祝・テレビ撮影!「おそうじ革命」世界の汚部屋をクリーニングへ行く! イン・メキシコ!
ブログ記事の閲覧、ありがとうございます。
おそうじ革命『大塚店』の諌山です。
いつもお世話になっております。
早速ですが、人生1度あるかな無いか?の【大ニュース】です
この度「おそうじ革命」はテレビの企画で世界の汚部屋を綺麗にするという特番に出る事になりました!
光栄な事に僕も清掃プロフェッショナルの一員として加わる事が出来ました。
最初はシンガポールというお話しでしたが、清潔さをウリにしているお国柄という事もあり撮影NGが出てしまい、急遽・現場変更になり。
撮影場所はシンガポール→メキシコへ。
一挙に移動時間が3倍以上。
片道1万4000㎞20時間という途方も無い場所になりました。
………振り返ると「壮絶」の一言でした。
出発前の成田で、浮かれていた4名に言い聞かせたいです。
「その後、トンデモ無い事になるよ」と。
撮影期間は7日間。
最初1日目は現地での買い出しです。…というのも。
トラブル①です。
【日本から送った荷物が100%届かない】
道具は手荷物で入れた、ポケットに入る程度の分しかありません。
薬剤は念の為に持ち込んだ紙パック二つ分しか無い。
という状況でした。
そのトランクに入れた薬剤が…トラブル②です。
薬剤が紙パックを溶かして、漏れ出しているではありませんか?
しかも、その薬剤……漂白剤系ーー。
「カーディガンがまだらになってるンゴ…」
僕は上着類が無くなり、大部分を半そでで過ごさざるを得なくなりました。
翌日。
メキシコの風は最高!
沖縄と同じ雰囲気があります。
本日からは現場入りです。
トラブル③
現場について愕然としました。
汚れが…無い?
メキシコ特有の気候のせいなのか?カラッカラの空気のせいか。まず建物全体に、カビやコケの類いが一切ありません。
なので、建物の作りも日本家屋のよう巾木も無ければコーキングもありません。壁にクロスも貼っていなければ、窓にアルミサッシなどもありません。全てコンクリートにペンキです。
そして、問題なのは汚れでは無く《片付け》です。
出るわ出るわのゴミの量。
黒いポリ袋に入れられた、服の山がトラック何台分もあるでは無いですか。ビッグマミーが10年以上の歳月をかけて溜め込んだ洋服。
マミー曰く、売り物だそうです。
全て売れば、120万になると…。
僕たちは、清掃よりも先に《仕分け作業》をする事になりました
想像以上に、日焼けしてしまいました。
高度1000メートル以上の為に日差しが強いそうです。
さて、食事ですが流石は天下のフジTVです。
全てご用意して頂けるとの事で、1日の締め括りとして皆んなで頂く夕食は毎日の楽しみになりました。
ところが、メキシコ最大のトラブルがゆっくりと進行していた事に僕らは気がついていませんでした…。
睡眠中に違和感がありました。
2日目で確信したのですが乾燥しているので、鼻呼吸が出来ません。呼吸が日本と異なるのです。
花粉症のように鼻が直ぐに詰まります。
寝苦しいな、数時間しか寝れないな、と思っていました。
とメンバーに話しをすると、1名。
日本からまったく寝て無い人物がいるでは無いですか⁉︎
えっ?
もう4日くらい経ってるよね?
最大トラブル④、メンバーの絶不調。
どうやら環境の変化と時差ボケで眠れなくなり、不眠症のようになってしまったらしい…。
TVカメラがある為にお休みする事は出来ませんが終始フラフラで、「めまいがする」と。
ありゃー〜。
作業は進み、日にちも過ぎて行きます。
僕の作業担当箇所はキッチン。
マミーがここだけは綺麗にしてるのと言うだけあって、汚れ少ないです。が、スケール汚れが蓄積しておりました。スケールの塊を酸性洗剤で砕き、金属製品は磨きあげました。
壁のペンキ塗りなどもやり、建物全体の見映えなども良くして、メキシコ家族との食事風景など撮影してロケは無事終了致しました。
最後のワンボックスカーに乗って、メキシコの街並みを眺めていると、感慨深くなり。ついホロリと来てしまいました。
振り返って見た時の仲間達の顔を一生忘れる事は無いと思います。
そして、20時間以上掛けてまた日本へ戻ります。
来た時以上に時間がかかります。
と、空港ゲートでまた誰か引っ掛かってます。
メンバーの1人が荷重オーバー。
トラブル⑤、1人30キロ以上の荷物を持つ事は出来ません。
手分けして持つ事になりました。
って、重くなっていた原因………。
お土産にトルティーヤ95人分ーーっ!
「やれやれ」と皆でトランクに詰めて帰路につきます。
日本へ無事、帰国。
全員死なずに帰るという最低限のミッションはなんとかクリアする事は出来ました
最高のパフォーマンスが出来たかどうかは放送を皆様でご覧になって判断して下さいませ。
僕も、1番楽しみにしている1人です。
面白い演出も多々ありましたが、使われるかどうかは編集次第。どのようにまとめるのかは放送のプロにお任せしようと思います。
「おそうじ革命」の自慢が一つ。
旅先では、喧嘩がつきものだと耳にします。
ですが、僕らは終始どんなトラブルがあっても口論にさえなりませんでした。
普段の仕事をこなしている中で信頼関係があり、お互いの人間性や技術を信頼していたからだと思います。
僕も、今回の海外遠征を通じて「おそうじ革命」の仲間の事が一段と好きになりました。
戦友のようなモノです。
お掃除の事も、もっともっと好きになりました。
お掃除道の追及は一生ものになりそうです。
お掃除すると、自分の周りがキレイになる。
キレイになると心がスッキリする。
お部屋のスッキリ、心のスッキリの為に。
ぜひ!おそうじ革命大塚店まで!!