1.食器用洗剤と台所のちょっとしたおそうじ
●はじめに
毎日のように使うコップやお皿、洗い場にため込んでいませんか。
朝は忙しいもの。シンクに置いて外出、帰ってきてから洗うことは多いと思います。
食洗器を活用している方の中には、中の熱の棒にプラスチックが当たって焦げ付かせた経験から、自宅にいる夜にまとめて洗うこともありますよね。
私は、外出するときはササッと洗ってしまうことが多いです。
量が多かったり面倒に思うときは食洗器を使って、なるだけため込まないようにしています。
食器を洗う食器用洗剤、当たり前のように使っていますが便利だと思いませんか。
特に食洗器は、お湯と洗剤で洗って乾燥までしてくれるものもあります。
今日は、食器用洗剤を使った食器洗いやちょっとした台所のおそうじについて触れてみたいと思います。
●食器用洗剤の特徴
食器用洗剤で油が浮き上がるCMを見たことがあるかと思います。
お皿を中性洗剤に付け置きすると、フワーッと風船のようにはがれていくシーンです。
あれば、お皿から油分が引き剥がされているんです。
いわゆる、「汚れが取れていること」そのものなのです。
食器用洗剤には界面活性剤のチカラで、脂分とお皿を切り離してくれるのです。
界面活性剤は、水に「なじまないものをなじませる」性質を持っています。
このチカラを利用して。油分を水にまじませてお皿から引き剥がすのです。
中性洗剤は、文字通り中性。よく聞くアルカリ性と酸性の中間です。
両極端の間なのでお肌には比較的やさしくて使いやすいイメージをお持ちだと思います。
その通りです。
食器用洗剤の裏の説明書きを見てみてください。
・用途 / 野菜・果物・食器・調理用具
・液性 / 中性
・成分 / 界面活性剤・・・
なんと、食べ物を洗えるほどやさしいのです。
●食器棚のおそうじ
台所に立っていると、食器棚の汚れが気になりませんか。いつかまとめて拭きあげたいなと思いながら、お料理を作ったり食器を洗ったり。
「今日は思い切って、扉や棚を拭いてみよう」と意気込んだら固く絞ったタオルで表面も内側も拭いてみましょう。
その前に、中に入っている食器類は避難させておきましょう。その方が思い切ってササーッと吹き上げることができます。
面倒に感じるかもしれませんが、その都度動かすより時間短縮になりますよ。
でも表面は、案外油やホコリが付いていたりします。
湯気と一緒に、壁や食器棚に付いてしまうのですね。
そんな汚れには、食器用洗剤で拭き取りましょう。
洗剤は薄めにして、それでも落ちないない時は徐々に濃くして再チャレンジ!
しかしコビレ付いた油汚れは、食器用洗剤では落としきれない場合があります。
そんな時は、アルカリ性の洗剤が活躍します。
アルカリ性は油分を分解してくれますので、中性洗剤の引き剥がすチカラより強いのです。
お店の台所用洗剤のコーナーで、洗剤の注意書きに弱アルカリ性のものを探してみてください。
アルカリ性ではなく、弱アルカリ性です。手や肌にやさしいからです。
シュッ、シュッと吹きつける泡スプレータイプのものがあると思います。タオルなどに付けて汚れた箇所を撫でてあげてみてください。
まずは、撫で拭きしましょう。また食器用洗剤と同じような容器に入ったタイプもあります。
こちらは、数滴を水と馴染ませて泡立ててから拭きあげましょう。
●まとめ
・食器や洗剤などは、あらかじめ避難。
・食器はもちろん、戸棚も中性洗剤。
・中性洗剤で落としきれない油汚れには、弱アルカリ性の洗剤。
・食器はこまめに、戸棚は月1回は手短に一気に仕上げましょう。