そのスペースで大丈夫?エアコンを窓の上に設置する場合の注意点
1.エアコン購入時の注意点
家電量販店などでエアコンを購入する際に、殆どの人が性能と共に頭を悩ませるのがエアコンの配置です。寸法上、可能に見えても実際に現場に行ってみるとお客様の言う場所には施工出来ず、結果窓の上に設置するしかないという事態にもなりかねません。
また、エアコンと一言で言っても実は種類があり、窓用のエアコンとそうでないエアコンには差があることが多いです。ここでは、窓の上にエアコンを設置する際の注意点をメインにエアコンの配置について言及していきます。
2.適正なエアコンの配置
殆どのエアコンは、天井に近すぎないことに加え、エアコンの重量に耐えられる壁ならば基本的にはどこでも設置可能となっています。しかし、実際に取り付ける際には家具やクローゼットなどの関係で意図した場所に設置できず、窓の上などにエアコンを設置する家庭が増えています。
その際には、通常サイズのエアコンでは寸法が合わない為、どうしてもエアコンを取り付けたい場合は能力を落として窓用エアコンを取り付けるといった工夫をする必要があります。窓用エアコンは、通常のエアコンよりもサイズが小さく設計されており、窓の上でも設置できるようなコンパクトサイズが売りですが冷暖房機能は普通のエアコンの能力よりも劣ります。また、通常のエアコンと同じく室外機は直射日光の当たらないような工夫が必要です。
窓用エアコンが開発された背景として、近年の新築住宅は窓を昔よりも大きく設計されており、天井高さと窓の高さを考えると従来のエアコンの高さではどうしても収まりきらないというケースが増えているからです。ちなみに、窓を大きくするメリットは採光率が高くなり、日当たりがよくなるという点です。
採光率というのは、家に入る光の量の規定であり、一つの的が保有する採光率が高ければ高いほど窓をたくさん設けなくてもよくなります。また、家を新築する際には天井の高さに気を付けてください。殆どの場合は、2.4mで作られる為、普通サイズのエアコンを何処にでも取り付けられるようにしたと思う場合は天井高さについて施工会社と話し合う必要があります。
3.サイズと相談しよう
窓の上にエアコンを設置することは可能であり、専用のエアコンも存在します。しかし、普通のエアコンを設置したい場合は、家を建てる場合から考える必要があるということを忘れないでください。レイアウトにこだわりのある方なら、エアコンのサイズには特に意識して家づくりを行う必要があります。