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カビだらけのエアコンを洗わずに使っていませんか?

公開日:2017年08月31日
更新日:2020年01月23日

残暑が続きます。まだまだエアコンが必要な季節ですが、皆様「エアコンから変な臭いがする!臭い!」ということはありませんか?

それはエアコンの中がカビだらけになっている事が原因かも知れません。

エアコンの中は実はカビがとても繁殖しやすいんです!ご存知ですか?
しかもエアコン内部のカビは風にのって、部屋中に撒き散らされ、私たちが息をするたびに肺の中へ…。

カビって恐ろしいですよね!と言うことで、今回はエアコンのカビについて書かせて頂きます。

エアコンのカビはどこに生えるのでしょうか?

実はカビの生えやすい場所は決まっていて、主に2箇所です。

①熱交換器(アルミフィン)

フィルターを外すと見える細かいアルミの板が、ジャバラ状になっている場所です。

②ファン

送風口をライトで照らして覗くと中には、横長な筒状の形に羽がついたファンがあります。

これがグルグルと回転する事で風を起こす仕組みになっています。

ここに付着したカビが風に乗って、風向きを変える部品(ルーバー)などにまた付着します。

これがカビを部屋中に撒き散らす仕組みとなっている訳です。

カビが生えてしまう原因やその危険性などはこの後紹介します。

なぜエアコンにはカビが生えるのか?

それはエアコン内部の環境がカビの発育にとって、非常に好条件だからです。

カビは生き物です。

発生しやすい条件は

湿度が高い事

温度が20~30℃ぐらい

ホコリと汚れがある事(カビの栄養分となります)

です。

温度はそもそもエアコンが快適な温度にする家電なので、好条件になって当然です。

カビは5~45℃の温度下で繁殖可能なので、エアコンを切ってもカビは元気に増え続ける事が可能な訳です。

次に湿度ですが、エアコンは冷房をつけると先ほどご紹介した熱交換器(アルミフィン)の部分に結露が出来ます。

なぜ結露が出来るのかというと、冷房をつけると冷えたアルミフィンに空気が触れて、空気が冷えます。
その冷やされた空気が、室内へ送り出されることで、部屋全体がひんやりと冷やされるわけなんです。
そして、この空気が冷やされるときに、アルミフィンの部分に結露が発生し、冷やされた空気がファンに乗ることでファンにも結露が発生します。
冬場に暖房をつけた部屋の窓ガラスに結露が発生するのと同じ仕組みです。空気が冷やされると、気体となっていた空気中の水分が液体になって現れるのです。

フィンにできた結露の水分は、ドレンパン(排水管)を通って外に排出されます。
ですが、湿度が高いのは事実。

ドライ運転があるのに、実はエアコンの中は湿度が高い、って驚きですよね。

次に汚れを確認してみましょう。

カビは生き物。繁殖するには、当然栄養が必要です。栄養となるのは、先ほども紹介しましたがホコリなどの汚れです。

エアコンのフィルターってご覧になった事がありますか?
結構ホコリが溜まって汚れてますよね。

あとエアコンの取付位置は部屋の一番高い位置にありますので、脚立などを使わない限り上部の清掃は出来ません。

エアコンの上はホコリがたくさん詰まっている場合がけっこうあります。
つまり、エアコンの中はカビの栄養もたくさんという訳です。

 

いかがでしょうか?
「温度」「湿度」「汚れ」のカビの発生条件の揃ったエアコン内部。エアコンの中にカビが生えない訳がないですよね…。

特に、冷房を使う時には要注意です。

エアコン内部に生えたカビは実は、とても危険なんです。
エアコン内部にカビが生えていたら、その風に乗ってカビが部屋中に飛び散ってしまいます。

快適なはずのエアコンですが空気中に舞っているカビは、私たちが吸い込んでしまいます。
そして、体内に侵入したカビは、人間の病気の原因となることがあります。

体内に入ったカビは肺の中に吸い込まれてしまい、肺炎を起こすことがあるのです。

肺炎の症状としては、咳・発熱などがあり呼吸困難になることもあります。
ですので放っておくと危険です。
カビの種類によってはさらに、アレルギー性鼻炎など、アレルギーの原因となることもあります。
くしゃみ・鼻水が、エアコンのカビによって引き起こされることもあります。

エアコンの中のカビって本当に怖いです!特に小さなお子様にとっては、アレルギー発症の引き金となってしまう事も多いといいます……。


それでは次はエアコンのカビの退治方法をご紹介します。

エアコンの中にカビが生えていたら、すぐに除去しなければなりません。

エアコンのルーバーやカバー、フィルターを外します。

電子部品に水かかからないように養生します。

もし水がかかった場合、ショートしてしまい故障します。

流した水がバケツに溜まるようにマスカー(養生シート)を巻いていきます。

カバー類はベランダや浴室などで洗剤で水洗い。

本体はアルミフィンとファンの部分に洗剤を吹き付けて、高圧洗浄機でカビと汚れを洗い流していきます。

洗い流した汚れ

素人の方がご自身で同じように清掃されるのは難しいかと思います。

洗い終わった水をバケツに集めるように養生するのが難しいのと、電子部品に水がかかり故障するリスクがあります。

水を使わない清掃だと可能かと思いますが、カビや汚れを洗い流して除去する事が出来ないので、完全にキレイにする事は困難でしょう。

エアコンの清掃は、プロに任せた方が安心で効果的です。

エアコンの吹き出し口を覗いた際に、カビが見えたらぜひ私共にご用命下さい。

皆様とご家族の健康の為に徹底的に除去させて頂きます。