キッチンの油汚れと水垢の掃除!
キッチンの油汚れ。
換気扇やごとくにこびり付いた油や焦付きをどうやってそうじしたらいいか。
カランやシンクの縁についた水あかにどうやって対処したらいいか。
主婦の方々の永遠の悩みですよね~。
そんな悩みを解消できるおそうじの方法を紹介します。
良ければ一度試してみてください。
まず、油汚れと水あかの性質について考えてみましょう。
これを知らないと、無駄に洗剤と時間を消費してしまうだけです。
今まで間違った洗剤や道具の使い方をしていた方はいないでしょうか?
汚れにはアルカリ性の汚れと酸性の汚れの2種類があります。
酸性の汚れには油脂やたんぱく質、炭水化物を含む有機物の汚れがあり、アルカリ性の汚れには水あかや排泄物などの無機物の汚れがあります。
アルカリ性の汚れには酸性の洗剤、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤で中和し、分解して
汚れを浮き上がらせ、こすったり、拭いたりして取りのぞきます。
と言うことは...。
キッチンの油汚れにはアルカリ性の洗剤を使用し、水あかには酸性の洗剤を使用します。
油汚れに市販の洗剤で対抗するにはマジックリンやマイペットなどで汚れの状態によっって希釈して使用します。
特に頑固な汚れには強アルカリの洗剤で付けおきします。
シロッコファンやゴトク等の丈夫なものは、アルカリ濃度の強い洗剤を60度前後のお湯で希釈(10倍程度)してで30分~1時間付け置きすると効果的です。
注意点:アルカリ性洗剤を使用するときは、必ずゴム手袋などを使用してください。
アルカリ性洗剤と酸性洗剤をまぜると中和作用で効果が減少します。
金属によっては長時間の付けおきで変色(薬剤焼け)がおこるものもあります。
水あかに市販の洗剤で対抗するには水回りティンクルなどの酸性の洗剤を使用します。
簡単な水あかはこのような洗剤で落とせますが、カランの周りなどにこびりついた水あかは対象面を傷つけない程度に水あかをけずって、洗剤の成分が染み込みやすくするしてから擦ると意外ととれるものです。
注意点:酸性洗剤とカビキラーなどの塩素系漂白剤がまざると有毒なガスを発生します。
酸は基本的に金属を溶かすので、使用後は良くすすぎ、長時間の付けおきはしない
でください。
このように汚れの性質を知ることで、効果的に汚れを取ることができます。
昔から使用されている、重曹やクエン酸などはこの中和作用を効果的に使用したおそうじ方法です。
がんこな汚れほど、まずはその汚れの性質を確認してからおそうじを始めることで、効率的にまた、対象物へのダメージを少なくすることができるのです。