エアコン内部にカビが発生する仕組み|自分でカビを取る方法
「エアコンを下から覗いてみると、吹き出し口の奥に真っ黒なカビが生えててびっくり!」
「エアコンのフィルターに黒い点々が…。これ、カビですよね?」
エアコンにはさまざまな汚れが発生しますが、カビもその一つです。
カビは胞子を飛ばしており、この胞子は人体に悪い影響が出ることもあるアレルゲン物質です。カビの生えたエアコンは、衛生的にも好ましいものではありません。
カビは、どのような経緯でエアコン内部に発生するのでしょうか?
また、エアコン内部に発生したカビを落とす方法はあるのでしょうか?
この記事では、エアコン内部のカビについて、発生のメカニズムやお掃除の方法を解説しています。
エアコン内部にカビが発生するメカニズム
エアコンは、部屋の空気を取り込んで熱交換器に通し、温めたり冷やしたりした後、吹き出し口から空調した空気を再び室内に送り返しています。
空気中には、人の目に見えないほど小さなホコリや花粉などの大気汚染物質が飛んでおり、その中にはカビの胞子も含まれています。
エアコンは、部屋の空気と一緒に、この空気中のカビの胞子も吸い込んでいるのです。
また、エアコンを冷房運転すると、熱交換器が冷え、そこに空気中の水蒸気が凝固し結露になります。エアコン内部に取り込まれたカビの胞子は、この結露水などの水分を使って成長し、どんどん大きくなっていきます。
エアコン内部は、暖房運転時には温かく乾燥しており、冷房運転時には冷たく湿潤になります。
エアコンにカビが発生するのが、冬よりも夏の方が多いのは、冷房運転することでエアコン内部に湿気や水分が溜まるためなのです。
エアコン内部にカビが発生するのを防ぐ方法
エアコンの内部にカビが生えないようにするには、日頃から防カビ対策をしておくことが重要です。
この章では、エアコン内部のカビを防ぐ日常的な対策について解説します。
冷房後の送風運転
エアコンを使用した後、冷房モードから送風モードに切り替えてしばらく運転させることで内部を乾燥させ、カビの発生を防ぎます。冷房運転中に発生した結露を取り除くために、エアコンを使った後は30分程度送風運転をしましょう。「内部クリーン」などのモードが搭載されているエアコンは、そちらの機能を使っても良いでしょう。
フィルターの定期的な清掃
エアコンのフィルターにはホコリや汚れがたまりやすく、これがカビの発生源となります。フィルターは空気中の微粒子を捕捉し、エアコン内部に侵入しないようにするとても重要なパーツです。定期的なフィルターの清掃は、カビの発生を防ぐために不可欠です。
可能であれば1週間に1度掃除機でホコリを吸い、1ヶ月に1度は取り外して洗浄しましょう。
エアコンクリーニング&防カビ抗菌コート
1年〜2年に1度程度、エアコンクリーニングをハウスクリーニング社にやってもらうのも、カビを防いでエアコンを長く快適に使い続けたい方におすすめです。
プロのエアコンクリーニングは、高圧洗浄機と洗剤を使って、エアコン内部の手の届かないところに溜まったカビまで根こそぎキレイにしてくれます。
また、クリーニング後に薬剤を塗布し、カビが生えにくくする防カビコーティングサービスを提供しているところもありますので、併せて利用を検討するのもおすすめです。
おそうじ革命でも、防カビ抗菌コートオプションを提供しております。
エアコンのカビ汚れを自分でキレイにする方法
エアコンの内部に溜まったカビをお掃除するには、エアコンを分解して高圧洗浄する必要があります。
エアコンの分解は非常に難しい作業であり、組み立ての手順や配線を間違えると、致命的な故障に繋がるおそれがあります。
また、洗浄の際に飛び散った水が電子部品を濡らしてしまうと、ショートして使えなくなってしまうこともあります。
さらに、自分でお掃除した結果エアコンが故障してしまった場合、メーカーの保証も対象外となってしまいます。
ご家庭でのエアコンの分解洗浄は、さまざまなリスクがあります。そのため、ご自身でエアコンの汚れをキレイにするなら、本体パネルやフィルター、吹き出し口など、見えている範囲のお掃除に留めておくことをおすすめします。
本格的な分解洗浄をしなくても、エアコンフィルターなどを適切な周期でお掃除していれば、エアコン内部にカビが生えるのを大幅に抑制することができます。
この章では、ご家庭でもできるエアコンのカビ汚れのお掃除方法について解説します。
フィルターの取り外しと洗浄
①まず、エアコンの電源を切りましょう。運転中にお掃除をすると、思わぬ怪我や事故につながる恐れがあります。
②フィルターを取り外す前に、フィルターに付着したホコリや汚れを掃除機で軽く取り除いておきます。こうすることで、フィルターを取り外した際にホコリが周囲に散らばるのを防げます。
③フィルターを取り外し、もう一度掃除機で全体のホコリを吸います。ブラシのついたノズルでホコリをかきながら吸うと効率よくキレイにできます。
④洗剤と水を用意します。洗剤は食器洗い用か浴室用の中性洗剤がおすすめです。
⑤フィルターを水につけて少し濡らしたら、洗剤を塗布します。ブラシなどで軽くこすり、こびりついた汚れを取り除きます。
⑥洗浄後、フィルターをよくすすぎ、水を切ります。水分を十分に切った後、完全に乾かしてください。湿った状態で取り付けると、カビが再発生するリスクが高まります。
⑦フィルターを元の位置に取り付けて完了です。
吹き出し口の清掃
①吹き出し口にたまったホコリやカビを取り除くために、柔らかいブラシや雑巾を使います。吹き出し口の形状によっては、細かい隙間にホコリがたまっていることがありますので、細かい箇所も見逃さずに清掃しましょう。
②ブラシを使用する際には、力を入れすぎないようにしましょう。強く擦ると、エアコンの部品に損傷を与える可能性があります。
③ブラシでホコリや細かい部分の汚れを落としたら、固く絞った水拭き用の雑巾で汚れを拭いていきます。奥の方など、手の入らない箇所は、割り箸などを使って雑巾を押し込み、拭きましょう。
④乾いた布で乾拭きをします。カビがまた生えてこないように、しっかり水気を取りましょう。
高圧洗浄で内部のカビまで徹底除去!おそうじ革命のエアコンクリーニング
熱交換器に詰まったホコリやカビは、エアコンから出る風を不潔にするだけでなく、吸気を妨げ、エアコンによくない負荷をかけます。
また、ファンに溜まったホコリも、ファンを重くし、回転を邪魔します。
エアコンのホコリ・カビ汚れは、衛生面だけでなく、こうした機器への悪影響もあるのです。
おそうじ革命のエアコンクリーニングは、高圧洗浄機と専用洗剤を使用して、熱交換器アルミフィンや吹き出し口の奥、ファンの隙間など、エアコンの奥の奥、裏の裏まで徹底的にキレイにいたします。
エアコンクリーニングを実施すれば、エアコンから出る風はとても清潔になり、エアコンの調子も回復する可能性があります。
また、おそうじ革命では、冷房運転時に少しずつ薬剤が溶け出してカビの繁殖を抑制する「防カビ抗菌コート」のオプションサービスもご提供いたしております。
エアコンクリーニングをご検討中のお客様は、この機会にぜひ、おそうじ革命をご利用ください!
防カビコートでカビの生えにくいエアコンに
おそうじ革命自慢のオプションメニュー「防カビ抗菌コート」は、エアコンにカビが生えにくくなる薬液を噴射し、1シーズンの間、カビの発生を抑制します。