カーペットに油をこぼした時の対処法|カーペットにこぼした油に効果のある洗剤
「カーペットに油っこい料理をこぼしてしまった…!」
そんな時はどうすれば良いのでしょうか?
油汚れは疎水性で、水に溶けない性質があります。
そのため、水拭きでお掃除しても、油が取りきれず、いつまでもヌルヌルした感触が残ってしまいます。
そんな困った油汚れをキレイにするにはどうすれば良いのでしょうか?
また、カーペットにこぼしてしまった油はどのように対処するのがベストなのでしょうか?
今回の記事では、カーペットに油をこぼしてしまった場合の対処法や、油汚れの落とし方について、以下の見出しで解説しています。
カーペットに油をこぼしちゃった!どうしたらいい?
カーペットに、油などの調味料や、脂っこい食べ物などを落としてしまった場合、どのように対処・お掃除するべきなのでしょうか?
この章では、カーペットにこぼしてしまった油汚れの対処法について解説します。
対処法①キッチンペーパーや不織布に油を吸わせる
カーペットに油をこぼしてしまった場合、いきなり雑巾などで拭き掃除するのはNGです。
下手に拭いてしまうと、油が周りに伸びて汚れが広がってしまうおそれがあります。
まずはキッチンペーパーや不織布などを油汚れに被せ、油分をしっかり吸い取るようにしましょう。
最初にできるだけ念入りに吸い取っておくと、この後のお掃除が非常に楽になります。
対処法②油は擦り拭きNG!叩いて吸い取りましょう
油汚れをお掃除する際は、クロスを前後左右に動かすような “擦り拭き”はNGです。
擦り拭きをすると、そのほかの範囲まで汚れが広がってしまう恐れがあります。
油汚れが広がると、ヌルヌルした嫌な感触がいつまでも取れなかったり、油分を求めてゴキブリなどの害虫が集まってくることもあります。
油汚れをお掃除する際は、クロスを二次元的に動かすのではなく、空中から叩くように三次元的に拭くのがベストです。
叩き拭きをすることで、その他の範囲に油が広がることなく、効率よくキレイにすることができます。
カーペットにこぼしてしまった油汚れに効く洗剤
油は、水のように、放っておいても乾くことはありません。
そのため、油汚れをキレイに除去したいなら、洗剤を使って油分を分解して取り除く必要があります。
この章では、カーペットにこぼしてしまった油汚れに効く洗剤を、いくつかご紹介します。
カーペットの油汚れに効く洗剤①重曹
重曹は弱アルカリの性質を持つ化学物質で、「炭酸水素ナトリウム」という別名でも売られています。
油汚れは酸性の性質がありますので、弱アルカリ性の重曹を油汚れに混ぜると、油が重曹と中和しあって分解されます。
重曹は、薬局などで手軽に買えるうえ、食品などにも利用されることがあるなど、人の体にもほとんど害がないのも魅力です。
カーペットのお掃除に使う場合は、500mlの水に重曹を大さじ1〜2杯混ぜたものをスプレーボトルに移し、汚れに噴射しながら使うのがおすすめです。
⬇️以下の記事では、重曹を使ったカーペットのお掃除方法について解説していますので、よろしければこちらもご一読ください。
カーペットのお掃除には低刺激で手軽に作れる重曹水が便利!掃除方法を解説します
カーペットの油汚れに効く洗剤②食器用洗剤
食器用洗剤には、界面活性剤という成分が含まれています。
油の分子には、表面に境界があり、この境界のおかげで水と混ざらないようになっています。
界面活性剤には、油表面のこの境界を破壊し、水に溶けるようにする作用(乳化)があります。
カーペットに使う場合は、水で濡らした雑巾に1〜2滴、食器用洗剤を垂らしたもので拭くか、重曹のようにスプレーボトルで混ぜたものを噴射して使うのがおすすめです。
カーペットの油汚れに効く洗剤③ベンジン
ベンジンは原油から精製される溶剤で、油を分解する力があります。
市販されているシール剥がしやマジック落としなどの洗剤には、ベンジンが使われていることが多いです。
食品油を落とす、というよりは、どちらかというと、カーペットについてしまった口紅などの化粧品や、マジック、クレヨンなどの汚れを落とすという用途で使うイメージです。
ベンジンは揮発性が高く、可燃性なので、取り扱いには十分注意しましょう。
また、ベンジンは繊維にダメージを与える場合もあるので、ご家庭のカーペットに使用できるかどうかをしっかり調べてからお掃除するようにしてください。
カーペットの油汚れに効く洗剤④マジックリン
キッチンマジックリンやガラスマジックリンなどの家庭用万能クリーナーも、油汚れを落とすのに適しています。
マジックリンなどのクリーナーは、泡状で噴射でき、繊維にしっかり浸透させられるので、非常に使い勝手が良いです。
汚れに噴射したら、ブラシなどで泡を塗り込み、繊維の奥までしっかり浸透させましょう。
洗剤と油を反応させたら、濡れ雑巾で拭き取り、乾いた雑巾をしばらく押し当てて水分を吸い出します。
その後は、しっかり乾燥させるようにしましょう。水分が残っていると、カビなどが発生する恐れがあります。
油汚れが広範囲の場合は丸洗い or クリーニングを利用しましょう
油汚れがカーペットの広い範囲に伸びてしまっている場合は、カーペットを丸洗いするか、クリーニング店やハウスクリーニングを利用されるのをおすすめします。
家庭用のカーペットは、繊細な素材でできているものを除き、ほとんどのものが洗濯機や手洗いなどで洗濯可能です。
洗濯用洗剤に含まれる界面活性剤は、油汚れの除去にも効果がありますので、汚れの範囲が広い場合は、部分洗いよりも丸洗いの方が効率よく確実にキレイにすることができます。
⬇️以下の記事では、ご家庭でカーペットを洗濯する際の注意点やポイントを解説しています。こちらの記事をご覧になって、ぜひご家庭でのお洗濯にもチャレンジしてみてください。
カーペットは洗濯可?自宅やコインランドリーでの洗濯方法などを解説します
大きなカーペットや、タイルカーペットなど、お洗濯が難しいカーペットのお掃除は、ハウスクリーニングを利用してキレイにしてもらうのもおすすめです。
アルカリ&界面活性剤で油汚れも徹底分解!防汚コーティングも承ってます!おそうじ革命のカーペットクリーニング
おそうじ革命のカーペットクリーニングサービスでは、油汚れを含むさまざまな汚れの分解に効果のある万能クリーナーをカーペットに吹きかけ、繊維の奥まで浸透させて汚れとしっかり反応させた後、リンサーバキュームを使って丁寧にすすぎと汚水回収を行います。
カーペット繊維の奥、普段のお掃除では手が届かないような場所に入り込んだ汚れやゴミも、アルカリ成分と界面活性剤でしっかり分解して汚れを浮かせた後、高い吸引力をもつバキュームで洗いながら汚れを吸い出しますので、お掃除後のカーペットは新品のように美しく、清潔に仕上がります。
また、せっかくキレイにしたカーペットに汚れが再び付着するのを予防する、カーペット防汚コーティングオプションもございますので、ぜひそちらもご利用ください。
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