浴室の頑固なカビを取る方法
はじめに
浴室で黒カビを見つけたら、みなさんどうしてますか?
「あとで掃除しよう」とついつい後回しにしていませんか?
カビは「生き物」なので、放っておくとあっという間にふえてしまいます。
まだ生え始めの小さなうちに退治しておきましょう。
でも、カビって簡単には落ちませんよね?
カビ取り剤つけても薄くはなるけど完全には落ちない。
なんとか落とす方法を知りたい。
みなさんそう思っているとおもいます。
実際わたしもそう思っていました。
カビを落とすためには、まずはカビのことをすこし知りましょう。
カビとは知識
カビは微生物の一種で『真菌』の仲間で、黒カビはこちらの種類です。
カビにはもう一つ『酵母』という種類もあって、こちらは排水溝のまわりでよく見かけるピンク色のぬるぬるです。
いつの間にか増えていく厄介なカビですが、カビはどうやって増えていくのでしょうか?
カビはごく小さな種のような「胞子」から始まります。とても小さく目には見えません。
カビの胞子がどこからか飛んできて、発芽すると糸状の「菌糸」を伸ばして枝分かれしていき、やがて十分に成長すると、その先端からまた新たに胞子をつくってばらまくようになります。
こうしてたったひとつの小さな胞子が、いつの間にかたくさんのカビになるわけです。
カビは適度な温度、適度な水分、適度な栄養があるとあっという間に成長します。
お風呂場はその三つの好条件がそろっているので、カビが増えやすい環境にあります。
浴室のゴムパッキンに生えてくる黒カビですが、とにかく、成長しないうちに退治することが一番です。
ゴムパッキンに付着した胞子が成長するにしたがって、どんどんパッキンの奥へと菌糸をのばしていき、それが幾重にもかさなっていきます。
ですので、菌糸が奥深くまで伸びる前に退治しないと、カビ取り剤を吹きかけただけでは落ちなくなります。
カビの落とし方
カビ取り剤をカビに吹き付けたままでは、薬剤は流れおちてしまって奥深くまで菌糸をはってしまったカビを落とすことはできません。
頑固なカビを落とす為に必要な事は、できるだけ長くカビ取り剤成分をカビにくっつけて置くことです。
私たちは専用のジェル様のカビ取り剤を使いますが、実際みなさまが使うのはシャバシャバしたカビ取り剤ですよね?
そんな時に役に立つのがキッチンペーパーやティッシュペーパーです。
①キッチンペーパーでこよりを作って、落としたいカビの部分にあてます。
②キッチンペーパーにたっぷりとカビ取り剤をしみ込ませます。
③乾燥しないようにラップをかぶせます。
④30分ほど放置してからキチンペーパーとラップをはがして洗い流します。
その際に、サッシブラシなどで、カビの部分を軽くこすってあげると効果的です。
↓下の写真はビフォーアフターです
まとめ
ここまでいろいろとお話しましたが、一番大事な事は
・カビを見つけたら成長する前に退治する。(カビ取り剤を吹きかけます)
・カビが生えないように、換気をして空気を乾燥させる。(カビは水分が大好きです)
・食品カス、石鹼カス、皮脂汚れなどを残しておかない。(カビの栄養分を残さない)
カビは成長して広がってしまうと退治するのが困難になります。
色素が薄くはなりますが、完全に元の状態には戻りません。
早めの対策を、こころがけましょう。