松下幸之助一日一話
5月26日
「不要なものはない」
みなさんは、いろいろな立場にお立ちになっておられると思いますが、私はどんな立場でも、こ
の立場はいけない、この仕事はまずいということはないと思います。どの仕事が必要でなくて、ど
の仕事が必要であるということはないのです。この世に存在するものは、すべて必要である。とい
うように考えていただきたいと思うのです。
そしてそうした考えに立って、要は自分には何が適しているか、何が向いているか、自分はどう
いうところに自分の使命を見出し、打ち込むべきであるかということを、みずから考え、そこに信
念を持つことが大切だと思います。