ムラがでないワックスの塗り方
フローリングやクッションフロアなどに塗ることで、美観や耐久性を保護できる床ワックス。近年、各洗剤メーカーからたくさんの床ワックスが開発され、質の高い床ワックスをホームセンターなどで安価で求めることができるようになりました。
しかし、床にワックスを塗る作業というとやはり「業者に頼む」イメージがまだまだ根強いようで、我々おそうじ革命に床ワックスの塗布を依頼されるお客様のなかにも「どうやって塗ったらいいかわからないから頼んだ」、「綺麗に塗れる自信がなかったので」という方はたくさんいらっしゃいます。
たしかにワックスをムラなく綺麗に塗るには、それなりの技術が必要になります。プロの掃除屋さんにとっても、広い床一面に均一にワックスを塗布していくのはなかなか大変な作業です。
では、やはり自分でワックスを塗るのは不可能なのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません!今回の記事で取り上げる「おそうじ革命のワックス塗布テクニック」を駆使すれば、必ずご自身で綺麗にワックスを塗ることができますよ!
床ワックスについて
一口に床ワックスといっても、フローリングやクッションフロアに適したもの(樹脂製)、無垢材の床に適したもの(無垢材専用)など、床の材質によって使用できるワックスが違います。
特に無垢材は加工していない生の木を使用した床なので、樹脂製ワックスを塗ってしまうと無垢特有の肌触りや美観が失われてしまいます。
もしそうなった場合、樹脂製ワックスを無垢材から剥がして復旧するのは非常に困難です。
まずはご家庭の床材がどのような材質なのかをしっかり調べてから、それぞれに適したワックスを選ぶようにしましょう。
ワックスはホームセンターに売られています。大抵のワックスはボトルの裏に、それぞれどの床に適したワックスなのかの記載がありますので、それを参考に購入しましょう。
おそうじ革命のワックス塗布テクニック
1.道具
使用する道具は「雑巾」、「ワックス」と「マスキングテープ」です。
雑巾は通常ご家庭でお掃除に使用しているものでかまいませんが、不純物などがワックスに混入しないよう、なるべく新品のものを使用することをおススメします。
ワックスは先ほどの項でもご説明いたしました、それぞれの床の材質にあったものを用意してください。
マスキングテープは、ワックスが塗りたい範囲の外にはみ出ないよう養生するためのテープです。
粘着力が強いテープですと、テープを剥がす際にもともと塗ってあるワックスも一緒に剥がしてしまったり、建具などの表面を傷つける恐れがありますので、紙製の粘着力の低いものを選びましょう。
ホームセンターの店員さんに「床養生に使うマスキングテープはどれですか」と聞くと、適したテープを教えてくれるでしょう。
2.下準備
ワックスを塗る前に、まず床を水拭きし、掃除機をかけてホコリやチリなどのゴミを取り除きます。
床掃除が甘いとワックスにゴミやホコリが混入してムラになったり凹凸ができたりします。この工程は仕上がりにかなり影響しますので念入りに行いましょう。特に角や隅はゴミが残りやすいので、手作業でしっかり綺麗にしましょう。
塗りたい箇所の床掃除がしっかりできたら、つづいてワックスを塗る範囲を決めていきます。
ワックスは塗っている間にも乾燥していきますので、なるべく狭い範囲で床を区切って塗っていくのが大切です。半乾きのワックスの上にさらにワックスを塗るとその部分がかすれてムラになりますし、広範囲を一度に塗ろうとすると塗れてない箇所が出てきて結局ムラになったりしますので、必ず床を少しずつ区切って塗るようにしてください。
ワックスは壁から壁へ、手際よく塗っていくのがポイントです。塗り忘れなく短時間でしっかりと塗布できる範囲ごとに区切って塗るのがポイントです。
区切りにはマスキングテープを使用します。
クッションフロアの場合は任意の範囲で区切って塗って構わないのですが、フローリングはワックスの境界が非常に目立ちますので、板の目で区切るようにしましょう。
だいたい5㎡くらいの範囲で区切るのがポイントです。
3.実践
下準備が終わったら、いよいよワックス塗布実践編です。
ワックスは雑巾に必要量をとってから塗るようにしてください。乾きやすいので、雑巾がしっかり濡れる量を出すのがポイントです。ちょっと出しすぎなんじゃない?と思うくらいが適量です!ただし、床には直接出さないようにしましょう。
ワックスは面というよりも線で塗るようにします。壁から壁へ、一息に塗るのがコツです。時期にもよりますが、早くて5分もするとワックスの表面が乾燥しはじめますので、とにかく短時間でサッと塗る必要があります。
このとき、塗り忘れやワックスのかすれを解消するためにも、ワックスは十分な量を雑巾に出しておくのがポイントです。
上手く説明するのが難しいのですが、ワックスを壁から壁へ、雑巾の幅いっぱいに塗ったら、再度壁から壁へ雑巾の幅塗っていく、というのがワックスをムラなく綺麗に塗るコツです。
マスキングテープで区切った範囲全体を塗り終わったら、しっかり乾燥させて次の範囲を塗るようにしましょう。
乾燥時間は夏など湿気の多い時期は15~20分、冬などの乾燥している時期は10~15分程度必要になります。
やっぱりめんどくさいと思った方は…
ワックス塗布は他の箇所の清掃と違い、広範囲を短時間で塗っていく必要があります。そのくせ乾燥には20分以上かかったりなど、本格的にお家全体の床を塗ろうと思ったら途方に暮れてしまいますよね。
めんどくさいけど、それでもやっぱりお家の床を綺麗にしたい…でも自分でやるには時間がなさすぎる…そんな方は、ぜひおそうじ革命の床ワックス塗布サービスをご利用ください。
おそうじ革命では高い耐ヒールマーク(家具の足などについているゴムによる傷)性と耐衝撃性を誇り、抜群の光沢が出るクラス最高の樹脂ワックスを使用しております。
まとめ
・床の材質に応じて適したワックスが違う
・ワックスを塗る前に水拭きと掃除機掛けをしてゴミやホコリを取り除く
・出しすぎ、というくらいの量を雑巾にとるのがポイント
・ワックスは5㎡くらいの範囲で区切って塗っていく
・壁から壁へ、一気に塗るのがコツ
・乾燥時間は湿気の多い夏などは15~20分、乾燥している冬場は10~15分程度
いかがでしたでしょうか。ワックスは床の保護材です。ワックスを塗布することで床材の寿命を延ばすことが期待できますので、ぜひ定期的に実施したい作業ですよね。
ワックスの寿命は4ヵ月~1年くらいと言われていますので、それも目安にお掃除の周期を決めてあげるといいかもしれません。
おそうじ革命でも定期清掃などで周期的にお客様のご自宅の床をワックスがけさせていただいております。床ワックスをご検討のお客様、ご相談だけでも結構です、ぜひおそうじ革命にご連絡くださいませ♪