エアコンのカビを気にしすぎる必要はない!←これって本当?プロが解説します!
エアコン内部には、空気中を漂っているカビの胞子が取り込まれ、そこで繁殖してしまうことがあります。
しかし、エアコン内部は人の手が届かない場所。
お掃除しようと思ったら、ハウスクリーニング業者などを利用する必要があります。
そんなふうに、エアコンは「簡単にはお掃除できない箇所」です。
日頃気軽にお掃除ができない場所なのだから、多少の汚れやカビくらいならほっておいても大丈夫なのでは、とお考えの方も多いのではないでしょうか。
事実、インターネットのブログ記事では、「エアコンに生えたカビは気にしすぎなくても大丈夫」といった意見がよく書かれています。
エアコンのカビはそれほど気にする必要はないものなのでしょうか?
今回の記事では、「エアコンのカビは気にしすぎなくていい」という意見について、以下の見出しで検証・解説しています。
“エアコンのカビは気にしすぎなくていい”ってマジ!?
エアコンは家電製品ですので、一般家庭における清掃では、フィルターなどの取り外しできるパーツのお掃除が基本になります。
分解しての本格的なお掃除となると、専門的な知識と技術、および道具が必要となるため、プロの業者を利用することになります。そうするとコストもかかるため、そう頻繁には徹底クリーニングを実施することはできません。
この「エアコンは頻繁に徹底清掃できない」という事実からか、「エアコンは頻繁に掃除しなくていい」という認識を持っていらっしゃる方も少なくないようで、ネットで検索をかけると「エアコンのカビは気にしすぎなくていい」という内容のブログ記事をよく見かけます。
中には「エアコンは頻繁に掃除しなくていいようにできている」「自動清掃機能があるエアコンはカビが生えないのでお掃除不要」といった意見を書いているサイトもあります。
汚れたエアコンはカビ拡散マシーンに…
果たしてこれらの意見は正しいのでしょうか?
エアコンクリーニングの専門家であるおそうじ革命の意見は、NOです。
エアコンには、空気中に漂っているゴミやホコリ、カビの胞子など、さまざまな大気汚染物質が集中して溜まります。
これらの汚れは、エアコンから吹き出す風に乗って室内に拡散されるため、汚れたエアコンを使い続けていると、さまざまな健康被害の原因となるおそれがあります。
特に、エアコン内部で成長したカビは、自らも胞子を放出するようになるため、カビだらけのエアコンを使うことは、エアコンの風に乗せてカビの胞子を室内中にばら撒いているようなものです。
エアコンを安全かつ快適に使い続けたいのであれば、定期的なお掃除と、カビや汚れが発生するのを防ぐ予防策をしっかりと講じる必要があります。
なぜエアコンにカビが生えるの?
空気中には、目に見えないほど小さなカビの胞子が漂っています。
カビの胞子は、植物でいうところの種のようなもの。空気中を飛んでいるカビ胞子は、エアコンの吸気口から空気と一緒にエアコン内部に取り込まれ、そこに定着します。
エアコンの内部は、光が届きにくく、空気が滞留しやすい場所です。
特に夏場は、冷房運転時に発生する結露でエアコン内部の湿度が高い状態になるので、カビにとって理想的な環境となります。
梅雨時期や夏場などにエアコンにカビが発生するのは、こうしたカビの発生に適した条件が整うためなのです。
エアコンのカビが引き起こす4つのリスク
カビが放出している胞子は、人の体にさまざまな害を及ぼすことで知られています。
また、カビの発生は、人体だけでなく、エアコン本体にも悪い影響があります。
この章では、エアコンのカビが引き起こすリスクについて解説します。
リスク①健康被害
冒頭でも書きましたが、カビの胞子は人体に悪影響を及ぼすことがあります。
人がカビの胞子を吸入すると、体内の免疫細胞がこれを排除しようとさまざまな反応を起こします。
アレルギーなどの免疫反応はこの免疫細胞によるもので、肺に入ると喘息や咳の原因になったり、目などの粘膜や皮膚に炎症を起こすこともあります。
また、体力の低下した人がカビの胞子を吸い込むと、免疫機能がカビの胞子に負け、肺の中でカビの胞子が繁殖し、重篤な肺炎に発展してしまう恐れもあります。
リスク②エアコンへのダメージ
エアコン内部にカビが増殖すると、電子基板の隙間などに入り込んでショートさせたり、エアコンの吸気を妨げ、ファンモーターなどにダメージを与えることがあります。
リスク③電気代がかさむ
カビが繁殖すると、エアコンの吸気を妨げて空気の流れが悪くなります。
そうすると、エアコンは本来の性能を発揮できず、リモコンの設定通りに運転できなくなる可能性があります。
効率の落ちたエアコンでお部屋をしっかり空調しようと思ったら、より強力な設定で運転しなければならず、そうすると電気代が余計にかかってしまいます。
リスク④水漏れの危険性
カビだらけのエアコンをそのまま使い続けていると、繁殖したカビがドレンパン(冷房で出た結露水などを排水してくれるパーツ)の穴を塞ぎ、結露水がうまく排水されなくなってしまいます。
排水されず溜まっていった結露水は、やがてドレンパンの容量を超えて溢れ出し、室内側に逆流してしまいます。
エアコンの水漏れは、建具やカーテンを汚したり、テレビなどの家電にかかって故障させてしまうおそれもあります。
エアコンからポタポタと水が垂れている場合は、早急にクリーニングをしてカビを取り除き、ドレンパンの詰まりを解消してあげる必要があります。
エアコンに発生したカビを取り除くには?
エアコンのカバーやルーバーなどのパーツは、取り外して洗うことができます。
この章では、エアコンに発生したカビを取り除く方法について、エアコンのパーツ別に解説していきます。
①エアコンフィルター
エアコンフィルターは、エアコンの前面パネルの中に格納されています。
手で簡単に取り外せますので、週に1度くらい外して掃除機をかけましょう。
カビがひどい場合は、中性洗剤とブラシを使い、お風呂場などで水洗いをしましょう。
②ルーバー
風向ルーバーも取り外しが可能です。
ただし、非常に折れやすいパーツなので、取り外しの際は慎重に作業し、危険そうな場合は無理をしないことが大切です。
風向ルーバーは、お風呂用の中性洗剤とブラシを使ってこすり洗いをしたあと、たっぷりの水で流してキレイにしましょう。
③吹き出し口
エアコンの風が吹き出す部分を、吹き出し口と呼びます。
吹き出し口にカビが見える場合は、濡らした雑巾を割り箸などで突き込み、拭き掃除をしましょう。
作業の際は、左右の風向ルーバーや送風ファンなどのパーツを破損しないように注意してください。
最後に、消毒用のエタノールを乾いた布に含ませて除菌拭きし、乾拭きをして終了です。
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この防カビコートは、冷房運転時などにエアコン内部に発生する結露水に少しずつ溶け出し、カビの繁殖を抑制してくれます。
効果は1シーズンほどですので、夏前に施工しておけば、冷房シーズンが終了するまで効果が持続します!
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