見落としていませんか?エアコンの吸気口の役割
1.とても重要な吸気口
エアコンの吸気口というと、普段意識している人はあまりいないかと思います。しかし、吸気口は風の循環の要であり、もし吸気口がその役割を果たしていなかったらエアコンそのものの意味が失われる可能性すらあります。
中には冷房や暖房の効きが悪くて、吸気口にプラスでフィルターを張っているなど何か変更を加えている方もいるでしょう。
しかし、その吸気口に追加したものがもしかしたらさらに暖房や冷房能力を妨げている可能性もあります。ここでは、そんな吸気口の役割について言及していきます。
2.吸気口の意味
エアコンは室外機と繋がっていますが空気を取り入れているのは、エアコンの上部にある吸気口からのみです。つまり、エアコンが作り出している空気は室内の空気を利用したものであり、新たな空気を他から持ってくるという役割は持っていません。なので、タバコのニオイが一度つくとずっとそのにおいがし続けたりするのもその為です。
空気清浄機では、その匂いの原因ごと取り込みますがエアコンについてはあくまで空気を循環しコントロールすることがメインです。ちなみに、各社で除菌機能付きのエアコンなどもありますが、内部清掃機能があっても手入れは必ず必要です。買ってから一度も掃除をしたことのない方がもしいたら急いで確認してみてください。
内部清掃・フィルター清掃機能任せにすると冷房・暖房両方の効き目が急に落ちたということにもなりかねません。また、吸気口から取り込まれる空気はフィルターを通過するのでフィルターが汚れたまま使用している状態は衛生的とは言えません。
もし、エアコンの吸気口に対して変更を加える場合はそれが本当に今のエアコンの状態にプラスになるのかよく確認してから使用することをお勧めします。探せばいくらでもありますし、思いついて付け足したくもなりますがそもそも冷房・暖房機能が体感できるレベルで変化した場合、埃が溜まっているなどの場合を除き、吸気口には原因はありません。
室外機・フィルター・内部のどれかです。そして、リモコンで電源が入り稼働する場合は、室外機か内部の清掃でほとんどの場合は直ることを忘れないでください。
3.極力自分では触らない
エアコンの吸気口に変化を加えることは極力やめましょう。下手をすると、エネルギー変換効率がさらに悪くなる可能性もありますし、電気代が高くなる場合もあります。そして、何が原因で能力効率がさがったのか特定できない場合は、エアコン本体と室外機の掃除をプロに任せるという選択肢を選ぶとより確実です。