お掃除機能付きエアコンのクリーニング
最近はエアコン清掃のご注文でも一般的なものよりもいわゆるお掃除ロボット付きのエアコンが多いです。作業をしながら特に感じることですが、一般的なものよりもお掃除ロボット付きのエアコンの方がはるかに汚れているものが多いです。理由はいくつか考えられますが、一つはそのエアコンについているお掃除ロボットの機能を使われている方が十分理解していないことが多いと言うことです。お掃除ロボットといっても今は各メーカーさんも色々なタイプに進化したエアコンを出しているようですが、基本的にフィルターについたホコリを掻き取るだけと言うのが主流だと思います。その掻き取ったホコリの処理ですが、メーカーによって完全に外に排出するタイプとエアコンの内部にストックされ使う方が定期的に取り出して捨てる必要があるものとがあります。後者の場合ですとクリーニングの際にホコリをたメルボックスを取り出して中を開けてみるとホコリがギッシリ詰まっていて捨てられた形跡のない場合が多いです。またあくまでもお掃除ロボットはフィルターのホコリを取るだけなのでフィルターの汚れを綺麗にしてくれる訳ではありません。リビングなどに設置されているお掃除ロボット付きのエアコンのフィルターを外してみると大抵はお料理の時の油を吸い込みベタベタしてそこに汚れがついて黒ずんでいます。お客様にしてみればお掃除機能付きだからフィルターが汚れているはずがないと言う思い込みがあるので外して洗うと言うことはまず考えないと思います。このようなお客様の誤解や認識不足以外に構造的にお掃除機能付きのエアコンの方が一般的なタイプのエアコンに比べてより汚れやすいようにおもいます。今回のこの2点の画像ですが、4年くらい掃除をしていなかったお掃除ロボット付きのエアコンで、アルミフィンと呼ばれる熱交換器と空気の吹き出し口の奥を撮影したものです。設置箇所の条件にも寄ると思いますが、3から4年で一般的なタイプのエアコンでこれほどホコリがたまりカビが生えて真っ黒になると言うのはあまり考えられませんし送風口のカビもここまでではないと思います。お掃除ロボット付きのエアコンということで安心せずに時々カバーを開けたりフィルターを取り出して汚れ具合をチェックしてみましょう。