エアコン掃除は分解洗浄が最適！プロに任せる３つのメリット！

エアコンから嫌なニオイがすると気になります。市販のエアコン洗浄スプレーをかけたり、内部クリーン運転を繰り返してもニオイが消えることはありません。

 

なぜなら、ホコリ・汚れ・カビがエアコンの中に残っているからです。嫌なニオイを消すためには、水を使って洗い流す必要があります。つまりエアコン掃除は分解洗浄しないと綺麗にならないという事です。

 

本記事では、エアコンの分解洗浄をプロに任せるメリットについて解説します。

■エアコンのニオイの原因は「湿気から始まる」

エアコンから酸味のある嫌なニオイがすると気になります。嫌なニオイの原因のカビです。

エアコン内部は季節に関係なくカビが生えやすい環境になっています。

 

なぜなら夏場は湿った空気が冷却されたときの温度変化で水蒸気が生じ、冬場は温かい空気が放出されたとき結露が生じるからです。

 

ですからカビが発生しないようにエアコン内部を乾燥させる。もしくは定期的なクリーニングをしてカビを除去する必要があります。

 

◇内部クリーン運転を途中で止めない

エアコンの内部クリーン運転とは、カビが発生しないように自動的にエアコン内部を「乾燥」させるシステムのことです。冷房運転やドライ運転をするとエアコン内部に湿気がたまるので「乾燥」させる必要があります。

 

内部クリーン運転を途中でとめてしまうと残った湿気が水滴になり、水滴にホコリや汚れが付着してカビが発生します。ですから内部クリーン運転が終わるまで電源を落としてはいけません。

 

覚えておきたいのは、内部クリーン運転は「乾燥」させるものであって「清掃」している訳ではないことです。汚れやゴミが内部クリーン運転で綺麗になることはありません。内部クリーン運転の目的は湿気対策です。

 

ですから、内部クリーン運転だけではエアコン掃除は不十分といえます。ホコリや髪の毛などの付着物を排除する必要があるのです。

◇市販の洗浄液の噴霧だけでは効果が期待できない

「エアコンパーツ・汚れの性質」に合わせたエアコンクリーナーを使わなければ効果を期待できません。

 

たとえば「エアコンフィルターを掃除したいのか」「冷却フィンを掃除したいのか」それによってクリーナーの種類が変わります。

また「ホコリなら中性」「油ならアルカリ性」というように、汚れの性質を見分けて洗浄剤を選ぶ必要があります。

 

◆市販のエアコンクリーナーの種類

・フィルター用クリーナー

・フィン用クリーナー

・ファン用クリーナー

・ドレンホース用クリーナー

・中性・アルカリ性・酸性エアコン洗浄剤

・抗菌スプレー

 

クリーナーを使っただけではエアコンの頑固な汚れはとれません。

ブラシで擦ったり、タオルで拭き取ったり、綺麗な水ですすいだりする必要があります。

◇市販の洗浄スプレーのデメリット

手軽にエアコン掃除ができるスプレータイプのクリーナーが人気ですが、スプレータイプは洗浄剤を吹きかけるだけなので使い方を間違えると逆効果になります。

つまりスプレーを使った後に「すすぎ」をしなければ洗浄剤が残ってしまうという訳です。

 

考え方としては「石鹸で手を洗った後に水で流さない」イメージです。

綺麗になったかも知れませんが、洗浄剤が残ったままでは放置すると汚れになります。

 

専門的な知識がない状態でエアコンの内部を掃除すると故障の原因になるため避けて下さい。

◇市販のスプレー剤は取り外しができるエアコンフィルターに使う

市販のスプレー剤も洗い流さなければ汚れの原因になります。ですから簡単に取り外しができて、丸洗いできるエアコンフィルターに使いましょう。エアコンフィルターなら家庭でも掃除可能です。

 

エアコンフィルターについた汚れは、フィルター用のクリーナーか中性エアコン洗浄剤を使って洗いましょう。フィルターを洗った後は、必ず水ですすいで乾燥させて下さい。

■エアコンの嫌なニオイは分解洗浄で消える

エアコンに洗浄スプレーを噴霧するだけでは嫌なニオイは消えません。なぜなら、フィルターを綺麗にしても、その奥のドレンパン、送風ファンにカビが発生している場合があるからです。エアコン全体を綺麗にしてやっと嫌なニオイは消えます。

◇エアコンの分解洗浄とは

エアコンの分解洗浄とは、エアコン専用の高圧洗浄機で丸洗いすることです。ニオイの原因をすべて洗い落とせるため、すぐに消臭効果が期待できます。エアコンの分解洗浄の作業時間は大体２−３時間で相場は２万円程度です。

 

家庭で分解洗浄をすることは【故障の原因】になるためオススメしません。

 

エアコンフィルターは簡単に取り外せるので家庭で掃除可能ですが、ドレンパンや送風ファンの掃除はエアコンの専門的知識が必要です。フィンを潰してしまったりすると、風力が落ちるだけでなく、故障の原因になるのでプロに任せましょう。

 

またエアコンはメーカーによって各パーツの取付方法が異なります。そのため家庭で分解すると、元に戻せなかったり、間違えて取り付けてしまったりするため故障の原因になります。個人で分解して故障させてしまうとメーカー保証の対象にならないのでリスクが大きいです。

◇エアコンの分解洗浄は個人では難しい

オススメしませんが、エアコンの分解はインターネットで検索すれば方法がわかります。

しかし分解できたとしてもエアコンを洗う設備が家庭にはありません。

 

エアコンは「壁に取り付けたまま洗浄する」ため専用の機材が必要です。

 

たとえば、分解洗浄には「エアコン専用の高圧洗浄機」を使います。高圧洗浄機は水を使うので、エアコンの専用の防水カバーも必要です。

 

また水が漏れないように綺麗に養生テープを貼ったり、エアコンパーツを正しく取り付けたり、スキルが求められるため専門的な知識が必要です。

 

エアコンは電化製品なので水には要注意です。故障や火災の原因になります。

■エアコン掃除をプロに任せる３つのメリット

エアコンの分解洗浄はリスクが大きいため掃除のプロに任せることをオススメします。

プロに任せれば少なくても３つのメリットがあります。

①短時間で作業が終わる

お掃除の専門業者は掃除のプロです。様々なメーカーのエアコンを掃除しているためエアコンパーツの取り付け方、部分洗浄の仕方を理解しています。エアコンクリーニングに慣れているため最短時間で作業を終えてくれます。

②エアコン専用の道具で掃除してくれる

特殊な作業には専用の道具が必要です。専用の道具は高額なため一般的な家庭では見かけません。エアコンクリーニングは専用の道具がなければ出来ません。

 

またエアコンクリーニングは正しい方法でメンテナンスをして初めて効果を期待できます。闇雲にエアコン消臭スプレーを噴霧したり、エアコンクリーナーで拭き掃除をしても意味がありません。正しいメンテナンスには専用の道具と技術が求められます。

③安心してお願いできる

エアコンクリーニングには水を使います。エアコンは電化製品なので水が原因で故障してしまうことがあります。つまり、エアコンパーツは水洗いできますが、基盤部分には水をかけてはいけないという事です。プロはそのような専門的な知識があるため安心できます。

 

分解、洗浄、乾燥までエアコンクリーニングの全ての作業をプロが行ってくれるため故障のリスクがほとんどありません。

■まとめ

エアコンは内部クリーン運転や市販の洗浄スプレーだけでは綺麗になることはありません。

しっかり洗浄した後に、すすぎの作業をしなければ意味が無いからです。

 

嫌なニオイを消すためには「エアコンの分解洗浄」が最適です。分解洗浄はエアコン専用の高圧洗浄機でエアコンを丸洗いする作業のことです。綺麗に水洗いするためホコリ・汚れ・カビなどを綺麗に洗い流せます。

 

プロに任せればエアコン専用の道具を使って短時間でエアコンクリーニングをしてくれます。エアコンは電化製品なので専門知識があるプロに任せるのが一番安心です。