室外機、お掃除してますか?正しいお掃除の方法をプロが解説します!
エアコンと聞くと、ほとんどの人は室内に設置された本体のことをイメージすると思います。
しかし、エアコンは本体のみでは運転することはできません。
エアコンは、本体である室内ユニットと、室外機とがどちらも正常に作動していないと、正しく運転することができない家電です。
そのため、エアコンを長く安全に使い続けるためには、室内ユニットと同様、室外機も定期的にお掃除をする必要があります。
今回の記事では、室外機清掃の必要性やメリット、お掃除の方法などについて、以下の見出しで詳しく解説しています。
室外機掃除の必要性とメリット
エアコンの室外機は、外に設置されているということもあり、室内ユニットに比べて汚れが溜まりやすくなっています。
汚れが溜まったまま放置すると、以下の様な問題が発生する可能性があります。
エアコンの効きが悪くなる
室外機は、室内機側から送られる冷媒の熱交換を行っています。
そのため、室外機に汚れが溜まると、熱交換効率が悪くなり、エアコンの効きが悪くなります。
電気代が高くなる
室外機が汚れると、エアコンの冷暖房効率が悪くなり、電気代が最大20%近く高くなるという実験結果があります。
これは、汚れによって熱交換効率が低下し、それを補うためにエアコンがより多くの電力を使って運転するためです。
室外機が故障する
室外機に汚れが溜まると、ファンやモーターなどの部品に負荷がかかり、故障の原因になります。特に、以下の部品は汚れの影響を受けやすく、故障のリスクが高くなります。
・ファン: 汚れが溜まると、回転速度が低下し、冷却能力が低下します。
・モーター: 汚れによって負荷がかかり、熱がこもって故障する可能性があります。
・フィン: 汚れが溜まると、熱交換効率が低下し、故障する可能性があります。
騒音が大きくなる
室外機に汚れが溜まると、ファンの回転音が大きくなり、騒音が発生しやすくなります。
室外機の音が大きいと、周辺の住宅と騒音問題に発展することも危惧されます。
【初心者でも安心】誰でもできる室外機掃除の簡単手順
室外機の故障を防ぎ、長く安全に使うためには、定期的にお掃除をして、不調の原因となる汚れを取り除いてあげることが重要です。
この章では、誰でもできる簡単な室外機のお掃除方法と手順をご紹介します。
準備するもの
・掃除機
・雑巾
・ブラシ(フィン用のブラシがあると便利)
・水
・ホース
・バケツ
・ゴミ袋
・脚立(必要な場合)
室外機の掃除の手順
電源を切る
掃除を始める前に、エアコンの電源を必ず切ってください。
室外機の電源ブレーカーをオフにするか、室外機のコンセントプラグを抜きましょう。
周辺の掃除をする
室外機周辺の落ち葉やゴミなどを手で拾います。
細かいゴミは掃除機で吸いましょう。
フィルターを外す
室外機の側面にあるフィルターを外します。
フィルターは水洗いできるので、水で汚れを洗い流します。
フィルターの汚れがひどい場合は、中性洗剤を使って洗いましょう。
フィン掃除
フィンは、室外機の熱交換器です。
フィンに溜まった汚れを、ブラシを使って優しく掃除します。
フィンの間に詰まったゴミは、掃除機にブラシのついたノズルを装着し、吸いましょう。
パネルの掃除
ホースやバケツに溜めた水を使って、室外機のパネルを掃除します。
水をかけながら雑巾で擦るようにしてお掃除しましょう。
汚れが浮き出たら、ブラシを使ってさらに掃除します。
室外機全体にじゃぶじゃぶ水をかけると、故障する恐れがありますので、水をかけるのはあくまで天面だけにして、側面などは雑巾で拭くようにしましょう。
水気を拭き取る
掃除が終わったら、雑巾を使って室外機の水分を拭き取ります。
フィルターを戻す
洗って乾燥させたフィルターを室外機に戻します。
電源を入れる
ブレーカーやコンセントを元に戻し、室内ユニットを起動して、室外機が正常に動作することを確認します。
室外機の故障やケガを防ぐための注意点
室外機掃除は、エアコンの効きを良くし、電気代を節約するために必要な作業です。
しかし、誤った方法で掃除をすると、室外機を故障させたり、ケガをしたりする可能性があります。
感電のリスク
室外機は電気製品なので、掃除をする際には感電のリスクがあります。
以下の点に注意してください。
電源を切る
掃除を始める前に、必ずエアコンの電源を切り、室外機の電源ブレーカーをオフにしてください。
水濡れに注意する
室外機内部に水が入ると、感電や故障の原因になります。
水洗いをする場合は、ホースの水圧を弱めにして、直接水がかからないように注意してください。
また、室外機の左右の面には電子部品が、背面にはファンモーターなど、水に弱いパーツが入っていますので、その分には直接水がかからないように注意しましょう。
感電防止具を使用する
感電防止手袋や感電防止マットなどの感電防止具を使用することをおすすめします。
引っ越しなどの軽作業に使用するゴム製の手袋は、電気を通さない上、怪我も防ぐことができるので便利です。
落下のリスク
室外機は高所にある場合が多いため、掃除をする際には落下のリスクがあります。
以下の点に注意してください。
脚立を安全に使用
脚立を使用する場合は、必ず安全に設置して使用してください。
無理な姿勢で掃除をしない。
足元に注意
ゴミなどを脚立の脚が踏んでしまうと、姿勢が不安定になったり、スリップすることがあります。
足元に落ち葉やゴミなどが散乱していないことを確認してから作業してください。
その他の注意点
フィンを傷つけない
熱交換器アルミフィン(室外機の側面についている鉛色のヒダ)は、室外機の熱交換器です。硬いブラシや高圧洗浄機を使用すると、フィンを傷つけてしまう可能性があります。柔らかいブラシを使って、優しく掃除してください。
部品を破損しない
室外機の部品を破損しないように注意してください。
特に、ファンやモーターなどの精密部品は、壊れやすいので注意が必要です。
無理な掃除はしない
室外機の掃除は、無理せず自分のペースで行ってください。
高所作業や内部の掃除など、難しい場合は無理せず業者に依頼することをおすすめします。
室外機の分解清掃もお任せください!おそうじ革命のエアコンクリーニング
エアコンは、室外機と室内ユニットのどちらも正常に作動しないと、運転することができません。
そのため、室内ユニットと同様に、室外機も定期的にお掃除をして内部をキレイに保つことが重要です。
ハウスクリーニングのおそうじ革命では、エアコンクリーニングメニューの一環として、室外機の分解清掃サービスをご提供しております。
おそうじ革命の室外機クリーニングは、上下左右の室外機パネルやファンを取り外し、それぞれを丁寧に丸洗いいたします。
また、掃除の手が入りにくい熱交換器アルミフィンは、最大3.5Mpaの圧力で水を噴射できる高圧洗浄機を使用し、フィンの隙間に溜まったゴミや汚れを徹底的に吹き飛ばします。
熱交換器やファンの汚れが取り除かれた室外機は、運転の効率が良くなり、エアコンの効きが改善したり、電気代の節約になることもあるといわれています。
室外機のお掃除をしたことがない方、長く安全にエアコンを使い続けたい方は、是非ともこの機会に、おそうじ革命の室外機クリーニングをご利用ください。