エアコンからポタポタと水漏れ!どうしたらよいの?
こんにちは。「ハウスクリーニング|エアコンクリーニングのおそうじ革命 埼玉朝霞店」の岩崎です。
前回はエアコン関連の記事を投稿しました。
今回はその続きともいえますので、前回記事をご覧になられていない方は是非チェックしてみて下さい。よろしくお願いします。
快適な空間作りには、普段からのちょっとした「ひと手間」が大切とお伝えしました。
1、室内の換気をすること。
2、エアコン機内を乾燥させること。
3、こまめに掃除すること。
ただ、どうしても換気ができないのが「オフィス・店舗」ではないでしょうか。
この「オフィス・店舗」の場合、エアコンクリーニング業者の定期清掃をするしか方法はありません。
エアコンクリ-二ング業者はエアコンの分解、各部品の洗浄、ドレンパン洗浄、熱交換器の洗浄を行います。
表題の「ポタポタ水漏れ!」に関係するのはドレンパン洗浄であり、もっとも重要なのです。
これは一般家庭も同様、必見です!
■ドレンパン■
このドレンパンの機能は、エアコン機内から出る水(結露)がエアコン本体から漏れないようにする為の受け皿です。ドレンパンは店舗用エアコンだけではなく、全てのエアコンに備えるけてあります。ドレンパンの形状などはエアコン機種によって異なります。外気を吸い込み、外気を熱交換器で冷却して冷風として室内に送ります。この暖かい外気を冷却する際に出る水(結露)を外へ流すところをドレンホースと言います。
このドレンパン、ドレンホースは定期的(年に1~2度洗浄がおすすめ)に洗浄しておかなければありません。この洗浄を怠ると大変な事態が発生します。このホースの中にカビ・水垢がゼリー状のようにかたまり、ドレンホースにつまり、水(結露)を外へ流れなくします。すると、水(結露)がエアコン機内のドレンパンにたまり、エアコン機内から部屋、施設内に水漏れします。また、エアコン機内に水がたまるということは水垢、カビ発生、ほこり付着がより深刻となり、エアコン本来の機能を発揮できない状態で、電力も必要以上に消費します。さらに、水垢、カビ除去、水漏れした場所の処理、お客様がいた場合はお客様(クレーム)対応や処理と余計なコスト、時間を費やします。
【画像】
ドレンパンの洗浄前
このドレンパンにはかなりの量の水がたまるようになっています。この時はドレンパン内の水を抜いてから取り外しました。
ご覧の通りカビと水垢が付着しています。この状態で室内に風が吹き出されていたと考えると怖くなります。
ドレンパン洗浄後
そして次に重要なのは熱交換器の洗浄です。
■熱交換器■
・家庭用エアコンの熱交換器
エアコン本体のカバー、フィルター、基盤をはずして、ようやく確認することができます。
・オフィス、店舗の熱交換器
エアコン本体のフィルター、カバー、基盤、ドレンパンをはずして、ようやく確認することができます。
画像の左半分が洗浄前、右半分が洗浄後
熱交換器に関しては汚れ状況をすぐに確認することができません。エアコンのフィルターを定期的(月1回程度)にほこり取り、水洗いしていれば問題ないと認識されている方は多いと思います。
これは間違いではありません。ただ、エアコン機内に入ってくる外気は高い電力をつかって吸い込みます。よって、埃などはフィルターの隙間を通して入ってきたり、フィルター以外の所からも入ってきます。また、花粉やカビの胞子などはフィルターに引っ掛かりません。つまりフィルターが奇麗に維持出来ていても、熱交換器は心配です。
画像は熱交換器を高圧洗浄したときの汚水です。カビ、水垢、ほこりと問題の汚れを除去出来ました。
では、熱交換器に汚れが付着するとどうなるのか?
1、エアコンの効きが悪くなります。
エアコンは室外機、エアコンのファン、熱交換を運転させて、外気を吸い込み、エアコン設定温度に合わせて熱交換して室内に快適な風を送り込みます。
特に熱交換器のつまりによって十分な外気を吸い込めません。すると、熱交換が機能せずに不十分な熱交換、風量が送り込まれます。
2、害のある風が吹き出されて、室内を循環します。
まず、カビやダニの繁殖しやすい条件と夏場の環境を簡単に説明します。
■カビやダニの繁殖条件・・・温度20度以上、湿度65%以上です。
■夏場の平均気温、湿度・・・気温30℃~35℃、湿度60%~70%です。
もうお分かりですよね。日本の5月~9月はカビ、ダニが繁殖する最高の季節なのです。この害(カビやダニの死骸)となるものが熱交換器、フィルター、ファン、吹き出し口に付着、繁殖するということは常に室内を循環するということなのです。
最近は室内に空気清浄機を設置して快適空間を創るとあります。それは、室内が快適空間である最低条件を満たしていて初めて空気清浄機の機能を発揮します。
最低条件とは先にも記した内容です。
★室内の換気をすること。
★エアコン機内を乾燥させること。
★こまめに掃除すること。
ひと手間を大切にしてみて下さい。
3、必要以上に電力を消費します。
1、2で説明した内容だけで、「なぜ必要以上に電力を消費するのか?」はお分かりになりますよね。
エアコンは外気を熱交換して快適な風に変えます。つまり、空気を循環させています。エアコン内が汚れてしまうと、循環する箇所を封じてしまうのです。
結果、基準の電力で循環するはずが循環しない為、必要以上に電力を使い運転するようになります。つまり「フル稼働」です。
最終的にエアコン自体が故障します。気温35℃の猛暑、湿度80%のジメジメの時に耐えなければなりません。これはつら過ぎます!!
この記事をみて、心配になられた方は一度ご相談下さい。どんな些細なことでも結構です。
埼玉県の朝霞市、志木市、和光市、板橋区、練馬区など東武東上線沿線であればすぐにお伺いできるエリアです。
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