松下幸之助一日一話
5月28日
「失敗を素直に認める」
たとえ、どんな偉大な仕事に成功した人でも、何の失敗もしたことがないという人はいないと思
います。事に当たって、いろいろ失敗して、その都度そこに何かを発見し、そういうことを幾度と
なく体験しつつ、だんだん成長していき、ついには立派な信念を自分の心に植え付け、偉大な業績
を成し遂げるに至ったのではないでしょうか。
大切なことは、何らかの失敗があって困難な事態に陥ったときに、それを素直に自分の失敗と認
めていくということです。失敗の原因を素直に認識し、「これは非常にいい体験だった。尊い教訓
になったというところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います。