プロが教えるお風呂のカビの落とし方

夏は暑いし湿度も高くて大変ですね。こうジメジメしているとお風呂のすみっこのほうで嫌な気配がしてきます。そうカビが生えてきやすい季節になりました。お掃除をしようとこすって落としてもすぐにまた生えてきたりしますよね。今日はそんなしつこいカビの落とし方をプロの目線から分かりやすく説明していきたいと思います。

カビとは「きのこ」や「酵母」とおなじ「真菌類」とよばれている生き物になります。カビは温度が２０度以上で空気がじめじめしたところによく現れます。カビは「胞子」という小さな種のようなものから育ちます。この「胞子」が住みやすいところを見つけると根っこのような菌糸というものを伸ばしてどんどん成長していきます。カビのお掃除で表面をこすって落としてもすぐに生えてくる原因はこの菌糸という根っこのせいなんですね。

カビはいろいろなところに生えます。プラスチックや金属まで幅ひろいのです。

カビにとってお風呂は最高の住みごこちでしょう。

カビは生えたままにしているとそこから「胞子」をだしています。それを吸い込みつづけているとアレルギーの原因になってしまいます。

 

お風呂のカビは塩素系洗剤がおすすめです。塩素系洗剤とはカビハイターなどで、スーパーなどで買うことができます。カビに洗剤をかける前に暖かいお湯で濡らしましょう。皮脂よごれをやわらかくしてカビを落としやすくなります。カビに洗剤をかけたあと使い古しの歯ブラシなどで軽くこすってカビの表面にキズをつけることで、洗剤が菌糸までしみ込みやすくなって効果的です。5～10分くらい放置しましょう。

塩素系の洗剤を使用するときの注意すべきところは、酸性の洗剤と絶対に混ぜてはいけないということです。お風呂のお掃除で水あかなどを落とすのに酸性洗剤が効果的なため、まとめてお掃除をおこなうと有害なガスがでてしまうため大変危険です。塩素系の洗剤をつかってお掃除されるときは、窓をあけてよく換気にきをつけておこないましょう。

カビがそこまでひどくなければやわらかいスポンジでOKです。しつこい汚れならメラミンスポンジをつかうとよく落とせます。メラミンスポンジは有名なものだと激落ちくんなんかになりますね。最近では100均でもおいてあります。スポンジで届かないような細かいところは洗剤をかけるときに使った歯ブラシを使うといいですね。

最後に水で流せば終了です。

カビは菌糸が生えているため表面だけこすってもだめ

カビはプラスチックから金属までいろいろな場所にはえる

お風呂はカビにとって天国

カビからでる胞子はアレルギーの原因

カビのお掃除は塩素系洗剤がよくきく

ポイントは洗剤をかけるときにかるくこすってカビにキズをつける。

しつこいカビにはメラミンスポンジ