【カビ】秋のカビはパワーアップしている…?お風呂場をカビから守るには|浴室換気扇のお掃除
こんにちは!KIREI produce広報部です。
2021年も秋分の日を迎え、徐々に秋も深まってきました。
これから11月前くらいまで、台風がきたり秋雨前線が停滞したりと、何かと雨の多い季節になってきます。
段々と最高気温も30℃を下回る日が増え涼しくなってきた日本列島ですが、秋の長雨の時期は梅雨と同様、じめじめとした気候となりますので、それだけカビが生えるリスクが高まる季節でもあります。
カビは25℃~28℃、湿度80%程度で最も活動が活発になるといわれています。
ということは、35℃以上の猛暑日が続く7月~8月よりも、夏本番の前の梅雨の時期や夏が過ぎた秋口あたりの気温&湿度のほうが、カビにとって過ごしやすい環境であると考えられます。
しかも、厳しい夏の暑さを乗り越えたカビは、梅雨の時期のカビよりも生命力が強くなっているとする説もあるようです。
そんな厄介者のカビですが、お家の中で最もカビが生えるリスクの高い場所は、やはりなんといってもお風呂場でしょう。
お風呂場は毎日水を使う場所ですし、排水口の内部などには常に水分があります。
また、お風呂場には人間の身体から剥がれ落ちた皮脂や、石鹸カスに含まれる脂肪酸など、カビのエサとなる有機物も非常に豊富に存在します。
クロカビなどの強力なカビは、わずかな量の湿気やエサでもまたたく間に繁殖することが知られていますので、お風呂場は常に清潔にしておきたいものですね。
そんなお風呂のカビ対策をする上で最も大切なのは、何を差し置いてもまず「浴室換気扇」のお掃除です。
お風呂の換気扇が汚れていたり、フィルターやファンにゴミが詰まったりすると、吸気能力が格段に落ちてしまいます。そうなると、お風呂場の湿気をうまく排気することができなくなりますので、お風呂場には常に湿気が溜まり続けることに。
「毎日お掃除してるのにカビが生えてくる」
「換気扇を回すと大きな音がする」
「換気扇からホコリが落ちてくる」
こういったことに心当たりのある方は、お使いの浴室換気扇が汚れていたり、フィルターなどにゴミやホコリが詰まっている可能性大ですので、一度浴室換気扇をお掃除されることをおすすめいたします。
というわけで今回は、浴室のカビ対策のマスト、浴室換気扇のお掃除についてご紹介したいと思います。
■浴室換気扇の役割とは
お風呂場は、水やお湯を使って人の身体および髪の毛などを洗ったり、洗濯などをする場所です。
水やお湯などを使いますので、当然使用後のお風呂場には、お風呂を使うことで発生した水分および湿気が溜まることになります。
この湿気はカビなどの原因となったり、建材の腐食を招いたりと、なかなかに厄介な存在です。そのためお風呂場には、この湿気を速やかに戸外へ排出するべく、窓がついていたり、浴室換気扇が設置されたりしています。
最近の浴室換気扇は、冬場のヒートショック対策のための暖房機能や、洗濯物を乾燥させるための乾燥機能、そのほかにも24時間常に換気をしてくれる機能がついたものなど、ハイテクなものが増えています。
・浴室換気扇を掃除しないと…?
①換気能力がほとんどなくなる
浴室換気扇には、空気中のハウスダストなどが換気扇内に侵入しないよう、これらのゴミを濾しとるためのフィルターがついている場合がほとんどです。
このフィルターをずっとお掃除せずに放置していると、フィルターにはゴミが溜まり続け、いずれ目がすべて詰まってしまいます。
こうなると、換気扇をいくら回しても空気を吸い上げることができなくなるため、お風呂場には湿気が常に滞留することとなってしまいます。
また、フィルターが詰まった状態で使用を続けると、フィルターの隙間から入り込んだホコリなどのゴミが、換気扇ファンの隙間にどんどん詰まっていきます。
ファンが詰まると、空気を掻きだす力がほとんどなくなりますので、換気扇を回しても空気を戸外に送り出すことができなくなります。
こうなると、換気扇を回しても、ただカラカラの空回りをしているだけになってしまいます。
②換気扇の故障の原因になる
浴室換気扇のフィルターが目詰まりした状態で使い続けると、空気の流れが悪くなった状態でファンを回すことになりますので、それだけモーターなどの機械に負荷がかかることになります。ファンが目詰まりを起こしている状態での運転も、本体にゴミの重量・負荷がかかった状態で動かすことになりますので、それだけ機器に与えるダメージは大きくなります。
また、カビやホコリは湿気を溜めこむ性質がありますので、これらのゴミに含まれる水分が本体の基板や電子部品に致命的なダメージを与える場合もあります。
③溜まったゴミがお風呂場に落ちてくる
フィルターやファンのお掃除をしないままずっと使い続けると、フィルターのキャパシティを超えたゴミがお風呂場に剥がれ落ちてくることになります。
ホコリのようなゴミがお風呂場に落ちているのを頻繁に見かけるようになった、という方は、浴室換気扇が目詰まりを起こしている可能性が大きいです。
■浴室換気扇のお掃除
浴室換気扇を清潔な状態に保つには、やはり定期的なお掃除が欠かせません。
特に浴室換気扇フィルターは、換気扇内部にゴミが浸入するのを防いでくれる重要な部品です。
フィルターが目詰まりしないように、1ヵ月に1度はお掃除をしてゴミを取り除いてあげることをおすすめします。
・浴室換気扇フィルターのお掃除
浴室換気扇フィルターは、ほとんどの機種で取り外しが可能です。
換気扇を真下から覗いてみると、フィルターの存在を目視できるはずです。
機種によってグリル部およびフィルターの取り外し方が異なりますので、取扱説明書などをしっかり読み、安全な方法で取り外しましょう。
また、最近ではインターネット上に取扱説明書がアップされている家電製品も増えています。ほとんどの浴室換気扇は、表面に型番が記載されていますので、メーカー名と型番を検索すれば、取扱説明書を見つけることができる場合もあります。
取り外した換気扇フィルターのお掃除ですが、まず、ゴミが多い場合は事前に掃除機で吸っておきましょう。
ホコリだらけのフィルターをいきなり水洗いすると、ゴミがフィルターの隙間に詰まって取れなくなってしまうこともあります。そうなると二度手間、三度手間になってしまいますので、ゴミが多い場合は必ず最初に掃除機で吸いましょう。
掃除機でゴミを吸い終わったら、フィルターを水洗いしていきましょう。このとき、フィルターの表側(汚れが付いている側)から水をかけて洗ってしまうと、やはりゴミが目に詰まってしまいますので、必ず裏側から水を流し、ゴミを押し出すようにお掃除しましょう。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を使ってお掃除しましょう。
水洗いであらかた汚れを落とした後、食器用洗剤を100倍ほどに薄めた洗剤水をフィルターにかけ、ブラシで擦っていきます。
このとき、力を入れてブラシをゴシゴシと擦ってしますと、フィルターを傷つけてしまうこともあります。ブラシは毛先の柔らかいものを用意し、擦る際は一方向に一方通行、優しくなでるように擦りましょう。
表側と裏側、両方から擦って汚れと洗剤をしっかり反応させます。
洗い終わったら、シャワーなどの流水でしっかり洗剤をすすぎ、しっかり水気を拭き取ったあと、室内などで陰干しをしておきましょう。水分が残ったまま取り付けると、またカビが生えてくる場合がありますので、取り付ける際は水分がしっかりと乾いてからにしましょう。
■年に1度は徹底クリーニングを!
ご家庭でできる浴室換気扇クリーニングは、フィルターのお掃除や本体の簡単な拭き掃除となりますが、ハウスクリーニング社に浴室換気扇をイチからすべて分解し、各パーツの洗浄・拭き掃除など、換気扇の分解徹底清掃をしてもらうことが可能です。(特にシロッコファンなどは、取り外しに特殊な工具や手順が必要となるため、万全を期すためにも、分解クリーニングはプロに依頼されることをおすすめいたします)
おそうじ革命でも換気扇の分解クリーニングを承っておりますので、ご希望の方はぜひともご相談くださいませ!
おそうじ革命の浴室換気扇分解クリーニングは、フィルターやファンはもちろん、換気扇モーターや電子基板などについたホコリの除去などもいたします。
お掃除だけでなく、機器のメンテナンスも兼ねて、この機会に浴室換気扇をキレイにしてみませんか?
1ヵ月に1度、ご自身で換気扇フィルターをお掃除し、1年に1度プロに頼んで分解クリーニングをする、というサイクルでキレイにしておけば、浴室換気扇はいつまでも故障しらず!
浴室換気扇が常にキレイということは、湿気がしっかり換気されるということ。カビの発生やハウスダストの心配もありません!