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界面活性剤ってなーに?

公開日:2018年10月15日
更新日:2019年02月04日

 

1.はじめに

界面活性剤ってよく聞きませんか?(*´ω`*)

界面活性剤について簡単にご紹介させていただきます。



2.界面活性剤とは

1つ分子の中に、水を好む「親水基」と油を好む「疎水基」の性質をもつ物質。

洗剤の他にも、化粧品、食品の成分として多く使われています。



3.界面活性剤の働き

界面活性剤は多くの洗剤に含まれるているものなので、洗剤にとっては無くてはならない働きをしてくれる成分なのです!

どんな働きをするものかというと、界面活性剤には水を好む性質と油を好む性質があります。本来ならば、水と油のように混じり合わないものを混じり合わせる働きをしてくれるので汚れに浸透しやすいのです!

 

・界面活性剤の3つの作用

 

浸透作用  セーターなどの繊維衣類を水に浸しても、水はなかなかしみ込んではくれません。これは水の中に異物が入ってこようとするのを防ごうとする力が働くからです。

これを界面張力といいます。

水に界面活性剤を入れるとこの力が弱まり水と繊維の表面がなじみやすくなり、簡単に水が繊維の中に入り込むことができます。これを浸透作用といいます。

例えば、コップに水を口きりいっぱい入れてもなかなかこぼれない経験をしたことがあるかと思います。この力を表面張力といいイメージ的には界面張力と同じです。

実験で界面活性剤を入れた水ではアメンボは沈んでしまうそうです( *´艸`)

 

乳化作用  水と油を混ぜようとしても分離して混ざりません。ここに界面活性剤を入れると水を好む性質と油を好む性質があるため水と油を均一に混ぜることができます。

これを乳化作用といいます。

例えば、牛乳も乳化物なのでこの作用が働いています。

牛乳に含まれるタンパク質が界面活性剤の働きをして、水と脂肪が混ざり合った状態を保ってくれています。

 

分散作用  灰やススなどを水に入れて混ぜようとしても混ざらずに表面に浮かんできてしまいます。ここに界面活性剤を入れると界面活性剤の分子に覆われて水の中に分散します。これを分散作用といいます。水の中に分散させ汚れを落としやすくします。

 

界面活性剤はこの3つの作用が働くことで汚れを落としやすくします!



4.まとめ

界面活性剤は反発する水と油の手と手を取り、同じ空間(水中)に引き寄せ、混じり合うきっかけを作ってくれます。そんな人間に私もなりたいです(≧▽≦)笑

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