汚れは、換気扇の換気能力を低下させるため、料理の煙や臭いが戸外にうまく排気されず、お部屋が臭くなる原因となります。

 

換気扇につく汚れ②ホコリ

空気中には、花粉やPM2.5、建材・繊維のくずなど、目には見えない小さな粒子が飛んでいます。

換気扇は、こうしたハウスダストを含む空気を吸い込んでいるため、長期間換気扇を使っていると、内部にホコリ汚れが溜まっていきます。

ホコリも油汚れと同様、換気扇の換気能力を下げるほか、呼吸器や粘膜に不調をきたす「ハウスダストアレルギー」の原因となることもあります。

 

換気扇につく汚れ③カビ

ハウスダストの中には、カビ菌の胞子なども含まれています。

空気中に漂うカビ菌の胞子は、気流に乗って換気扇内部に溜まり、湿気と有機物を触媒に成長していきます。

浴室やトイレなど、特に湿気の多い場所に設置された換気扇は、カビが発生するリスクが非常に高くなっています。

 

換気扇が汚れるとこんな困ったことが…。

換気扇が汚れると、さまざまな問題が発生する可能性があります。

この章では、レンジフードなどの換気扇が汚れていると発生するリスク・デメリットについて詳しく説明しています。

 

排煙能力の低下

換気扇の内部には、空気をかき出すためのファンが内蔵されており、このファンが回転して煙や湯気を吸い込み外部に排出しています。しかし、油汚れやホコリなどのゴミがファンの回転部分やフィルターに蓄積すると、換気扇の排気・排煙能力が低下してしまいます。

換気扇の換気能力が落ちると、部屋の中に煙やニオイがこもったり、換気扇の運転に余計な電力を消費するようになってしまいます。

 

害虫が増える原因になることも

害虫の代表的存在であるゴキブリは、油汚れが大好きです。

ゴキブリは別名油虫（あぶらむし）と呼ばれるほどの油好き。食用油だけでなく、人間の皮脂や髪の毛なども大好物です。

また、ゴキブリは体の乾燥を防いだり、気門という呼吸器に水が浸入したりしないよう、体表に油をまとうという習性もあるのだとか。

家庭のなかでゴキブリと遭遇する確率が最も高いのは、キッチンといわれています。害虫駆除専門業者さんによりますと、ゴキブリが頻繁に出る家とそうでもない家の違いは、「キッチンについている油汚れの度合い」だそうで、ゴキブリの出ない家のキッチンは、レンジフードを含め油っけがほとんどないのだとか。

また、ゴキブリは狭くて暗く、暖かい場所が大好きです。家電製品のなかに潜り込むという習性はよく知られていますが、レンジフードも照明やモーターで温かくなりますし、ゴキブリが身を隠す隙間もたくさんあるので、この例外ではありません。

 

異音や故障

レンジフードの内部に蓄積された油汚れは、時間とともに硬く粘着性のある汚れに変化します。この汚れがファンや回転部分に付着すると、異音が発生し、ファンに負担をかけます。

同様にホコリ汚れも、蓄積するとファンの回転を邪魔するようになります。

換気扇に溜まった汚れやゴミを長い間放置すれば、ファンの支える軸が曲がることもあり、再起不能なレベルの故障につながることもあります。

致命的な故障をした換気扇は、修理では直らないことが多く、最悪の場合は換気扇そのものを交換しなければならなくなります。換気扇の交換には、非常に高額な費用がかかります。

 

換気扇カバーの掃除方法

換気扇には、表面に換気扇カバーというパーツが取り付けられています。

換気扇カバーには、換気扇内部に汚れが溜まらないようにするフィルターを取り付けることもできるので、こまめに取り外してフィルターを交換したり、お掃除をするように心がけていると、換気扇内部に汚れが溜まるのを防ぐことができます。

この章では、換気扇カバーの取り外し方とお掃除方法についてご紹介します。

 

換気扇カバーの取り外し方①レンジフードの場合

キッチンのレンジフード換気扇の場合は、持ち手のついたカバーが装着されています。

持ち手を持ち、下方向に押し下げながら手前に引くと、カバーを外すことができます。

 

換気扇カバーの取り外し方②浴室換気扇の場合

浴室換気扇は、ファンの手前に換気扇カバーが取り付けられています。

浴室換気扇の換気扇カバーは、プラスチックのつまみを押して手前に引くと外れるタイプや、外れ留めを横方向にずらしてカバーを外すタイプなどがあります。

無理に外そうとするとツメが割れることがありますので、換気扇の取扱説明書を読んで、取り外し方を調べてから外すようにしましょう。

 

換気扇カバーの取り外し方③その他の換気扇の場合

トイレやお部屋の換気扇に設置された換気扇カバーは、カバーの下についているツメに指をひっかけ、手前に引くと外すことができるタイプがほとんどです。

が、まれにネジなどで固定されているものもありますので、外れない場合は無理な力を加えず、メーカーに問い合わせるなどして外し方を調べるようにしましょう。

 

換気扇カバーの取り外し方④整流板のついた換気扇の場合

アイランド型のレンジフードなどには、整流板というパーツが設置されています。

これらの換気扇のカバーをお掃除する場合は、まず先に整流板を取り外す必要があります。

整流板は、左右両方に、バネ付きの外れ留め金具がありますので、左右の金具を内側に押し込むと整流板を取り外すことができます。

 

換気扇カバーのお掃除方法

取り外した換気扇カバーは、以下の手順でお掃除しましょう。

①表面についた汚れを掃除機などであらかた取る（油汚れがついている場合は、掃除機が汚れるのでこの工程は省略しましょう）

②キッチンシンクや洗面台など、水が流せる場所に移動する

③重曹水を作る（500mlスプレーボトルに小さじ一杯、バケツ一杯の水に大さじ一杯くらいの分量でOK）

④メラミンスポンジを重曹水に浸し、軽く絞ったもので換気扇カバーを擦る（レンジフードフィルターなどは、表面の塗装が剥がれるおそれがあるので要注意）

⑤細かい隙間は、サッシブラシや歯ブラシなどのブラシで擦る

⑥たっぷりの水をかけて汚れと洗剤をしっかりすすぐ

⑦掃除が終わった換気扇カバーは室内の風通しの良い場所でしっかり乾燥させる

⑧元通りに設置して終了

 

換気扇カバーの掃除頻度は1ヶ月に1度

換気扇カバーは、換気扇の内部に汚れが溜まらないようにするための非常に大切なパーツです。

換気扇カバーが汚れていると、カバーを越えた汚れが換気扇の内部に侵入し、ファンやドラムの内側に溜まってさまざまな不調・トラブルの原因となります。

換気扇内部に汚れが溜まるのを防ぐためにも、定期的かつこまめに換気扇カバーをお掃除するようにしましょう。

 

換気扇カバーは1ヶ月に1度、取り外してお掃除するのが良いとされています。

また、換気扇カバーの上から不織布フィルターを貼っておくと、さらに換気扇内部が汚れにくくなるのでおすすめです。

1ヶ月に1度、カバーを取り外して洗浄し、フィルターを交換するように心がけていると、驚くほど長期間、換気扇をキレイな状態で維持することが可能です。

 

換気扇カバーだけじゃない！すべて分解してお掃除します！おそうじ革命の換気扇クリーニング

おそうじ革命では、レンジフード換気扇、浴室乾燥機、トイレ・洗面所換気扇、室内換気扇などの換気扇のクリーニングを承っております。

 

おそうじ革命の換気扇クリーニングは、換気扇カバーを取り外して洗うのはもちろんのこと、換気扇をファンやモーター、ドラムなど各パーツごとに分解してそれぞれを徹底的にキレイにいたします。

 

全てのパーツを分解して丁寧に洗浄いたしますので、仕上がり後の換気扇は新品だったあの頃のように快調に！

 

おそうじ革命の換気扇クリーニングをご利用になったお客様からは

「お掃除をお願いする前は、換気扇の効き目が弱く、料理で出た煙がいつまでも部屋の中に漂っていました。でも、おそうじ革命にキレイにしてもらったら、驚異的なスピードでお部屋の空気が入れ替わるようになりました！」

「換気扇の動きが悪く、起動すると変なモーター音がしていました。おそうじ革命にクリーニングをお願いしたところ、『ファンに油汚れがびっしりついて重たくなっており、これが換気扇の動きを邪魔している』と説明されました。お掃除後は、びっくりするぐらい音がしなくなって、快調そのものです！」

といった喜びの声をたくさん頂戴しております！

 

換気扇のクリーニングをご検討中のお客様は、是非ともこの機会におそうじ革命をご利用ください！

おそうじ革命は、汚れと戦うプロ集団の名にかけて、汚れにお困りの全ての方へ、熱意を持って対応させていただきます！