カーペットのシミ取りを解説!掃除の詳しい手順やNGなお掃除方法も網羅!
飲み物や食品をこぼしたり、子どもさんがうっかり汚してしまったりと、カーペットにはさまざまな汚れが付着します。
こうしたカーペットの汚れは、放置していると落とすのが大変な「シミ」に変化してしまいます。
今回の記事では、カーペットにできてしまったシミにお困りの方に向けて、シミをキレイに取る方法や、カーペットのシミ取りの際に気をつけるべきポイントなどについて、以下の見出しで解説しています。
カーペットの汚れを種類別に解説
カーペットには、人の足の裏についている汚れ・ゴミや、食べ物や飲み物をこぼしてできるシミ汚れなど、さまざまな汚れが付着します。
そしてこれらの汚れは、その種類によって効果的なお掃除方法が異なります。
この章では、カーペットに付着する汚れを、水溶性、油性という2つの性質に分類して解説します。
カーペットの汚れ①水溶性の汚れ
水溶性の汚れは、読んで字の如く、水に溶ける性質を持っています。
油性の汚れのように油分を多くは含んでいないため、ぬるま湯や、比較的弱い洗剤で落とすことができます。
カーペットに付着する水溶性の汚れは、コーヒーや紅茶などの飲み物、醤油などの調味料による汚れなどが代表的です。
カーペットの汚れ②油性の汚れ
油性の汚れは、成分に油を多く含んでいる汚れです。
水と油は互いに溶け合いませんので、油性の汚れを水拭きしてもあまりキレイになりません。
油性の汚れを落とすには、界面活性剤入りの中性洗剤や、重曹・セスキ炭酸クリーナーなどのアルカリ性の洗剤を用います。
カーペットに付着する油性の汚れには、代表的なもので、チョコレート、クレヨン、ファンデーションや口紅などの化粧品、ラー油やごま油などの調味料による汚れなどがあります。
カーペットのシミ取りテクニックを解説!
カーペットにはさまざまな汚れが付着し、その汚れの性質に応じて効果的なお掃除方法・洗剤が違うことがわかりました。
この章では、カーペットにできてしまったシミの取り方を詳細に解説します。
カーペットのシミ取り①水溶性汚れの落とし方
【水溶性汚れ】…コーヒーやジュース、醤油などの油分の少ない調味料、など
【用意するもの】…雑巾(水拭き用と乾拭き用で2枚)、食器用洗剤
【シミの取り方】
①叩き拭き
まずは濡らした雑巾でシミを叩き拭きします
擦ると汚れが伸びるので叩くように拭きましょう。
水分を浸透させ、繊維をほぐし、汚れを浮き上がらせるイメージです。
②洗剤拭き
叩き拭きで落ちなかった汚れは、食器用洗剤を使って落とします。
①で使った雑巾に食器用洗剤をほんの少し垂らしたもので汚れを拭いて、洗剤を馴染ませます。
洗剤に含まれる界面活性剤が、汚れを繊維から引き剥がしてくれます。
たくさん洗剤を垂らしてしまうと、泡がいつまでも切れないので注意しましょう。
③すすぎ拭き
洗剤拭きで使った雑巾を一度洗い、軽く絞ったもので拭きます。
汚れと混ざった洗剤を、濡らした雑巾で拭いてすすぐイメージです。
④乾拭き
最後に乾いた雑巾で叩き拭きをして、繊維に入り込んだ水分をしっかり取ります。
その後は風通しの良い場所で半日くらい乾燥させましょう。
カーペットのシミ取り②油性汚れの落とし方
【油性汚れ】…チョコレートなどの油分の多い食品、クレヨン、口紅などの化粧品
【用意するもの】…雑巾(水拭き用と乾拭き用で2枚)、歯ブラシなどの掃除用ブラシ、重曹orセスキ炭酸クリーナー、ぬるま湯
【シミの取り方】
①洗剤づくり
ぬるま湯(40〜45℃くらい)500mlに、重曹もしくはセスキソーダを大さじ一杯溶かします。
その洗剤水に雑巾を浸し、軽く絞ったものを用意します。
②洗剤拭き
ゆるく絞った雑巾を汚れに押し付け、軽く叩きながら汚れに洗剤を浸透させます。
汚れとその周辺のカーペット繊維がしっかりと濡れるくらいまで洗剤を塗りましょう。
③ブラッシング
歯ブラシなどの掃除用ブラシを使って擦ります。
ブラシで擦ることで、アルカリ性の重曹と、酸性の性質を持つ油汚れとの反応が促進され、中和して分解されます。
汚れの外側から中心に向かって擦るようにすると、周囲に汚れが伸びるのを防ぐことができます。
④すすぎ拭き
真水で濡らした雑巾を使って擦り、洗剤と汚れをすすぎます。
この時も、ポンポンと叩くように拭くか、汚れの外側から内側に向かって擦り拭きしましょう。
⑤乾拭き
最後に乾いた雑巾で叩き拭きをして、繊維に入り込んだ水分をしっかり取ります。
その後は風通しの良い場所で半日くらい乾燥させましょう。
注意!カーペットのシミ取りで避けた方がいい洗剤or掃除法とは?
カーペットのシミ取りをする際、誤った洗剤や方法でお掃除をすると、逆にシミを広げたり、カーペットを傷つけたりする可能性があります。
この章では、カーペットのお掃除の際に使うのを避けた方がいい洗剤や、掃除法のNGポイントを具体的に解説します。
①強酸性や強アルカリ性の洗剤の使用
強酸性や強アルカリ性の洗剤は、カーペットの繊維を傷つける可能性があります。
シミを取るどころか、カーペット自体が劣化してしまう恐れがありますので、掃除前に洗剤の成分を確認し、弱酸性・弱アルカリ性のものか、中性のものを選ぶようにしましょう。
② 漂白剤の乱用
漂白剤は強力な漂白作用がありますが、使用方法を誤るとカーペットの色を変えたり、繊維を傷つけたりする可能性があります。漂白剤を使用する際は、適切な希釈比率や時間を守り、慎重に取り扱いましょう。
また、塩素系の漂白剤は、カーペットの色が白く抜けたようになるほか、毒性も強いので、使用は控えましょう。
③過度なスチームの使用
最近話題のスチームクリーナーも、使用には注意が必要です。
過度な使用はカーペットを濡らしすぎ、カビや臭いの原因となります。
また、素材によっては使用することができないカーペットもあります。
④ゴシゴシ擦る
力強く擦ると、カーペットの繊維が傷つき、毛羽立ちや色あせの原因になります。
柔らかい布やブラシを使用し、優しく汚れを取るよう心がけましょう。
専用クリーナーとバキュームで頑固なシミも一掃!おそうじ革命のカーペットクリーニング
ハウスクリーニングのおそうじ革命では、カーペットのクリーニングも承っております。
おそうじ革命のカーペットクリーニングは、リンサーと呼ばれる特殊なカーペット専用バキュームと、カーペットのシミ・汚れ落としに特化した成分を独自配合したオリジナルのクリーナーを使って、頑固なシミもしっかりキレイにいたします。
カーペットクリーニングの工程は、カーペット全体に専用クリーナーを散布したあと、洗浄水を噴射しながら同時に吸うことができるリンサーバキュームを使って汚水を回収していきます。
繊維の隙間、奥の方まで入り込んだ汚れをクリーナーでしっかり分解し、リンサーバキュームで強力に吸引いたしますので、ご家庭のお掃除では難しい汚れ・シミもしっかりキレイにすることが可能です。
カーペットのシミ・汚れにお困りの方、お掃除について疑問や不安のある方は、ぜひおそうじ革命へご相談ください。
熱意を持ってご対応させていただきます。