今さら聞けない? 和室掃除の基本をマスターしよう!
「和室の基本的な掃除方法なんて今さら人には聞きにくい!
「和室は掃除しにくい」
なんて思っていませんか?
いくつかのコツをおさえれば、和室掃除は難しくないです。
和室掃除の基本!
和室掃除の基本は「上から下、奥から手前」です。
ホコリは上から下に落ちるものですから、まずは上から「はたきがけ」をします。
天井に近い電気のカサ、壁と天井の境目、家具の上、障子のホコリを落としましょう。
続いて棚の上や置物の周辺など、下の方のホコリを取り除きます。
落としたホコリや汚れを、今度は奥から手前に向かって集めます。
上から下、奥から手前の順番で掃除すれば、お部屋から汚れをシャットアウトすることができます。
畳はていねいに掃除しよう
天然素材でできている畳は、畳の目にそって掃除することが大切です。
畳の目にそって掃除機をかけないと、あとあと畳がボロボロになってしまいます。
また掃除機をかけたあとの畳をから拭きすれば、もっとキレイにすることができます。
汚れがある場合の水拭きは、しっかりとしぼった雑巾で拭くようにしましょう。
畳は水分に弱いので、拭き掃除のあとは部屋をしっかりと換気して乾かすことも大切です。
丁寧に畳を掃除すれば、畳の間のゴミやダニを除去することができ、清潔な和室にすることができます。
障子をお手入れ方法
障子は紙でできていますので、傷むのを防止するために水拭きを避け、ハタキやハケを使います。
ただし、黄ばみが気になる障子のお手入れには「お酢」を取り入れてみましょう。
水200mlに対し、お酢2gの割合で薄めたスプレーを用意します。
これを障子に吹き付けると黄ばみが少しスッキリしますし、その後の黄ばみの防止になります。
しかしもともと障子は消耗品、昔は年に一度は貼り替えるものでした。
黄ばんでしまったり破れてしまったりして見栄えが悪いなと思ったら、貼り替えるようにしましょう。
和室掃除の小ワザ
畳に茶殻をまいて掃き掃除をする、という日本の伝統的な清掃方法も知っておきたいものです。
茶殻をまくことで、ホコリが舞いにくくなるだけでなく、除菌、消臭の効果もあります。
ホウキで掃除をする場合も、掃除機と同じように畳の目にそって掃くようにするのがポイントです。
また、障子やふすまのレール部分のゴミやホコリは掃除しにくいですよね。
そんな時は、レールに輪ゴムを数本置いて、輪ゴムの上を滑らせるように戸を開け閉めします。
こうすれば輪ゴムにたくさんのホコリが絡みついてスッキリとキレイになります。
また、レールの滑りが悪い時にはロウソクを塗りこむことで、スムーズに開閉ができるようになりますよ。
まとめ
いくつかのコツをおさえて掃除をすれば、和室はもっとキレイで暮らしやすい空間にすることができます。
日ごろからしっかり掃除をして、いつでもお客様を気持ちよくお迎えできる和室にしたいものですね。