キッチンの換気扇
本日の作業は戸建て住宅にお住まいのお客様のご依頼でレンジフードのクリーニングです。厳密に言えばレンジフードというのはキッチンの換気扇を覆っているカバーですが、レンジフードの清掃と言えば一般的にカバーも含めた換気扇の分解掃除を言います。キッチンの換気扇はメーカーや機種によって形が様々ですが、最近のものはまず全体がカバー(レンジフード)で覆われていて一番下に整流板という大きな板状のものがあり、そのうえにはスロットルフィルターという金網状の小さな板が1〜3枚程度ついています。機種によってはその奥にオイルキャッチャーという換気扇から滴り落ちた油を受けるパーツがついています。スロットルフィルターを外すとファンがあってさらにファンを外すとダンパーと呼ばれるファンが回転した時に油煙を外に排出する蓋があります。これらを順に外して洗います。見出しの画像は整流板ですがこれは換気扇を回した時に文字通り空気の流れを整えて効率よく油煙を外に排出するためについています。油煙はこの整流板の表から裏側を通って外に抜けてゆくので整流板の表裏(特に裏側)は大抵油がこびりついています。何年も放っておくと裏側に油の層ができていたりします。そのような場合、最初にステンレス製のヘラで油をこそぎ取って洗剤と柔らかめのパッドで洗います。洗剤が薄いとなかなか汚れが落ちませんし強すぎると塗装にシミができたりするので濃度を加減します。スロットルフィルターも同じように洗います。換気扇(シロッコファン)や小さなパーツはバケツにお湯で薄めた洗剤に漬け込みブラシや専用の器具で洗います。シロッコファンはアルミ製であることが多くあまり洗剤が濃すぎると溶かしてしまいますのでこちらも洗剤の濃度を慎重に見極めます。あとは外せない部分を洗剤をかけて洗えば完了です。