洗えないカーペットの掃除方法を徹底解説!部分洗いの方法やスチームクリーナーの使い方も
ご家庭やオフィス、お店の床を彩るカーペット。
人が歩いたり、時にはそこに座ったり、寝転がってくつろぐこともあるカーペット、なるべく清潔にしておきたいものですよね。
そんなカーペットですが、素材や大きさによっては、ご家庭で洗濯するのが難しいものもあります。
洗えないカーペットは、どのようにお掃除するのが良いのでしょうか?
今回の記事では、洗えないカーペットにはどのようなものがあるのかや、洗えないカーペットの清掃方法などについて、以下の見出しで解説しています。
丸洗いできないカーペットにはどんなものがある?
カーペットには、ご家庭で洗濯できるものとそうでないものとがあります。
洗うことができないカーペットをうっかり洗濯してしまうと、繊維が縮んでしまったり、ゴワゴワになってカーペット本来の質感が失われることもありますので、洗濯不可のカーペットをご家庭で洗濯するのは基本的には避けた方が良いでしょう。
この章では、丸洗いできないカーペットにはどのような種類のものがあるのか解説していきます。
洗えないカーペット①シルクなどの繊細なもの
シルクなどの繊細な繊維のカーペットは、洗濯機に入れて洗うことはできません。
また、ナイロンやポリプロピレンなどの化学繊維は熱に弱いため、お湯で洗うと繊維が変質してしまいます。
これらの素材でできたカーペットは、洗濯機および手洗いでの洗濯は難しいと言えるでしょう。
洗えないカーペット②大きなもの・重たいもの
洗濯可能な素材のカーペットであっても、面積の大きなものや、重量のあるカーペットは洗濯するのは難しいでしょう。
例えば、1.5畳くらいの大きさのカーペットを洗濯機で洗うには、容量が8kg以上の洗濯機が、3畳以上のカーペットを洗う場合は、12kg以上の容量のある洗濯機が必要といわれています。
また同様に、重量のあるカーペットも洗濯には不向きです。同じ大きさでも、化繊のカーペットよりウールのカーペットの方が重かったりなど、素材によっても重さが違うので注意が必要です。
洗えないカーペット③洗濯不可表示のあるもの
ご家庭のカーペットが洗濯できるかどうかを確認するには、カーペットについているタグを見るのが最も手っ取り早いです。
カーペットのタグに、「桶+数字のマーク」がついているものは、家庭用の洗濯機で洗濯可能です。
「桶+手のマーク」がついているものは、洗濯機には入れられませんが、手洗いでならお洗濯することができます。
「桶に×マークがついているもの」は、ご家庭ではお洗濯できません。
洗えないカーペット④カーペットタイル
カーペットタイルとは、正方形などの形にカットされたカーペットを、タイルのように敷き詰めて使う床材のことです。
カーペットタイルには摩耗に強い素材が使われているため、オフィスなど、人が土足で歩行するような場所に敷かれていることが多いです。
また、汚れたり傷ついたりしたら、その部分のタイルだけを交換できるのも魅力です。
ただし、カーペットタイルは洗濯には向いておらず(重量がある、剥がすのが大変など)、洗剤などでキレイにしたい場合は部分洗いが基本になります。
洗えないカーペット清掃テクニック
カーペットには、洗濯できるものとそうでないものとがあることがわかりました。
では、洗濯できないカーペットのお掃除したい場合はどうすれば良いのでしょうか?
洗濯することができないカーペットのお掃除は、掃除機がけや消臭剤・除菌剤を散布して干す、といった方法で全体をお掃除するか、汚れている箇所を部分的にお掃除する「部分洗い」がメインとなります。
この章では、洗えないカーペットの部分洗いテクニックについて解説します。
洗えないカーペットの部分洗いテクニック
【用意するもの】…雑巾(水拭き用と乾拭き用で2枚)、スプレーボトル、食器用洗剤、歯ブラシ
【下準備】…スプレーボトルに水を入れ、そこに食器用洗剤を1、2滴垂らして洗剤水を作る。雑巾は1枚をあらかじめ濡らしておき、やや強めに絞っておく。
【掃除の手順】
①カーペット全体に掃除機をかけてゴミを取る
②汚れている部分に、100倍程度に希釈した食器用洗剤をかける
③濡らした雑巾で叩くように拭く。汚れの外側から中心に向かって拭くようにすると良し。
④繊維の密度が高いものや、汚れがひどい場合は、歯ブラシを使って擦る。
⑤乾拭き用の雑巾で水分をしっかり拭き取る。
⑥そのまま風通しの良い場所で半日ほど乾燥させる。
スチームクリーナーを使ったカーペットの洗浄方法
大きなラグや重量のあるカーペット、およびタイルカーペットなどは、洗濯機を使って水洗いするのが難しい製品です。
そのようなカーペット・床材をお掃除するのに便利なのが、沸騰させた蒸気で汚れを落とす、スチームクリーナーです。
この章では、スチームクリーナーを使ったカーペットの洗浄方法をご案内します。
スチームクリーナーの洗浄手順①カーペットの確認
まず、カーペットやラグについているタグを確認しましょう。
桶のマークに30や40の数字がついているものは、その数字以上の温度のスチームを当てると繊維が傷む恐れがあるので、スチームクリーナーは使用できません。
スチームクリーナーの洗浄手順②クリーナーの準備
スチームクリーナーを使う前に、取扱説明書をよく読み、正しく使えるように準備します。水タンクに適切な量の水を入れ、洗剤が必要な場合は指定された洗剤を加えます。
スチームクリーナーの洗浄手順③スチームクリーナーの設定
スチームクリーナーは、さまざまな設定が可能です。
カーペットの素材や汚れの程度に合わせて、最適なスチームの圧力と温度を選択しましょう。
スチームクリーナーの洗浄手順④テストクリーニング
スチームクリーナーを使う前に、カーペットの隅などの目立たない部分でテストしてみましょう。スチームを軽く当て、そのまま10分ほど様子を見ます。繊維が変形したり、色が変わったりしなければ、テスト完了です。
スチームクリーナーの洗浄手順⑤スチームをかける
スチームクリーナーをゆっくりと動かしながら、均等にスチームをかけます。隅々まで行き渡るように注意深く操作しましょう。
また、頑固な汚れがある部分には重点的にスチームを当てます。
スチームクリーナーの洗浄手順⑥汚れのこすり落とし
スチームが浸透したら、専用のブラシやこするためのアタッチメントを使用して、頑固な汚れをこすり落とします。その際は、力を入れすぎないように注意し、カーペットの繊維を傷つけないように心掛けましょう。
スチームクリーナーの洗浄手順⑦汚水の吸引
スチームクリーナーには、吸引機能が搭載された機種もあります。
スチームで汚れが浮き上がったら、吸引機能を使用して、汚れと水分をしっかりと吸い取ります。汚水を吸い上げることで、汚れや湿気が残るのを防ぎ、カーペットを速やかに乾燥させることができます。
スチームクリーナーの洗浄手順⑧乾燥と仕上げ
最後に、カーペットを十分に乾かします。
窓を開けて換気を促進したり、扇風機を使用するなどして、湿気を早く逃がすことが重要です。
物干し竿を使って干すのも有効です。
カーペットには、日光や乾燥に非常に弱いものもありますので、極力室内で陰干しするようにしましょう。
カビなどを防ぐためにも、半日〜1日程度は乾燥させるようにしましょう。
洗えないカーペットはプロにお任せを!おそうじ革命のカーペットクリーニング
ハウスクリーニングのおそうじ革命では、カーペットのクリーニングも承っております。
大きい&重たいなどの理由でご家庭での洗濯が難しいカーペットや、オフィスの床に敷かれたカーペットタイルの洗浄などは、是非ともおそうじ革命にご用命ください。
おそうじ革命のカーペットクリーニングでは、カーペットクリーニングに特化した洗浄成分を独自配合した洗剤を用い、水の高圧噴射&汚水バキュームが同時にできるリンサーマシンを使って、繊維の奥に入り込んだ汚れもキレイに浮かせて落とします。
カーペットやラグは、自分達が思っている以上に汚れているもの。
回収された真っ黒な汚水をみて、驚愕されるお客様も少なくありません。
「我が家のカーペット、一度も洗濯したことがないんだけど…どうしたらいいかな?」
「洗濯していいのかどうか、どう洗濯したらいいのかわからない」
「オフィスの床が汚れてる気がする…。土足で歩く場所だし、一度キレイにしたい」
そんなカーペットのお掃除について、疑問や不安のある方は、この機会におそうじ革命へご相談くださいませ。
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