エアコンがゴキブリの巣になっている!?侵入対策&駆除について解説します
「お家の中にゴキブリが!一体どこから現れたんだろう…?」
家の中でゴキブリを見かけると、一瞬パニックになりますよね。
そのゴキブリ、実はエアコンなどの家電の中を住処にしている可能性があります。
今回の記事では、「エアコンがゴキブリの巣になる」とは本当なのか、ゴキブリがエアコンに侵入するのを防ぐ方法、エアコン内部のゴキブリを駆除する方法などについて解説します。
「エアコンがゴキブリの巣になる」コレってマジ!?
「エアコンに侵入したゴキブリがそこで巣を作る」こんな噂を耳にすることがありますが、果たして本当なのでしょうか?
実は、エアコンにゴキブリが入り込み、そこで繁殖する、というのはよくある話です。
おそうじ革命でも、エアコンクリーニングに伺った際、分解したエアコンのパーツからゴキブリの死骸や、脱皮した殻が出てくることがたまにあります。
どうしてゴキブリはエアコンに巣を作るのでしょうか?
この章では、ゴキブリがエアコンを住処にする理由について解説します。
エアコンがゴキブリの巣になる理由①熱が保たれている
ゴキブリは寒さを嫌う生き物です。事実、最近では生息が報告されていますが、冬の寒さの厳しい北海道などには、一昔前までゴキブリは住んでいませんでした。
そのため、冬場など、気温が低い時期はゴキブリの活動も弱まります。が、最近の住宅は冬でも暖かい構造になっているため、家の中で年中ゴキブリを見かけるようになりました。
さらに、お部屋を温めているエアコンは。ゴキブリにとって寒さをしのぐのに大変都合のいい家電です。
エアコンがゴキブリの巣になる理由②エサとなるものがある
ゴキブリは雑食性で、ありとあらゆるものをエサにしています。
そして、その中には、人間の髪の毛や皮脂、ホコリ、カビなども含まれます。
エアコンの内部には、エアコンが取り込んだ空気に含まれている微細なハウスダストや、それをエサに繁殖したカビなどが溜まります。
つまり、汚れたエアコンの内部は、ゴキブリにとって食べ放題のビュッフェのような状態になっているのです。
エアコンがゴキブリの巣になる理由③姿を隠せる
ゴキブリは、温度が高く一定であり、エサが豊富にある場所を好むほか、人の目が届きにくい場所を選んで巣とする習性があります。
エアコンの内部は、普段人の手の入ることがほとんどない場所であり、エサも豊富で温度も安定しています。まさにゴキブリにとっての天国のような場所といえるのです。
ゴキブリの糞が他のゴキブリを呼ぶ
ゴキブリの糞には、集合フェロモンという化学物質が含まれています。
この集合フェロモンは、ほかのゴキブリを呼び寄せるといわれています。ゴキブリの巣など、たくさん糞が落ちている環境は、その他の個体をより強く呼び寄せる効果があるのです。
そのため、一度巣を作られてしまったら、そこに家中のゴキブリが集まってくることも考えられます。
ゴキブリをエアコンの中に繁殖させないようにするには、ゴキブリの侵入を防ぐ対策をしっかり取ることがとても大切です。
エアコンへのゴキブリの侵入を防ぐ方法
エアコンの内部は、ゴキブリにとって理想的な環境となることがわかりました。
では、そのエアコン内部にゴキブリが侵入しないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
この章では、エアコンへのゴキブリの侵入を予防する方法について解説します。
ドレンホース対策
エアコンには、冷房で出た結露水を外に排水するための、ドレンホースというパーツが取り付けられています。ゴキブリは、このドレンホースの中を通って、室内に侵入してくることがあるといわれています。
ゴキブリの侵入を防ぐには、ドレンホースの先端に侵入防止用の弁や防虫キャップを取り付けるのがおすすめです。
ドレンホースには、ゴキブリだけでなく、さまざまな虫が侵入します。そのせいでドレンホースが詰まり、室内に結露水が逆流することもあるので、ドレンホースの防虫対策はしっかりしておきたいところです。
定期的なお掃除
ゴキブリの侵入を防ぐには、エアコンの内部を清潔な状態にしておくことがとても大切です。
高圧洗浄などを定期的に実施し、エアコン内部にあるカビやホコリなど、ゴキブリのエサとなるものを洗い流しましょう。
定期的なお掃除で、ゴキブリが住みづらい環境を維持しておくことが、最も効果の高い防虫対策です。
エアコンに侵入したゴキブリを退治する方法
エアコンにゴキブリが侵入しないようにするには、ドレンホースの防虫対策と、定期的なお掃除が大切ということがわかりました。
では、現在すでにエアコンにゴキブリが巣を作っている場合は、どのような方法で駆除するのが良いのでしょうか?
この章では、エアコンに侵入したゴキブリを退治する方法について解説します。
卵を駆除する
ゴキブリの卵は、大きさが約2〜3ミリ程度で、小豆によく似ています。
エアコンのカバーやフィルターを取り除いた際、黒くて小さな小豆のようなものを見かけたら、それはゴキブリの卵ですので、速やかに紙やビニールに包んで潰してしまいましょう。
中身が出るほど強く潰す必要はなく、軽く握ってヒビを入れるだけでも、卵鞘の内部が外気に触れて乾燥し、孵化できなくなります。
バルサンを焚く
バルサンは、薬剤を煙状にして散布し、室内の隅々まで行き渡らせることで、お部屋の中にいるさまざまな害虫を駆除できる殺虫剤です。
もちろんエアコン内部に侵入したゴキブリにも効果がありますので、エアコンにゴキブリがいるような気配がする場合は、バルサンを焚いて駆除しましょう。
ただし、バルサンなどの殺虫剤は、ゴキブリの卵には効果がありません。ゴキブリの卵鞘は非常に硬く、殺虫剤が浸透しない構造になっているためです。
なので、バルサンを一度焚いたら、その2〜3週間後など、生き残った卵が孵化するタイミングでもう一度焚く「二度焚き」が推奨されています。
エアコンの分解クリーニングをする
エアコン内部に侵入した成虫と卵、両方を効率よく駆除するには、エアコンクリーニングが最適です。
エアコンクリーニングで使用する洗剤には、界面活性剤という成分が含まれています。界面活性剤は、ゴキブリの体表面にあるワックス層を破壊することでゴキブリの撥水性を無効化し、水を気門に流し込んで窒息死させることができるようになります。
また、高圧洗浄機で内部の汚れをくまなく吹き飛ばすので、ゴキブリの卵などもエアコン本体からキレイに一掃することができます。
クリーニング後のエアコンは、ゴキブリのエサとなるカビやホコリがなくなりますので、再度ゴキブリが侵入するのを防ぐ効果も期待できます。
分解洗浄でゴキブリの発生しづらい環境に!おそうじ革命のエアコンクリーニング
おそうじ革命では、エアコンの分解クリーニングサービスをご提供しております。
おそうじ革命のエアコンクリーニングは、エアコンパーツを一つ一つ丁寧に分解し、熱交換器アルミフィンや送風ファンの隙間、エアコンの奥の奥、裏の裏まで、高圧洗浄機で徹底的に洗い流します。
人の目には見えない位置に隠れたゴキブリや、産卵されている卵なども一網打尽で駆除できますので、エアコンに侵入したゴキブリにお悩みの方は、ぜひ一度おそうじ革命へご相談ください。
エアコンを分解洗浄することで、エアコンの内部はとても清潔な状態となり、ゴキブリが発生しづらい環境となります。
また、ゴキブリのエサとなるカビの発生を抑制する「防カビ抗菌コート」オプションサービスもございますので、ぜひ併せてご利用ください。