すぐに何とかしたい「畳カビ」自宅で可能な応急処置とは
梅雨の季節などに、畳にカビが生えているのを発見して驚いた経験はありませんか?
本来畳はカビにくい素材なのですが、家の気密性が高くなり、上手く湿気が逃げていかなくなったことでカビやすくなってしまったのです。
悪臭の原因となるだけではなく、健康に悪影響を与えてしまう畳のカビ。
見つけたらすぐ自宅にあるもので応急処置をすることが大切です。
今回は、カビが発生する原因や予防のコツ、応急処置の方法をご紹介します。
カビ対策の要は「除湿」
畳が「井草」という植物で作られているのはご存知かと思います。
この井草は、空気中の水分を吸収したり放出したりすることで部屋の水分を調整してくれているのです。
しかし先ほどお話ししたように、住宅の気密性が高まったことで湿気の多さが井草の吸収できる限界を超えてしまい、カビが繁殖するようになってしまいました。
畳のカビ防止で最も大切なのは、「部屋の除湿」です。
湿気の多い季節は、除湿機やエアコンのドライ機能を活用しましょう。
また梅雨の時期だけではなく、雨が多く、洗濯物の部屋干しが多くなる時期も同様に注意するようにしてくださいね。
畳のカビ落の応急処置!
どんなに気をつけていても、気付いたらカビが生えていた! ということは少なくありません。
慌てて掃除をしようと雑巾で畳を強くこすってしまったり、無理に剥がしてしまったりすると、畳の目にカビの胞子が入り込んでしまいます。
そんなときは、落ち着いてどこの家にもある「あるもの」を使い、カビを撃退してしまいましょう。
あるものとは、「お酢」のことです。お酢には殺菌、消臭効果があるため、カビを撃退・予防してくれるのです。
お酢を水で薄めた液で雑巾を固く絞り、畳の目に沿って拭いていきましょう。
カビが舞ってしまわないよう、ゆっくりと拭くのがポイントです。
最後に乾いた雑巾で拭いたら完了になります。
しばらくはお酢の匂いが気になるかもしれませんが、お酢の匂いが消える頃にはカビの臭いも一緒に消してくれるので辛抱です。
お酢なら井草を変色させる心配がなく、赤ちゃんやペットが舐めてしまっても身体に害がありません。定期的に酢水で畳を拭き、カビを予防してあげましょう。
いかがでしたか?
畳にカビが発生してしまった際に試したい、オススメの撃退方法をご紹介いたしました。
カビの撃退や予防に効果を発揮してくれるお酢は、シンクやお風呂にも応用することができます。
カビが気になる部分は、定期的に酢水でお手入れしてあげましょう。
部屋干しの機会が多いという方は、洗濯物の下に新聞紙をたくさん広げておくのも効果的ですよ。
部屋の湿気を予防し、カビを発生させないよう注意して過ごしていきましょう。