ご家庭のまな板大丈夫?【お掃除屋さんが教える】まな板のお手入れ方法とカビ対策
更新日:2020年12月27日 ご家庭向け
1.はじめに
おそうじ革命 兵庫芦屋中央店のおくいです。
今日は、いつものお掃除ネタとは、少し違う話をしたいと思います!
皆さんのお家では、どのようなまな板を使っていらっしゃいますか?
安価で買い替えのしやすい物から、木製の物までさまざまなまな板があります。
木製の物もあるけれど、魚やお肉のカットはプラスチックで、「使い分け」も良いですよね。
水洗いやキッチン用洗剤でも落ちないまな板の黒い汚れは、それは、カビの可能性が高いです。
食材が触れる場所なので早めに取り除きたいところですが、どのように取り除けばいいのかわからないと言う方もいるでしょう。
そこで今回は、プラスチック製より扱いが難しい木製まな板のお手入れのコツや重曹や粗塩を使ったカビ予防の方法などをご紹介します。
2.まな板を削るメンテナンス方法
≪木製まな板の特徴≫
木製のまな板は、ヒノキ、ひば、銀杏、桐、ホオノキなどの木を主な素材にして作られており、それぞれの気質によって耐久性、乾きやすさ、硬さなどに違いがあります。
しかし、いずれの木材にも適度な弾力性があり、包丁の固い刃先が当たった衝撃を吸収するため、長時間包丁を使用しても刃こぼれ(はがかける)しにくく腕が疲れにくいですよね。
使い込んだまな板の表面には、包丁の板による多数の傷がつくだけでなく、削られる部分も出てきます。
まな板は水平を保てなくなり、ガタついて食材がうまく切れなくなります。
このような場合は、水平になるようにまな板の表面を削ると、かたむきがなくなり切りやすくなります。まな板を削る際は、サンドペーパー、カンナ、ヤスリなどを使って調整してみよう。また、自分で削ることが難しい場合は、まな板のメーカー等の削り直しサービスを利用すれば解決できますね。
≪まな板にカビが生える原因≫
目には見えないが、空気中には複数のカビ菌が常に浮遊しており、気温(5から35度)、水、酸素、栄養源(食材、汚れ、ほこりなど)がある場所に付着して発育し、成長して密集すると黒いカビとして見えてきます。
まな板には水分と栄養源(食材などの汚れ)が付着しているためカビが生えやすい。逆に水分と栄養源を取り去ればカビの発生を防止できると言えますね。
3.木製まな板を手入れするポイント
木製まな板を長持ちさせるには、日々のお手入れが重要になります。そのため手入れ方法をしっかり把握しておきましょう。
≪使用前にまな板を水で濡らす理由≫
まな板を使用する前と使用中は、まな板を水で濡らす必要があります。まな板の表面に水の膜を作り、食材の匂いや汚れが付きにくくすることが出来ます。ただし、まな板に十分な水分がつきすぎるとかえって食材の匂いが染み込んでしまうので、清潔な布で水気を拭き取りながら使用し、食材を切ったらすぐに水ですすぎ、布巾で余分な水分を拭き取ると言う流れを習慣づけると手入れが楽になります。
≪使用後のまな板の手入れ方法≫
木製まな板の表面には包丁でついた細かい傷跡があり、その中に食材の汚れ等が入り込んでいるのでたわしでゴシゴシとこすって、汚れをかき出します。魚や肉類を切った後のまな板をお湯で洗うと、魚や肉類に含まれるタンパク質がまな板の表面で固まってしまい、汚れが落ちにくくなってしまいます。
そのため、洗剤で洗って水ですすぐようにする。そして最後の仕上げとして殺菌のために熱湯をかけてから、清潔な布で水分を拭き取る。
木製まな板を乾かす際に直射日光を長時間当てたり乾燥機を使用したりすると、急激な温度変化によって割れやそりが起こる恐れがあります。
そのため、木製まな板は風通しの良い日陰に置いて自然乾燥をさせましょう。 乾いたまな板は木目が縦になるように立て掛けて、保管するとそりが起こりにくいです。
そってしまったまな板は、凹んだ面に濡れた付近を当て、反対側の面を日光に当てるとソリが治るので試してみましょう。
4.重曹や粗塩も使えるまな板のカビ対策
≪まな板についたカビの落とし方≫
木製まな板の黒ずみの主な原因は、カビの繁殖です。使用後に洗っていても汚れを完全に落としきる事は難しく、カビが発生してしまうのです。
しかし、ハイターなどの除菌漂白剤を使ってしまうと木製まな板を変色させる恐れがあるので、研磨効果のあるクレンザー、重曹、塩(粗塩)などを使ってカビを擦り落としましょう。
カビ部分をサンドペーパー(100から150番)で削ると言う方法もあります。カビが落ちたら最後は240番で擦って仕上げます。またサンドペーパーの代わりにカンナやヤスリを使っても良いでしょう。(サンドペーパーは、数字が小さいと粗目になり、大きいと細目になります。)
カビの範囲が広くて削ることができない場合は、購入先の削り直しサービスを利用する方法もあります。ただし、カビが深いと取り切れない場合があるのでできるだけ早めに相談した方が良いでしょう。
≪重曹、粗塩を使う≫
まな板の表面に包丁による傷が多くなると、食材の汚れが溜まりやすくなりカビの原因にもなります。そこで、研磨効果のある塩(粗塩)や重曹、クレンザーなどをふりかけて、たわしでかき出しましょう。まな板に重曹や塩、クレンザーをつけて擦ったら水で洗い流して、清潔なふきんで水気を拭き取ること、そして風通しの良い日陰でしっかり乾かしましょう。
濡れたまま放置するとカビの原因になるので注意したいです。
このほかにも使用後のまな板を水や洗剤で洗った後、熱湯消毒する方法もあります。
肉や魚切った際にすぐに熱湯をかけると食材のタンパク質がまな板の表面で固まってしまうので、汚れを水洗いしてから熱湯をかけると言う順番を守りましょう。
重曹や粗塩、熱湯消毒は毎回行う必要はありませんが、定期的に行うとカビ予防につながります。ただし、肉や魚などを調理した際は、重曹や塩の使用や熱湯消毒をする習慣をつけるようにしたいですね。
5.まとめ
木製のまな板の手入れは、しっかりと水洗いをして乾燥させることがポイントです。
また表面にできたカビは、削って落とせます。ちなみに肉や魚、臭いの強い野菜は、まな板の上に牛乳パックやまな板シートなどを敷いてから切ると、食材の匂いやタンパク質の汚れが付きにくいです。
木製まな板はきちんと手入れすれば10年程度は使用することができるので大切に扱いたいですね。
おそうじ革命
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