松下幸之助一日一話
4月3日
「まず人の養成を」
最近では、サービスの大切さということがさかんにいわれ、どういう商品でもそれなりの制度なり
体制というものを逐次充実させつつあると思います。そのことは大いに結構であり、必要なことでしょうが
その任にあたるサービス員の養成が十分でないと、せっかくの体制も、いわゆる画竜点睛を欠く
ということになって、魂の入らないものになってしまうおそれがあります。
ほんとうにお客様に喜んでいただけるサービスをしていくには、やはり会社を代表して適切にものを言い
適切に処置ができるという人の養成、訓練を一に大切なことと考え、その労を惜しまないことだと思います。